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ミケマル的 本の虫な日々

ミネアポリス美術館・日本絵画の名品展


 山口県立美術館で17日まで開催されている「ミネアポリス美術館・日本絵画の名品展」に行ってきました。






 平日の午前中なので空いていて、ゆっくり見る事ができました。
人が少なくて余裕を持ってみられるのが山口の良いところです。







 アメリカ・ミネソタ州最大の都市ミネアポリスにあるミネアポリス美術館。
通称 MIA(ミア)と呼ばれている美術館で、世界各地の美術作品9万点以上の所蔵があるそうです。
その中で日本絵画のコレクションは9500点近くあり、質・量共に高い評価を得ている。
このMIAのコレクションから中世から近代に至る日本絵画の変遷をよりすぐりの作品で紹介してくださるものだそう。
中には写楽、北斎、広重、若冲、など日本の美術を代表する画家のものも多く里帰り?してきた貴重な機会。
                (パンフレットより)


 とても見応えのある展示でした。
もちろん、北斎、広重、若冲などの作品も素晴らしかったけれど、あまり名前を存じ上げない作家(もちろんその道では有名なのでしょうが)の作品もいいな〜と思うものがありました。
どうしても、有名な人の作品を見る機会が多いけれど、それ以外にもたくさんの優れた日本の絵があるんだな〜と当たり前のことを思いました。
日本での視点とまた違う視点での収集ということもあるかもしれません。

 ミネアポリス美術館のご好意と方針により、迷惑やストロボを使わなければ撮影可だったのも嬉しかったな〜。

北斎のきりふりの滝

   

山田道安 龍虎図屏風 室町時代16世紀






長谷川等哲 白梅図屏風 江戸時代 17世紀




 
 パンフレットの虎の絵が一番気に入りました。



 若冲の鶏の屏風も



 
江戸時代の「きりぎりす絵巻物」も良かったな〜




玉虫姫をめぐるセミの右衛門督、きりぎりすの紀伊督、ひぐらしの備中督の恋争い。
セミの右衛門督と結ばれる物語の最後の部分で、玉虫姫が病気になるも回復し、セミの男の子を出産すして幸せになる部分が展示されていました。


 江戸時代の昆虫を題材にした絵巻物って、なんか楽しいしシュール。
お話も可愛らしい感じでした。

 そして、やっぱりお土産買ってしまいました。
気に入った虎の大きめの絵葉書と広重と若冲のシール。
マッチ箱みたいな箱に入ったシールは全部絵柄が違っていました。



 
 コロナの中でアメリカの美術館からの展示はミネアポリスも山口も両美術館で大変だったようです。
それを乗り越えて開催してくれたのかという感慨と共に、ゆっくり楽しく見る事ができました。



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