J’sてんてんてまり

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火山の様子

2013年03月12日 | 地震関連・防災

今月の定例発表。

全国の火山活動の監視とデータによる評価を発表している。
気になる富士山と箱根については、こちら。

 

富士山 [噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)]
・ 東北地方太平洋沖地震(2011年3月11日)の発生直後は山体周辺の地震活動はみられませんでした。
 2011年3月15日に山頂の南南西約5km、深さ15kmを震源とする静岡県東部の地震(マグニチュード6.4、最大震度6強)が発生しました。
 それ以降、その震源から山頂直下付近にかけて地震活動が活発な状況となりました。
 その後、地震活動は低下しつつも継続しています。

・ その他の観測データで異常を示すものはなく、噴火の兆候は認められません。

・ なお、富士山3合目(山頂の北西約6km)で、2012年2月10日にかすかな湯気が確認されましたが、
 4月、5月、7月及び11月の現地調査では湯気は認められず、硫黄臭や温度の異常も認められませんでした。

箱根山 [噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)]
・ 2013年1月中旬から駒ヶ岳~仙石原付近の浅い所を震源とする規模の小さな地震が増加しましたが、
 2月下旬以降、地震は少ない状態で経過しています。低周波地震や火山性微動は観測されていません。

・ 体積ひずみ計や傾斜計による地殻変動観測では、
 2013年1月上旬頃から山体の膨張を示すわずかな変化がみられていますが、
 2月中旬頃から鈍化する傾向がみられます。
 GPSによる地殻変動観測では、2012年末頃から箱根山周辺の一部の基線にわずかな伸びの傾向がみられています。

・ 箱根山では、2001年6月から10月にかけて地震が多発し、
 地殻変動観測でも山体の膨張を示す変化がみられ、噴気活動が活発化しました。
 現時点では、2001年の活動と比べ、観測されている地殻変動は小さく、
 噴気等の表面現象にも特段の変化はみられず、噴火の兆候は認められません。

 

火山噴火予知連絡会 会長会見
http://www.jma.go.jp/jma/press/1303/12b/yochiren130312.html

気象庁・火山のページ

 



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