第五十七回 大森・中原句会 平成二十七年一月二十五日(日)木村ビル三階
出席者 高橋春風子 松島敏子 根里房人 石川列雲子 星野庄介
披講 石川列雲子
◯今月の注意点
①季語は一句に一つが原則。
②「や・かな」はやめよう。
③「娘」は「こ」と読ませないこと。
④俳句は意外性。
⑤因果関係で作らない。
⑥固有名詞は一句に一つ。
⑦下五「や」切れはよそう。
⑧旧仮名に。
⑨一人よがりはやめる。
⑩切れを大切に。
⑪言葉を整理して。
⑫季語は修飾しない。
⑬「花」は「桜」を意味するから注意。
⑭言葉の組み立てを考えよう。
★高橋春風子
鍋のもつ舌に転がす一人酒 (敏子)
【添削】寄せ鍋や酒をふくみて転がして
看とるとは愛することよ冬のばら(庄介)
【添削】看取るとは愛することや冬のばら
早梅や池上線を見下ろして (庄介)
成人の日とて酌む子や姦しく (庄介)
雌伏して赤じゅうたんの師走かな
義姉訪ひて施設賑わふ書初展
【添削】義姉訪ひて書初展の施設かな
★松島 敏子
年新らた見慣れし街の鮮やかさ(列雲子)
【添削】年新た見慣れし町も新たなり
小慾の我を笑ふか寒の月 (春風子)
孫集ひ笑いすねてるお正月 (房人)
初春やまだ七十二花よ咲け
(房人・列雲子)
【添削】初春や七十二歳小僧なり
何気ない日々温かみや初日かな(房人)
【添削】何気ない日々を重ねて初日かな
生きてゐるこの眼で死なん冬の月
(列雲子)
★根里 房人
真白き富士を拝みて松の内 (列雲子)
初春や安房の花々色香かな (列雲子)
【添削】初春や安房を彩る花の数
海風がめくる船宿初暦 (春風子・敏子)
【添削】船宿や海風めくる初暦
雑煮食ふ一年一度の家族愛
(春風子・敏子)
元日の国旗かかげて山の家
【添削】元日や国旗掲げてホームレス
初富士や頭かくして帽子岩
★石川列雲子
君は君俺は勝手に熱燗や (敏子・庄介)
【添削】君は君俺は俺なり燗熱し
幸せになろふと思ひ豆撒や(房人・敏子)
【添削】豆撒きのもとより幸を呼ばうなり
たばこ吸ふ成人式の可愛い娘
(房人・敏子)
【添削】煙草吸ふ成人式の娘かな
河豚ちりや気配り見せぬ仲間達(庄介)
【添削】河豚ちりや気配り時に仲間たち
何もかも来ない用水月冴ゆる
運河沿ひ行列なすや百合かもめ
★星野 庄介
模写したる良寛の書や春近し
(春風子・列雲子)
寒昴仰げば邪心失せにけり (春風子)
寒造り酌むべしをみな愛すべし
(春風子・房人)
厳寒や黄味あざやかに目玉焼
空き部屋の増えて二人や春隣
侘助におもかげ浮かぶ別離かな
○大森・中原句会(合同)のご案内
日時
平成二十七年二月二十八日(土)十三時集合
場所 大森駅・山王口・木村ビル(三階)
終了後に懇親会です。
ご出席願いたく宜しくお願い致します。
(尚、変更がある場合は早めに連絡致します)
〇炎天(春号)のご案内
原稿の締め切り 二月十五日(日)までに
お願い致します。
大森・中原「特別作品10句とエッセイ400字見当」
根里房人さん(よろしくお願い致します)
「炎天集8句」用は 八句です。
「日々折々の記200字見当」皆さんご検討の上、お願い致します。
以上
出席者 高橋春風子 松島敏子 根里房人 石川列雲子 星野庄介
披講 石川列雲子
◯今月の注意点
①季語は一句に一つが原則。
②「や・かな」はやめよう。
③「娘」は「こ」と読ませないこと。
④俳句は意外性。
⑤因果関係で作らない。
⑥固有名詞は一句に一つ。
⑦下五「や」切れはよそう。
⑧旧仮名に。
⑨一人よがりはやめる。
⑩切れを大切に。
⑪言葉を整理して。
⑫季語は修飾しない。
⑬「花」は「桜」を意味するから注意。
⑭言葉の組み立てを考えよう。
★高橋春風子
鍋のもつ舌に転がす一人酒 (敏子)
【添削】寄せ鍋や酒をふくみて転がして
看とるとは愛することよ冬のばら(庄介)
【添削】看取るとは愛することや冬のばら
早梅や池上線を見下ろして (庄介)
成人の日とて酌む子や姦しく (庄介)
雌伏して赤じゅうたんの師走かな
義姉訪ひて施設賑わふ書初展
【添削】義姉訪ひて書初展の施設かな
★松島 敏子
年新らた見慣れし街の鮮やかさ(列雲子)
【添削】年新た見慣れし町も新たなり
小慾の我を笑ふか寒の月 (春風子)
孫集ひ笑いすねてるお正月 (房人)
初春やまだ七十二花よ咲け
(房人・列雲子)
【添削】初春や七十二歳小僧なり
何気ない日々温かみや初日かな(房人)
【添削】何気ない日々を重ねて初日かな
生きてゐるこの眼で死なん冬の月
(列雲子)
★根里 房人
真白き富士を拝みて松の内 (列雲子)
初春や安房の花々色香かな (列雲子)
【添削】初春や安房を彩る花の数
海風がめくる船宿初暦 (春風子・敏子)
【添削】船宿や海風めくる初暦
雑煮食ふ一年一度の家族愛
(春風子・敏子)
元日の国旗かかげて山の家
【添削】元日や国旗掲げてホームレス
初富士や頭かくして帽子岩
★石川列雲子
君は君俺は勝手に熱燗や (敏子・庄介)
【添削】君は君俺は俺なり燗熱し
幸せになろふと思ひ豆撒や(房人・敏子)
【添削】豆撒きのもとより幸を呼ばうなり
たばこ吸ふ成人式の可愛い娘
(房人・敏子)
【添削】煙草吸ふ成人式の娘かな
河豚ちりや気配り見せぬ仲間達(庄介)
【添削】河豚ちりや気配り時に仲間たち
何もかも来ない用水月冴ゆる
運河沿ひ行列なすや百合かもめ
★星野 庄介
模写したる良寛の書や春近し
(春風子・列雲子)
寒昴仰げば邪心失せにけり (春風子)
寒造り酌むべしをみな愛すべし
(春風子・房人)
厳寒や黄味あざやかに目玉焼
空き部屋の増えて二人や春隣
侘助におもかげ浮かぶ別離かな
○大森・中原句会(合同)のご案内
日時
平成二十七年二月二十八日(土)十三時集合
場所 大森駅・山王口・木村ビル(三階)
終了後に懇親会です。
ご出席願いたく宜しくお願い致します。
(尚、変更がある場合は早めに連絡致します)
〇炎天(春号)のご案内
原稿の締め切り 二月十五日(日)までに
お願い致します。
大森・中原「特別作品10句とエッセイ400字見当」
根里房人さん(よろしくお願い致します)
「炎天集8句」用は 八句です。
「日々折々の記200字見当」皆さんご検討の上、お願い致します。
以上