iwasenの高校英語講座

高校英語を学びたい生徒たち、学び直したい人のためのブログ。

岩瀬大輔さんの動画公開しました

2020-03-14 07:36:28 | 日記

ライフネット生命創業者の岩瀬大輔さんをゲストティーチャーにお迎えして、オンライン授業を行いました

2020-03-13 18:06:09 | 日記
岩瀬大輔さんとは

毎日日替わりで行っている外部講師をお招きして行う特別授業。

本日の講師は、元ライフネット生命保険保険株式会社取締役会長の岩瀬大輔さんです。

岩瀬大輔さんは『入社一年目の教科書』『ハーバードMBA留学記 ~資本主義の士官学校にて~』『132億円集めたビジネスプラン』などの著者でもあり、戦後初の新たな生命保険会社を創業された方です。

iwasenとは非常に近い親戚でもあったため、今回はお忙しい中で本校1クラスだけのために時間を作ってくださいました。



高校時代について

高校時代にご家族がアメリカに転勤になったため、男子寮で生活していた。

風呂やトイレは共同であり、その中でも寮長さん夫妻や食事を作っていただく夫妻にとてもお世話になった。

また高校時代にJAZZとの出会いを果たし、それが今も趣味として続いている。





ターニングポイントのきっかけ

中高時代の出会いが将来に大きな影響を与える。

例えば本を読んだことがきっかけでその後の起業につながっていた某会社社長の事例。

高校生の時にドキュメンタリーをテレビを見て難民問題に関心をもったことで、人権派国際弁護士になった方の事例。

そして、岩瀬大輔さんは親以外の大人の言葉が胸に刺さることで人生のターニングポイントを迎えてきたそうです。


岩瀬大輔が弁護士を志した理由

例えば、高校の担任の先生から、ハリウッドなどで版権を中心に扱う弁護士が足りていないが、向いているのではないかと勧められたこと。

そして同時期に、高校時代に仲良くしてもらったJAZZ歌手の方が当時ライブで国際弁護士の方とお話して、岩瀬大輔には合っていると思ったこと。

これらの出会いが彼が弁護士を志したきっかけだったそうだ。



高校生へのメッセージ

多くの大人と出会ったり刺激を受けることが大切である。

ネットフリックスを見まくったり、YouTubeを見まくることも良いが、出来る限り多様なものと接していきたい。

どこに自分の人生のターニングポイントとなる物事があるか分からないので、とにかくチャレンジしていくことが大切。



大学時代の経験からのメッセージ

司法試験の勉強、塾講師のアルバイト、そしてJAZZ研での活動の3つに没頭して取り組む。

何かに没頭して取り組む経験は大切である。

高校生も何か自分自身の興味関心のあることに没頭して取り組んでほしい。



地元の仲間の大切さ

どんな立場になっても昔の関係に戻って気を遣わず交流できるのが地元の仲間。

仕事上の知り合いと異なり、気を使い合わずに自分自身をさらけ出すことができる存在。

帰る場所がある、繋がれる仲間の大切さ。



社会人としての経験

高校3年くらいからずっと弁護士を目指していたが、大学3年次に経験したインターンが転機となる。

名前も聞いたことのない会社であったが、とりあえずやってみようと始めた。

その時の恩師との会話が忘れられない。

「人生自分の思い込みで決めつけてはいけない。何があるか分からないから常にオープンな気持ちでいかないとダメだよ」

実際にインターンを経験された岩瀬大輔さんは、結果的にその会社に就職することとなる。





記憶に残して欲しい言葉

自分の可能性に制限をかけるのは自分の思い込みである。

経営者の仲間たちと大学時代の同級生の違いはこの点である。

頭の良い悪いではなく、「自分は何でもできる」と思えるかどうかの違いである。

ライフネット生命創業時も、絶対できないと言われ続けたが、100億円集めることも含めてそれにチャレンジをした。

