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画家・中村順二さんに温めてもらった日

2009-02-26 22:38:43 | 日記・コラム・つぶやき

Hinamatsuri01  柏市大津が丘に『中村順二美術館』という建物があり、そこで3月3日まで「ひな祭り展」があるという話なので行ってみました。自宅からさほど遠くはないのですが、場所は国道16号線沿いで非常に車の往来が激しい場所、それに失礼ながら小さい美術館なので時速60~70kmで走っていると一瞬のうちに通り過ぎてしまうという状況にありました。



 まずは何とか到着、駐車スペースは1台のみで運よく空いていたので滑り込み中に入りました。やはり内部も狭いスペースですがかなりうまい具合にディスプレーされています。
 この企画展は画家・中村順二さんの作品とは直接関係はありませんが、やはり「ひな祭り」というと女の子のお節句、緋毛氈もお雛様も赤が基調色ですから内部はパッと花が咲いたような華やかさがチラッとありましたね。そこに色彩感覚豊かな人形やタペストリー様のものが所狭しと置いてあったり掛けてあったり、これってなかなか良いものですね、僕も二人の孫娘ができたからでしょうか。



 中村順二さんという天才画家の絵も何点か置いてありました。その素晴らしい画風を見ていてすぐに、山中湖畔村で拝見した「岩下哲士」さんを思い出しましたね、どこか共通する感性でもあるんでしょうか。
 中村順二さんは茨城県取手市に生まれました。先天的なダウン症による知的障害だったそうです。しかし、その色彩感覚は独特のものがあり幼少期から注目されました。中学1年になったころからクレヨン画、水彩画、墨絵などを本格的に描き始め500点以上の作品を残し、なんと27歳の若さで天国に召されました。
 拝見していると優しさあふれる絵に心が癒され、今日の寒空の下で心が温められたような気がしました。きっと彼は幸せだったんだなぁと想像しながら帰宅しました。