評価:★★★★☆【4,5点】
TOHOシネマズ映画招待券を生まれて初めて頂きました(笑)
去年の暮れか今年初めなのかは忘れたけど
【TOHOシネマズスマイルアワード】キャンペーンなるもので
「笑顔」でサービスを提供できているスタッフに投票するもの。
これで、みごとワタシの投票したスタッフが地元で最多得票数だった模様で
こんな御褒美を頂いたということです。
ちなみに、本招待券でも、しっかりポイントとマイルは付きました(笑)
これが予想外で結構嬉しかったです^^
◇
ニューヨークに暮らす音楽家のソロモン・ノーサップは
生まれながらの自由黒人。
妻子とともに、白人を含む多くの友人に囲まれ、幸せな日々を送っていた。
だがある日、2週間の興行に参加した彼は、
興行主に騙され拉致された末、奴隷市場に送られてしまう。
自分は自由黒人だとどれだけ必死に訴えようが、
無駄な抵抗だと悟るのに時間はいらなかった。
そして名前も人間としての尊厳も奪われ、
奴隷として大農園主フォードに買われていく。
それでも農場では、その有能さを認められ、
温厚なフォードに気に入られるソロモンだったが…。
<allcinema>
◇
アカデミー作品賞に輝いた本作品はどっぷり奴隷制度の実態を見せつける。
白人農園主は皆、冷酷非道な人物ばかりとは限らない。
奴隷法の網の目をくぐる悪徳商法があることが分かり
今回のような拉致事件がまさにそういうことなんだと認識できた。
自由黒人という存在が実在していたことは『ジャンゴ』で確認済み。
あんな風な、エンタメ重視作品であっても学べることを知ったのだ(笑)
そういう前段階での予習が出来ていたため
本作冒頭の主人公の生活ぶりに違和感なく入り込めた。
ただ、その自由黒人と奴隷黒人の境界線がどこにあるかは
さらに過去へタイムスリップしなければ本当のところはわからない。
調べれば活字として理解は出来るがイメージが出来ないのだ。
そういうことからも、今後このような映画が製作されるように
大手映画スタジオにも前向きに突き進んでもらいたいものである。
【今週のツッコミ】
・まさかとは思っていたが、上映中奴隷生活が9割も占めているとは。。。
・奴隷を鞭打つ感情に良心の呵責に苛まれていることを初めて知ったことで
救われる半面、改めて別の怒りが込み上げてきたのだった。
・サトウキビ畑に移送された主人公が雑魚寝中に絡み合った女性って?
ワタシ的には、この女性が本作出演女優でいちばん綺麗に見えた。
・本作、主人公目線で描かれているため、残された家族が
彼の拉致以降、どのような生活をしていたのかまるで分からない。
・これは『キャプテン・フィリップス』に似た演出法であるが
その分、ラストシーンでの再会に堰を切ったように感情が込み上げる。
・自宅の扉の向こうで待っていた家族見て、一瞬凍りついた!
しかし、直後のハグで娘婿であったことで安堵感が(爆)
妻が再婚して第三子誕生したのかと思ってしまった^^;
・『ジャンゴ』『大統領の執事の涙』そして本作と奴隷三部作としたい。
・ところで、ラストで迎えに来たパーカーってどんな人物だったのか^^;
・パッツィーが綿摘み取りの女王と称される匠の技術を見たかった!
摘み取りの少ない奴隷へお裾分けはなかったのだろうか。
綿を230キロって、いったいどれだけの量なのだろう^^
・そのパッツィーが休日に植物で作り上げる人形は副業として
やっていけるのではないか。それくらい完成度高かった。
特に日除け頭巾ちゃんが可愛かった(笑)
・終盤、美味しい役どころで登場したブラピこそ、最も重要な役どころだった。
彼が書いたであろう手紙の内容が是非知りたくなった。
奴隷制度に部類の意見を持つ彼ならではの内容であったことは想像できるが。
・あの時代の男性って、みんな●漏なのかやたら終わりが早かったが。
・主人公、再び自由黒人となったわけだが背中の“XとZ”の文字は永遠に、、、
・カンバーバッチがとてもいいひとだった。
あれで借金がなかったら言うことないんだが、なんとも惜しい(笑)
・監督者の下っ端のポール・ダノはキャラクターにピッタリだった(笑)
あの後、再登場のなかったことがチョイと惜しい。
『ジャンゴ』に出てたら真っ先に射殺されるキャラなんだろうね^^
・そのポール・ダノに銃を向け拷問を制止した監督官!
