IVORY Materials Shop ブログ

こんにちは。IVORYではお人形服製作に使用する、程よいスケールの手芸用品を扱うWEBショップを運営しています。

はかまの作り方

2017-11-24 22:45:51 | 作品見本紹介♪
女はかまの作り方・IVORYフリー型紙

はかまが作れるようになると、和服の
着こなしやアレンジもぐっと広がりますね♪

簡単にアレンジしてありますので、
手順を理解すればほぼ直線縫いの和裁
など、お洋服より簡単です♪

お手持ちの振袖に合わせて卒業式の
はかま姿や、巫女さんスタイルなどに
ご利用くださいませ♪

      

(1)アイロンで折り目を付けておきます。

ひもの縫い代、前ひだ、後ろひだ、裾
にアイロンで折り目をつけます。

前ひだ、後ろひだの山折り谷折り部分は
縫い代にノッチ(小さい切込み)でしるしを
つけておくと、正確に位置を決めやすいです。

型紙と照らし合わせながら丁寧にひだを
折ってアイロンで押さえていきます。

ひだが折れてから、裾を折り上げて
アイロンで折り目をつけます。

この作業でほぼ半分完成したようなものです♪


(2)脇を縫います。

前身頃と後ろ身頃を中表に合わせ、
(中表=表側同士を内側に合わせること)
脇を縫います。

縫い代をアイロンで割り、脇のスリットも
出来上がり線に折ってアイロンをかけておきます。


(3)裾を縫います。

型紙のほうではミシンで直線縫いにしています。

こちらのサンプル作品では手縫いで、
ちどりぐけで縫い代始末も兼ねて縫っています。
ミシンのほうが早いですが、表から見た仕上がりは
手縫いのほうが目立たずきれいですので、
余力があればぜひ挑戦してみてください♪




(4)脇のスリットをV字に縫います。

型紙のほうではスリット部分のみV字で
縫い押さえています。

こちらのサンプル作品では、脇の縫い代から
続けて、ちどりぐけで縫い押さえてみました。

ほつれ止め&縫い代が泳がず仕上がりが
きれいです。


(5)後ろ身頃に後ろひもを縫い付けます。

後ろ身頃はひだが少ない方、後ろひもは長い方です。
組み合わせを間違えると縫い直しになって
しまいますのでご注意ください♪
(。という私が間違えて縫いなおしました

まずは「ひだ」ですが、待ち針で止めてから
型紙を合わせてみて、正確に寸法が取れて
いるか、確認を取ります。


写真の型紙は、縫い代が含まれていない
ものなので、縫い代を省いた所で
サイズを確認しています。

仕上がりがあっていない場合は、
タックをバランスよく狭めたり広げたりして
帳尻を合わせます。


そこへ後ろひもを、中央を基準に中表に合わせて
待ち針で止めて、縫い付けます。


縫いました♪


(6)ひもを縫います。

後ろ身頃の縫い代をくるむように
ひもの縫い代を折りたたみ、
待ち針で止めて渡しまつりで縫います。

型紙原稿ではミシンで表から直線縫いに
しています。
ミシンのほうが早くて簡単ですが、
サンプルでは手縫いバージョンにしています。


縫えました♪


(7)前身頃に前ひもを縫い付けます。

後ろ身頃と同様に、前ひだが正確に
取れるように、バランスを見て調整します。

はかま独特のひだの重なり具合がありますので
そちらは型紙原稿のほうをご参考ください。


前身頃と前ひもを中表に合わせて
待ち針で止めてから縫います。


縫えました♪


(8)前ひもを縫います。

前身頃の縫い代をくるむように
ひもの縫い代を折りたたんで待ち針で止め、
渡しまつりで縫います。




縫えました♪


(9)仕上げアイロンをかけます。

調整してずれた部分や折り目が甘くなった
ひだにアイロンをかけて落ち着かせます。
仕上げにしつけ糸で縫い留めておくと
さらに落ち着きます。
(が、しなくても大丈夫です♪)

(10)前ひもにスナップを縫い付けます。

着付けた着物の帯の胴サイズに合わせて
漬け位置を調整してくださいませ。



こちらは前身頃♪


こちらは後ろ身頃♪


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