J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

06.11.19まで

2006年11月20日 | 地震関連・防災
旬間で、有感地震を記録していると、地球の地面のせめぎあいが、きしむ音とともに聞こえてくるような気がすることがある。
日本列島の乗っている幾つかのプレート同士が、押し合いながらいつでも動いていて、時折地殻が壊れる。
なんだか、新陳代謝をしているように思える。
地球という星の身になってみると、若い活発な生の星のあるべき姿で、いきいきと活動しているんだな、などと妙に感心したりする。

しかし、暴れん坊な活動は、その上に張り付いて生活している立場から言えば、できるだけ、分かりやすくいてもらいたいものなのだが。

地震に関する地表の揺れや、地層、近くの研究が進み、東海地震に関しても、新たな学説が生まれてき始めている。
単独では起こらない、というのが、どうも共通の説になりつつあるようだが、いずれにせよ、地震は起こらないわけではない。

毎日のように起こる地震は、予兆なのか、通常なのか、本震はどれなのか、素人には学術的区別は分からないが、研究が進んでも、地震の予知は、未だ難しい。

しかし、大きな地震が起こった後の余震については、かなり、予想が可能になっているらしい。

気象庁が各月発行している「こんにちは!気象庁です!」の11月号に、余震について掲載されている。

「本震はもちろんのこと、その後発生する余震の発生を予知することはできませんが、最初の大きな地 震(本震)とその後の一連の余震の起こり方には法則性があるので、余震活動の見通しが立てられます。」

というわけで、大地震が起これば、その後の予測はかなり高確率で立てられる。

「余震発生確率の計算には2つの経験則を利用します。
ひとつは”余震は規模の大きいものほど少ない”という法則(法則A)、もうひとつ は”余震は時間とともに減っていく”という法則(法則B)です。」

経験から法則を抽出し、科学しているのか。

「これらはともに簡単な数式で表され、 実際の余震活動に驚くほどよく合致します。本震から約1日程度の余震の観測から活動の活発さを推定し、 2つの数式を組み合わせると、余震発生確率が計算できるのです。」

予知は世界中が目指しているにもかかわらず、難しい。

津波は、予測技術やネットワークも進んだ。

その場、そのことにおいての科学は、どの分野でも、かなり有用に進んでいる。
全体の相互関係を読み解くというのは、いかに難しいことなのか、これは、やはり、生物なのだな。

*気になる地震を旬間で記録しています。
12日23時46分頃 伊豆半島東方沖 M3.6 震度3

13日14時22分頃 浦河沖 M4.0 震度1 
13日22時50分頃 東京湾 M3.2 震度1 

14日12時07分頃 栃木県北部 M2.7 震度1
14日21時33分頃 岩手県沖 M4.0 震度1 

15日10時09分頃 岩手県沿岸北部 M2.9 震度1
15日15時09分頃 茨城県南部 M3.2 震度1
15日17時39分頃 茨城県北部 M3.9 震度3 
15日20時05分頃 三重県南部 M2.8 震度1

16日17時03分頃 新島・神津島近海 M2.6 震度1 
16日17時07分頃 新島・神津島近海 M2.5 震度1
16日18時18分頃 新島・神津島近海 M2.6 震度1 
16日21時01分頃 新島・神津島近海 M1.9 震度1 
16日22時22分頃 新島・神津島近海 M2.5 震度1

17日00時48分頃 新島・神津島近海 M2.4 震度1 
17日00時48分頃 新島・神津島近海 M2.4 震度1 
17日21時32分頃 三重県南東沖 M5.1 震度2 
*この地震では、震源地とは慣れた関東地方を中心に揺れた。
気象庁のページhttp://www.jma.go.jp/jp/quake/17214000391.html
18日03時03分頃 奄美大島近海 M6.2 震度4 
18日04時29分頃 静岡県東部 M2.2 震度1 
18日04時35分頃 神奈川県西部 M2.6 震度1 

19日01時05分頃 浦河沖 M3.9 震度1
19日06時36分頃 栃木県北部 M3.2 震度3 
19日08時59分頃 茨城県沖 M4.0 震度1 
19日13時29分頃 豊後水道 M4.4 震度3

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