吊るされた主人公を助けるかと思ったらその中途半端な行動っていったい?
・その場面から相当な長回しシーンとなるわけだが、途中から
足元の泥地に穴開けたと言われ鞭打ちされるかとヒヤヒヤだった。
-----------------------------------------------
監督:スティーヴ・マックィーン
脚本:ジョン・リドリー
音楽:ハンス・ジマー
出演:キウェテル・イジョフォー/マイケル・ファスベンダー/ベネディクト・カンバーバッチ/
ポール・ダノ/ポール・ジアマッティ/
『それでも夜は明ける』
TOHOシネマズ映画招待券を生まれて初めて頂きました(笑)
去年の暮れか今年初めなのかは忘れたけど
【TOHOシネマズスマイルアワード】キャンペーンなるもので
「笑顔」でサービスを提供できているスタッフに投票するもの。
これで、みごとワタシの投票したスタッフが地元で最多得票数だった模様で
こんな御褒美を頂いたということです。
ちなみに、本招待券でも、しっかりポイントとマイルは付きました(笑)
これが予想外で結構嬉しかったです^^
◇
ニューヨークに暮らす音楽家のソロモン・ノーサップは
生まれながらの自由黒人。
妻子とともに、白人を含む多くの友人に囲まれ、幸せな日々を送っていた。
だがある日、2週間の興行に参加した彼は、
興行主に騙され拉致された末、奴隷市場に送られてしまう。
自分は自由黒人だとどれだけ必死に訴えようが、
無駄な抵抗だと悟るのに時間はいらなかった。
そして名前も人間としての尊厳も奪われ、
奴隷として大農園主フォードに買われていく。
それでも農場では、その有能さを認められ、
温厚なフォードに気に入られるソロモンだったが…。
<allcinema>
◇
アカデミー作品賞に輝いた本作品はどっぷり奴隷制度の実態を見せつける。
白人農園主は皆、冷酷非道な人物ばかりとは限らない。
奴隷法の網の目をくぐる悪徳商法があることが分かり
今回のような拉致事件がまさにそういうことなんだと認識できた。
自由黒人という存在が実在していたことは『ジャンゴ』で確認済み。
あんな風な、エンタメ重視作品であっても学べることを知ったのだ(笑)
そういう前段階での予習が出来ていたため
本作冒頭の主人公の生活ぶりに違和感なく入り込めた。
ただ、その自由黒人と奴隷黒人の境界線がどこにあるかは
さらに過去へタイムスリップしなければ本当のところはわからない。
調べれば活字として理解は出来るがイメージが出来ないのだ。
そういうことからも、今後このような映画が製作されるように
大手映画スタジオにも前向きに突き進んでもらいたいものである。
【今週のツッコミ】
・まさかとは思っていたが、上映中奴隷生活が9割も占めているとは。。。
・奴隷を鞭打つ感情に良心の呵責に苛まれていることを初めて知ったことで
救われる半面、改めて別の怒りが込み上げてきたのだった。
・サトウキビ畑に移送された主人公が雑魚寝中に絡み合った女性って?
ワタシ的には、この女性が本作出演女優でいちばん綺麗に見えた。
・本作、主人公目線で描かれているため、残された家族が
彼の拉致以降、どのような生活をしていたのかまるで分からない。
・これは『キャプテン・フィリップス』に似た演出法であるが
その分、ラストシーンでの再会に堰を切ったように感情が込み上げる。
・自宅の扉の向こうで待っていた家族見て、一瞬凍りついた!
しかし、直後のハグで娘婿であったことで安堵感が(爆)
妻が再婚して第三子誕生したのかと思ってしまった^^;
・『ジャンゴ』『大統領の執事の涙』そして本作と奴隷三部作としたい。
・ところで、ラストで迎えに来たパーカーってどんな人物だったのか^^;
・パッツィーが綿摘み取りの女王と称される匠の技術を見たかった!
