ジャッカルの日

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俳句集団「炎天」 大森・中原句会  1月25日(公式)

2015-01-28 10:18:33 | 日記
第五十七回 大森・中原句会 平成二十七年一月二十五日(日)木村ビル三階     
出席者  高橋春風子 松島敏子 根里房人 石川列雲子 星野庄介
披講   石川列雲子

◯今月の注意点 
 ①季語は一句に一つが原則。
 ②「や・かな」はやめよう。
 ③「娘」は「こ」と読ませないこと。
 ④俳句は意外性。
 ⑤因果関係で作らない。
 ⑥固有名詞は一句に一つ。
 ⑦下五「や」切れはよそう。
 ⑧旧仮名に。
 ⑨一人よがりはやめる。
 ⑩切れを大切に。
 ⑪言葉を整理して。
 ⑫季語は修飾しない。
 ⑬「花」は「桜」を意味するから注意。
 ⑭言葉の組み立てを考えよう。

★高橋春風子
    鍋のもつ舌に転がす一人酒  (敏子)
【添削】寄せ鍋や酒をふくみて転がして
    看とるとは愛することよ冬のばら(庄介)
【添削】看取るとは愛することや冬のばら
    早梅や池上線を見下ろして  (庄介)
    成人の日とて酌む子や姦しく (庄介)
    雌伏して赤じゅうたんの師走かな
    義姉訪ひて施設賑わふ書初展
【添削】義姉訪ひて書初展の施設かな

★松島 敏子
    年新らた見慣れし街の鮮やかさ(列雲子)
【添削】年新た見慣れし町も新たなり
    小慾の我を笑ふか寒の月  (春風子)
    孫集ひ笑いすねてるお正月  (房人)
    初春やまだ七十二花よ咲け
               (房人・列雲子)
【添削】初春や七十二歳小僧なり
    何気ない日々温かみや初日かな(房人)
【添削】何気ない日々を重ねて初日かな  
    生きてゐるこの眼で死なん冬の月
                 (列雲子)
          
★根里 房人
    真白き富士を拝みて松の内 (列雲子)
    初春や安房の花々色香かな (列雲子)
【添削】初春や安房を彩る花の数
    海風がめくる船宿初暦 (春風子・敏子)
【添削】船宿や海風めくる初暦
    雑煮食ふ一年一度の家族愛
              (春風子・敏子)
    元日の国旗かかげて山の家
【添削】元日や国旗掲げてホームレス  
    初富士や頭かくして帽子岩                      

★石川列雲子
    君は君俺は勝手に熱燗や (敏子・庄介)
【添削】君は君俺は俺なり燗熱し
    幸せになろふと思ひ豆撒や(房人・敏子)
【添削】豆撒きのもとより幸を呼ばうなり
    たばこ吸ふ成人式の可愛い娘
               (房人・敏子)
【添削】煙草吸ふ成人式の娘かな
    河豚ちりや気配り見せぬ仲間達(庄介)
【添削】河豚ちりや気配り時に仲間たち
    何もかも来ない用水月冴ゆる
    運河沿ひ行列なすや百合かもめ

★星野 庄介
    模写したる良寛の書や春近し
             (春風子・列雲子)
    寒昴仰げば邪心失せにけり (春風子)
    寒造り酌むべしをみな愛すべし
              (春風子・房人)
    厳寒や黄味あざやかに目玉焼
    空き部屋の増えて二人や春隣
    侘助におもかげ浮かぶ別離かな

○大森・中原句会(合同)のご案内
 日時  
  平成二十七年二月二十八日(土)十三時集合
 場所  大森駅・山王口・木村ビル(三階)
    終了後に懇親会です。
    ご出席願いたく宜しくお願い致します。 
 (尚、変更がある場合は早めに連絡致します)

〇炎天(春号)のご案内
   原稿の締め切り 二月十五日(日)までに 
  お願い致します。
  大森・中原「特別作品10句とエッセイ400字見当」
    根里房人さん(よろしくお願い致します)
「炎天集8句」用は 八句です。 
「日々折々の記200字見当」皆さんご検討の上、お願い致します。
                  以上