それは「自分はできる」と思ったからこそできたのである。

自分が楽しい、必要、と思える会社を作ろうとすれば、必ずかなうと信じていた。



「大抵のことはやるかどうかの違いでしかない」






挑戦することができるかどうか

自分の考えたことがなかったことに直面した時、ほとんどの人は拒絶したりする。

そこで面白そう、と思えるかどうかがその後につながるかどうかの違いである。

知らないことを嫌がるのではなく、やってみようと思えることが差になってくる。




ハーバードで学んだこと

人間どこでも本質は変わらない。

同じ言葉で語って向き合うことが大切である。

根本的に人間は変わらないものだと思った。

どこの国の人であっても、どの年代の人であっても同じようなことに人は胸を動かされる。



海外留学のススメ

ちょっとでも良いので海外留学やホームステイをしてほしい。

仕事でどんなに成功しても、どんなにお金があっても幸せはない人もいる。

でも、仲間や家族に囲まれることが最終的に今思う財産である。

海外にも多くの友達がいることが、今の岩瀬大輔さんにとって最も大切なものである。



起業後のお話

絶対無理と言われたことをやったこと。

そしてSHIBUYA CHEESE STANDさんの創設時のお話。

好きで好きでたまらないことを徹底して続けることで成功をすることができた。

大人の常識では、経験がある方たちからは絶対無理、と言われることも、絶対ではない。





親に対するメッセージ

子どもはいくつになっても親にとっては子ども。

でも当たり前だが、子どもたちは成長し続けている。

高校生になったら、信じて見守ることが大切である。

良い大学に行き、良い就職先に勤めても、結局異なる道を進む人たち。

本人がやりたいこと、本人が心から好きと思えること、それを信じていくことが大切である。

子どもにとっての幸せとは、子どもが自分の好きなことに出会い、それをやれることではないだろうか。

立川志の春さんの人生を紹介されながらのお話がとても印象的であった。

(岩瀬大輔さんの母親が怒りそうな部分があったので一部カットしました)



英語を学ぶべきかどうか

翻訳が正しくなるようにするには言語についての理解が必要。

今後の技術の進歩次第ではあるが、完全に同時通訳が間違いなく行われない限りは学ぶ必要がある。




動画は明日の夜には公開できると思います。

また公開次第、こちらでも報告させていただきます。

IGSセミナーさん主催の考える力オンライン講座2日目

2020-03-12 10:06:34 | 日記
IGSセミナー、Ai Growさんの考える力オンライン講座にクラス生徒と参加をしました。

無料でこのような機会を設けてくださる姿勢には本当感謝しかありません。


前回の復習と今回の内容

前回は、一度立ち止まって自分で考えてから同調するかどうか決めることの大切さを学んだ。

本日はそこで科学的に考え意思決定に向けてどのようなプロセスをたどるかについてでした。



これからの時代の理解

まず、soceity5.0の技術を用いて、本人のホログラムが翻訳をして話している動画を見た上で、「これからの時代に英語を学ぶ必要があるのか?」について参加者に問いかけました。

その上でこの数年のAIの進歩が指数関数的なスピードで進んでいることを紹介されました。

一度AIが追いついた瞬間から、人間的制約条件から放たれるため、一気に届かないくらいの成長をする。

英語の翻訳も同様であり、これから5年で信じられないほどの精度で英語が翻訳されるようになるだろう。

英語を学ぶ必要性についての講師の福原正大さん自身の考えが非常に印象的でした。



その上でAMAZON GOや自動に機会が自宅で料理をするシステムを紹介されたうえで、これから未来にAIが我々に置き換わるかどうかについてチャットを用いてディスカッションされました。

