ミケマル的 本の虫な日々

「貧乏お嬢さま、イタリアへ」


 台風の進路がなるべく被害の少ないようになりますように!

山口県は数年に一回くらいの割合で台風の進路に入り、台風が来る時の準備はルーチン化してるし、停電や断水も経験しているけれど、今回の台風は強さも大きさも今までよりも上のようなので、進路に当たってる地域に大きな被害が出ないことを祈ります。

 旅行やフィギュア観戦があって、やっぱり疲れているのですが、そんな時に読むのに最適なのが、コージーミステリーと言われるような本。

 コージーミステリーとは?と言う定義はコージー=心地が良いなので、
「日常的な場面でのミステリー」「素人が探偵役になっている」「暴力的な表現をあまり使わない」「容疑者が狭いコミュニティーに属している」などが特徴のものです。

 主人公の生活や背景がきちんと描かれていて、そちらを読むのも楽しみなお話が多いのです。
事件が起きるのだけれど、その事件を解決する事と事件以外の要素の割合が同じくらいで、通常のミステリーのように事件ありきではないと言うのが特徴かな?

 気軽に読めて、読後感もよく、安心して読めると言う特徴があります。

 主人公に共感できて、背景を楽しめれば、気軽に安心して楽しく読めます。


その中でも、この「貧乏お嬢さまシリーズ」はお気に入りのシリーズです。






日本語題が貧乏お嬢様ってなってるけど、
主人公のジョージーはイギリス王室と血縁があって、皇位継承順位も凄く後ろの方だけど持っている人。

 貴族ではあるけど、お金は無い。
そして、設定が第二次世界大戦前のジョージ5世時代のイギリスなので、色々な制約があって大変。

 そんな中で、王妃様からの用命を受けたり、必要に迫られたりで事件に巻き込まれるという展開のお話。

 当時の皇太子がアメリカの既婚女性と付き合っている(後に離婚した女性と結婚するため王位を譲った)話や歴史上の人物や出来事も出てくるし、当時の貴族の状況もなかなか面白いです。

 何より主人公のジョージーが魅力的で楽しく読めるので、シリーズの続編が出るのを楽しみにしてます。

 何も考えずに気軽に楽しく読める小説って、あるようでなかなか無くて、疲れた時にちょうどシリーズの新刊を見つけて嬉しく読みました🤗

精神安定には、この手の小説が一番いいように思うので、台風の夜などにも良いかもしれません🤔
 

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