今日は梅雨の中休み・・夕方は少し曇っていました。
娘が高村光太郎詩集の本を借りて帰りました。
「あどけない話」と「レモン哀歌」いう詩は学生時代に授業で習ったと思うのですが、何故か強烈な印象が残っていて、とぎれとぎれだけど、覚えていました。
今時はこういうのは習わないのでしょうか・・
「あどけない話」
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の山の上に
毎日でている青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。 ”智恵子抄”より
娘が高村光太郎詩集の本を借りて帰りました。
「あどけない話」と「レモン哀歌」いう詩は学生時代に授業で習ったと思うのですが、何故か強烈な印象が残っていて、とぎれとぎれだけど、覚えていました。
今時はこういうのは習わないのでしょうか・・

「あどけない話」
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の山の上に
毎日でている青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。 ”智恵子抄”より