生徒たちの意見の数々が非常に面白かった。




これまでの時代は、高校までに学び、大学でいったん遊んで、社会人の若いときに学んだっきり残りの時代を生き抜くことが可能だった。

しかしながら、これからの時代は常にAIが常に発展を続けるため、我々人間もその変化に合わせてAIとの共存を考え続けなければならない。

そういうことをしない人たちこそが、AIにどんどん置き換えられる人材になっていくのだろう。





ディシジョンツリーの紹介

とあることわざをご紹介されたうえで、どうしてだと思うかをチャットで意見を求められた。

そこで様々な正解以外の意見を紹介した上で、正解を紹介。

その正解の論理に納得できるかどうか、その理由と共に意見交換を行う。

その上で、ディスィジョンツリーを紹介された。





数学を学ぶ意義

一見論理的なことが、確率を入れるとはっきりと見えるようになる。



最近した意思決定を生徒に書き込んでもらったところ、膨大な投稿があった。

人間とは毎日多くの意思決定を行っている。

そこで科学的に意思決定を行う方法としてディスィジョンツリーを紹介された。

期待値を概算し、意思決定を合理的に行う事例として、模試に向かうのにタクシーを利用するかどうか、を問うた。

身近な意思決定をディスィジョンツリーを用いるとどう合理的な判断がされるかが印象的であった。




実際の意思決定が重大な結果を招いた事例紹介

本日のメインがとある意思決定が重大な結果を招いた事例。

この事例をデータを紹介した上で生徒だったらどう決断するかの意思決定を行ってもらい共有。

しかしながら、その後、それまでは紹介されていないデータがあり、それも加味するとどう期待値が変わるのか。

その結果、実際歴史上どのようなことが起き、さらに何人の尊い命が失われたか。

生徒の表情は見えなかったが、きっと真剣なまなざしで衝撃の事実を知り、意思決定の際のデータの大切さを理解しただろう。



このワークショップを通じ生徒が学んだこと

生徒はデータの分析などを行う際に、データをきちんと集めることの大切さを実感した。

そして、なんとなく意思決定を行うのではなく、科学的にデータを吟味しながら意思決定することの大切さを実感したと思う。

特に最近のマスコミによる偏った報道を自分自身で見抜く力、世の中で広がるデマに振り回されない、など本日の講座は彼らの一生を変えるほどのインパクトであったと思う。

この後、生徒たちで集まって感想や疑問を小グループで共有する予定だ。




たまたまある方のblogで知ったこのワークショップであったが、本当に生徒に参加をさせて良いことしかないくらいであった。

このような貴重な機会を提供してくださったIGS(Institution for a Global Society)様、ありがとうございます。

途中でご提供いただいているAi Growの動画が非常に完成度が高くて素晴らしいものです。

明日も楽しみにしております。

オンライン授業特別講座、本日は起業家の村田玲子さんに授業をしていただきました

2020-03-11 17:58:48 | 日記
本日の講師は3人の子育てをしながら起業をされた村田玲子さんにお願いしました。
最近「さとふる」のふるさと納税返礼品としても認定されたり、市長からの公認をもらったり、大活躍中の村田さん。

しかし、普段は3人のお子様が走り回る中で家事や子育てに励むママ。

今回も起業にあたり、ママ友を中心にお手伝いをお願いし、子育てをしながら働ける場所を提供されたそうです。



お話は、村田さんが中高時代どのようなことを感じながら育ったのか。

特に、彼女が抱えていたというコンプレックス、自信のなさ、そして勉強に対する考え方は、生徒からきっと共感される内容だったかと思います。

そんな彼女が、ご自分の中でどのように考え方を変え、悪いところを意識するより良いところを伸ばすという考え方に至ったことが紹介されました。



その上で、彼女自身が大切にすることは、ワクワクすることやウキウキすることを大切にすること。

自分が楽しいと思うことを、自分が得意なことを生かしながら、苦手なところは仲間に助けてもらいやること。

その結果、彼女は起業をし、今もキラキラと仕事をしている。



そんな考えに至った、他者から見た自分という視点。

これを最後に実際に生徒に経験してもらっていました。

自己紹介ならぬ他己紹介を小グループで行い、周りからの見え方を通じて生徒が学ぶ。

時間の関係で終了せざるを得なかったが、生徒からの質問の多さが生徒の満足度がいかに高かったかを現わしていると思う。



ボランティアでありながらひきうけてくださりありがとうございました。

私も早速おとっぺを注文をし、商品を食べました。

余計な保存料などを使用しておらず、肉の味がそのままストレートに伝わるのが印象的でした。
皆さんも是非、小山市のおとっぺを、そして小山市へのふるさと納税をご検討ください。

黙祷

2020-03-11 14:46:00 | 日記
9年の月日が経っても忘れない。

今の困難も、できることを前向きに行う。


東日本大震災は公立高校新規採用1年目に起きた。

地震がおさまって、生徒を校庭に避難させたのち、校内の見回りに走った。

怖くなってうずくまっている生徒がいないか、4階まで駆け上り、屋上に行きながら、ふとこの建物が倒壊したら、これからもっと強い揺れが来たら、等と考えた。

我々は子どもたちを守る職務がある。

その職務の遂行のためには、自分の危険を顧みている余裕などない。

そんな責任感を教員になって初めて感じながら、怖さをとにかく紛わしながら校内を捜索した。

やはり、お子様がいらっしゃる先生はいてもたってもいられず、すぐに帰宅されていた。

その先生の気持ちは今親となった自分には理解ができることだが、同時に生徒たちを守る責任もある。

現在のコロナウイルスに直面する医療従事者も同じような葛藤があるだろう。



最後の生徒の帰宅を確認したのが0時過ぎ、独身男性教師4名で集まって書道室の机の上に毛布を敷いて寝た。

震源からはかなり離れた場所であったが、それでも余震を感じながら、築何十年のひび割れだらけの学校に泊まった。

その後、あまりの精神的ストレスと、計画運休に伴う満員電車が原因でパニック発作のようなものを起こす日々が続いた。




現在も新型コロナウイルスのニュースを見過ぎていると息苦しくなる。

胸のあたりが痛い気がしてきて、不安押しつぶされそうになる。

転職、移住をして1年目に訪れた今回の試練。




3・11を忘れずに生き続ける。

そしてこれからも起きる様々な困難に負けず立ち向かう。

ご冥福をお祈り申し上げます。