プルシェンコさんが、昨夜のspの演技を観て、コメントを発表したようです。
2017/03/30
エヴゲーニー・プルシェンコ「宇野の滑りは一位にふさわしかったと思う」
エヴゲーニー・プリューシェンコ
「宇野の滑りは印象に残った。彼の滑りは一位にふさわしかったと思う」
二度のオリンピックチャンピオン、エヴゲーニー・プリューシェンコは、ヘルシンキの世界選手権男子ショートプログラムの結果についてコメントした。「宇野の滑りは印象に残った。彼の滑りは一位にふさわしかったと思う。しかし、フェルナンデスのために喜んでいる。同じように良く滑ったのだから。
羽生結弦には落胆した — 彼は素晴らしくループを行った。しかしサルコウは立派にやらなければならなかった。だって彼はサルコウを長いことやっているのだから。それから正直に言うと、彼のショートプログラムはあまり好きではない。それは少し彼のスタイルではないと僕は感じる。しかし、彼とコーチは常に探求していて、立派だ」。プリューシェンコはこのように語った。
文:アントン・プリャソフ / 出典:TASS ( お借りして引用しています)
色々な意見があると思いますが、今回については、正直なところ、私も、プル様の意見に近いのです。
パトリック選手を筆頭に、上位3人は、重いスケートをします。従来型のスケートです。
ですから、決まったとき、ジャンプの見栄えがします。ステップもしかり。
一方、羽生選手の特徴は、まるで羽が生えたような、軽い、空飛ぶスケートです。
それは誰にもまねができません。彼にしかできないのです。体型の影響もあると思います。
ところが今回のプログラム・プリンスは、
そうした彼の特性に見合ったプログラムかというと、そうではない気がするのです。
前作の、ショパンのバラード1の方が、彼自身から音楽が奏でられているような恍惚感がありました。
軽やかにして華やか。静謐でありながら、非常に情熱的という、
相反する情念が一体となった、至高のプログラムだったと思うのです。
だからこその世界最高得点だったのではないでしょうか。
ところで、
今季、サルコウの呪いは、ループという新ジャンプ取得の影響だけではなく、
試合経験の少なさによるものかもしれません。
怪我による、休養でショーにも出られませんでしたから。
とにかく明日のフリーでは、
相反する情念と音楽が奏でる、恍惚の演技を待っています。
羽生選手自身が納得できる演技ができれば本望です。
プーさんのあふれるバックヤード。 (お写真お借りしています。ありがとうございます)
「みなさんの応援に支えられて、幸せです」と羽生選手は語ったそうです。
ゴーゴー羽生!
本日もお読みいただきありがとうございました。