冒頭、面白く引き込まれる
何故か姿を現さない依頼人とミステリアスに進む。絵画やセット、小道具が良く作品に重厚さがある。
中盤から少々一辺倒な緊張を持たせたまま進むので、少し中弛みを感じる。ありがちなエンディングとなる。ただどのシーンをとってみても丁寧で仕上がりで映像に見ごたえ十分。
凝った作りを加味し★3.7
天才的な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、資産家の両親が遺(のこ)した美術品を査定してほしいという依頼を受ける。屋敷を訪ねるも依頼人の女性クレア(シルヴィア・フークス)は決して姿を現さず不信感を抱くヴァージルだったが、歴史的価値を持つ美術品の一部を見つける。その調査と共に依頼人の身辺を探る彼は……。