フリーランスとして働き始めるには、様々なことを自分で決めなければなりません。一緒に仕事をしていくクライアントや、税金関係のことまで様々です。その中でも単価を決める時は、色々と悩む人も多いでしょう。それは、自分の思いとクライアント側の都合など、折り合いをつけなければならないことが多いことも要因の一つです。では、何を優先してどのように単価を決めれば良いのでしょうか。
まず大事なことは、その仕事の単価の相場を知ることです。例えばIT業界の場合、社内SEの平均単価は60万円、ITコンサルタントは79万円、webライターは文字単価1円からとあります。この相場を元に、自分のスキルと経験がどこに当たるのかを考えましょう。
しかし、自分ではこの単価が妥当と考えていても、クライアントが「求めるレベルに達していない」と判断することもあります。また、どうしても案件を取りたいからと、低価格で設定することも避けましょう。これは、自分のモチベーションが下がることはもちろん、生活をしていかなければいけないという、大前提の部分が崩れてしまう恐れがあるからです。
また、実績を積んでいくと、単価交渉を考える場合もあるでしょう。その場合のポイントは、タイミングに注意することです。
仮に、クライアントからの信頼が得られていない時に交渉をした場合、あまり良いイメージを持たれず、最悪の場合案件が終了してしまう可能性もあります。半年から1年位の長い付き合いがあること、クライアントとの約束ごとが継続して守られていて修正が無いこと、そして新しい業務を任されたり、契約更新時が単価交渉し易いタイミングと言えるでしょう。