摘み取りの少ない奴隷へお裾分けはなかったのだろうか。
綿を230キロって、いったいどれだけの量なのだろう^^
・そのパッツィーが休日に植物で作り上げる人形は副業として
やっていけるのではないか。それくらい完成度高かった。
特に日除け頭巾ちゃんが可愛かった(笑)
・終盤、美味しい役どころで登場したブラピこそ、最も重要な役どころだった。
彼が書いたであろう手紙の内容が是非知りたくなった。
奴隷制度に部類の意見を持つ彼ならではの内容であったことは想像できるが。
・あの時代の男性って、みんな●漏なのかやたら終わりが早かったが。
・主人公、再び自由黒人となったわけだが背中の“XとZ”の文字は永遠に、、、
・カンバーバッチがとてもいいひとだった。
あれで借金がなかったら言うことないんだが、なんとも惜しい(笑)
・監督者の下っ端のポール・ダノはキャラクターにピッタリだった(笑)
あの後、再登場のなかったことがチョイと惜しい。
『ジャンゴ』に出てたら真っ先に射殺されるキャラなんだろうね^^
・そのポール・ダノに銃を向け拷問を制止した監督官!
吊るされた主人公を助けるかと思ったらその中途半端な行動っていったい?
・その場面から相当な長回しシーンとなるわけだが、途中から
足元の泥地に穴開けたと言われ鞭打ちされるかとヒヤヒヤだった。
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監督:スティーヴ・マックィーン
脚本:ジョン・リドリー
音楽:ハンス・ジマー
出演:キウェテル・イジョフォー/マイケル・ファスベンダー/ベネディクト・カンバーバッチ/
ポール・ダノ/ポール・ジアマッティ/
『それでも夜は明ける』
後から単館系でしかかからなかった作品も上映されるから、これは遠方までいかなくてもよくなりラッキーです(笑)
え!ダノくんのファンでしたか~(笑)
なんとなく分かる気がしますよ。ヘタレだけど清潔感ありますからね^^
>(ジェシー・アイゼンバーグ、ベン・ウィショー、ポール・ダノ)
分かる分かる!でもベン・ウィショーは誰やってことで検索しました。
あ~スカイフォールのメカ屋さんやってた子ね(笑)
確かにオタク系(爆)
>ダノくんには是非ともこのままヌメヌメ路線(?)を邁進して
なんかいつも得体の知れない恐怖におびえてて脂汗掻いてますよね^^;
今週末のもヒューに脅される役で、これは是非とも観たいと思っています(笑)
私が勝手に決めたオタク役の似合う3大若手俳優
(ジェシー・アイゼンバーグ、ベン・ウィショー、ポール・ダノ)
の他の二人が最近イケメン化してきているので
ダノくんには是非ともこのままヌメヌメ路線(?)を邁進して行って欲しいものです(爆)
思い出すたびあれもこれもと欲が出て、結局箇条書きがいちばん手っ取り早い(笑)
キャストがよかったですよね!
そうそう!ファスベンダーは彼の過去映画でいちばん存在感ありましたね。
豚小屋の塀飛び失敗したアクションがリアルでよかったです(笑)
ワタシも明日は『アナ』と『ロボ』(笑)
これ、キャスティングも成功してますね~。
ファスベンダー、これまでで一番良かったように思います。
明日は「アナ~」です。
あ~、そうでしたか!
そういえば、あの時の店の主人、、、思い出しました。
>あの時代に、命がけで迎えに行く彼の行動も
確かにその通りですよね!
これでスッキリしましたよ、ありがとうございました(笑)
パーカーさんは、ソロモンが奥さんの鞄とか買った
ニューヨークのお店の人ですね。お得意さんとはいえ
あの時代に、命がけで迎えに行く彼の行動も
ブラピ以上にすごいように思えました。
本当に重く辛かったですよね^^
12年間も女手一つで、しかも失踪した旦那のこともあったのに
よくぞあそこまで耐え忍んだな~という想いしかないですね。
娘の結婚と出産で少しは気を紛らわすことができたのでしょう。
逆算すれば10年目で奥さんの区切りが出来たんだと思ってますよ。
奴隷を家畜呼ばわりすることに凄い嫌悪感がワタシを支配しましたよ^^;
いずれ奴らにも神からの成敗が下されることでしょう。
ブラッドの言葉が痛快でした(笑)
>残された家族が彼の拉致以降、どのような生活をしていたのかまるで分からない。
そうなんですよね。突然彼が疾走して、奥さんがたぶん狂ったように探す姿とか、何年も女手一つで子供たちを育て上げたであろう姿とか、その苦労は容易に察することができるけど、奴隷としてとらわれているソロモンをはじめ、その人生にあきらめている黒人奴隷のことを思えば、奥さんの苦労はまだ普通の生活の延長にあるわけですものね。
カンバッチも、ブラッドも結局スター様はいい人役でした。(って、ブラッドファンですが・・)