



私、依頼を受けて製作した作品はだいたい、出来上がるとすぐにぽんっと
お渡ししてしまうため、このときも完成品の写真を残しておらず(汗)。。。
髪の毛の部分はまだ仮止めでマチ針で止めていて、オレンジの付け毛
にあたるししゅう糸も、まだカット前、カチューシャ部分の月モチーフも
どっち向きにするか検討前。
助監督さんとのやり取り中で、チェックしてもらう段階の写真になります。
ブラウスの衿と袖口にはレースでフリルを。
胸もとにはボタンが2つ。
ウェストのベルト内には「注射器」「箸」「にんじん」「はさみ」が
挟まっています。
お約束のサイズは約10cmで、上記要素がぎゅっと詰め込んであります。
げーこま。。。



熊のぬいぐるみが背中に張り付いています。
熊の背中には銀色のししゅう糸で「ファスナー」を表現





月の輪熊の設定です。
コスプレの蔡には、大きな熊のぬいぐるみをおぶっています。
額の三日月の向きは右にするのか?!左でいいのか?!
劇中でQ10がコスプレするルナちゃんの衣装と合わせなければ
ならないため、綿密にチェックしながら作業を進めました。
結局、月の向きを間違えたため、ていねいにはがして張り直し




ボディーにはちゃんとかわいいレースの純白おパンツを





資料としていただいている「ルナちゃん」のスタイルと、前田敦子さん
にも似せるようにいろいろ書いてみての、こんな感じ

かうぁうぃ~あっちゃんのルナちゃん衣装フィッティング写真は
版権の都合上、残念ながら非公開です。

ドラマの中で、中尾くんがハマっていた「ルナちゃん」のストーリーは
細かく設定されており、設定に沿って小道具の書籍やコスプレ衣装、
お人形、が製作されています。
このルナちゃん人形は、中尾くんがルナちゃんを好きすぎて自分で
作って持ち歩いていることになっています。(たぶん。だったと。)


もう2年前になってしまうのですね~。
掲載するタイミングを逃してしまい、いまさらながらで恐縮です

劇中では、オタクの男の子・中尾くん(細田よしひこさん)の制服の
ズボンの腰にぶらさがっておりました

第2話あたりだったか?では、一時的に平太くんに預けられたため、
「きゃあ~!!佐藤健くんが!!くるくるしてる~見てる~触ってるう~

とか。
エンディング映像にも映ってたりとか。
終わりのほうで、中尾君がQ10を自分のものにしたい欲望に駆られて
かんしゃくを起こして、人形を引きちぎったりとかで、けっこう出番も多かった
のでほくほくしておりました

最初のお約束では1体だったのですが、そんなわけでスペアで2体目、
引きちぎるシーン用で3体目、と、全部で3体を作っています。
作業がめっちゃ細かかったので大変

しかもお人形の顔を同じに作るのがけっこう大変

でしたが、出番が多かったのでチャラです

もし、再放送やレンタルで「Q10」をご覧になる機会がございましたら
中尾くんの腰周りやエンディング映像を注目していただければ
うれしいです



余談ですが、
びんぼ~な藤丘くん役として榎本時生さんが出演されていたのですが、
彼は榎本明さんの息子さんです。
実は私の息子が劇団で子役をちょこっとしていたときに、
「JAM FILM S」
というオムニバス映画の短編の中の1つ・「すべり台」というお話の中で
榎本さんの役の幼少時代役をさせていただいたことがありまして。
この映画が、榎本時生さんの初デビュー作だったのですが、
そんなご縁もあり、出演されている作品はちょいちょい目に付く範囲で
気にしてみていました。
超個性的な役が多かったので、(今回もやっぱり癖のある役とはいえ)
年相応の高校生役で、同年代の子達とのお仕事のようなので、
影ながら「よかたよかった

喜んでおりました(余計なお世話~)

今も警察官の訓練を受けてるドラマに出演されてますね

お父様も素敵ですが、時生さんもご自分の個性をフルに生かして
がんばってください~と影ながら応援してマス



そして最後に。
前田敦子さん、AKB48卒業、おめでとうございます

メンバーの中で人一倍こつこつとお仕事をこなし、AKBの認知度が
上がるまで誰よりも過密に働いていらっしゃり、
努力をされているなあ、がんばっているなあと思って見ていました。
でもときどき、出張っている分たたかれて
理不尽でつらい思いをすることもあったのではないかなあ、と
感じることも。
「卒業」を発表されてからの前田さんの表情は、憑き物が落ちたように
すっきりとのびのびとしているようにみえました。
こんな若い女の子に。どれだけの重圧がかかっていたのか。
ファンでなくても傍から見ていて感じ取れます。
そしてそれでもやり切ってがんばった

誰もに祝福されての卒業を迎えられて、本当によかったですね

今後のご活躍を期待しています

おめでとう!!
を込めまして

今しかないわっ

きっかけをいただきましてありがとうございます
