
イコライザーには、パラメトリックとグラフィックがあります。
中心となる周波数、調整する帯域の幅、音量を3つの項目を細かく調整できるものをパラメトリックで、ご存知のようにアンプ等についているコントロールは回転式ノブ型、High Mid Low の3バンドイコライザーなんかがそうです。(Boogie等グラフィックイコライザーのついたものもあります)
最近マルチエフェクター等の視覚的に操作できるものがあり、山に例えるとして、山の頂点(1番あげたい周波数)を移動させたり、山の幅を変えたり(帯域を広くしたり、狭くしたり)、崖のようにある位置からカットしたり、なだらかな山にしたり、とがった山(ある周波数を強調)にしたり、できる便利なものもあります。
また、パラメトリックは、隣接してる帯域との兼ね合いの調整も重要になってきます。
それに対し、グラフィックイコライザー(以降グライコと略します)は、周波数、調整する帯域の幅、音量のうち、周波数と幅が決まっているものを コントロールはスライド式のある周波数に細かく割り当ていて、その各摘みを上下に動かして、帯域、音量を上下に変化させる。複数のスライド式摘みにより、その周波数/帯域の位置が視覚的に判断できるように配置してあります。
グライコはエフェクターの中で、地味な存在のように思えます。
根本的な音質はギター(ベース他も)&アンプに由来するものでしょうが、グライコは、それから、なおいっそう自分の思い描く音質に近づけれるエフェクターだと思います
特定の周波数を強調したりカットしたり、全体の音質を均等化したり、明確化したり、音の補正、積極的な音作りにも活躍します。
ハウリングの防止やブースターとしての活用、ハム⇔シングルと言った効果も期待できます。
グラフィックであるMXR 10-band EQ M108ですが、18Vの電源使用(セットになってます)で、上掲載写真のようにONにするとすべてのスライドが電飾され、暗いステージでも凄くわかりやすいです。
OFFにすると下掲載写真のようにVOLUMEとGAINのみが光り、電気がちゃんと供給されてるのがわかります。

更に下に掲載写真のようにすべて0の所フラットにすると忠実な原音になり、エフェクターを通した時のノイズもありません。
まーエフェクターOFFにすればよいだけの事ですが・・・。

ナチュラルな掛かり具合で、エグくなる事もなく、音痩せを感じる事もありません。
コンパクトエフェクターなのに10バンドもあり、細かい設定が可能です。
どの歪系エフェクターとの相性もよさそうです。
ピックアップの交換やシールドの総取替えを検討されてる方も、まずこれをを試されたらどうかなと思います。
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