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身体の景色 (karada no keshiki)

損なうことを怖れる

集中するものの数とバランスが演技となる

俳優の演技が絶妙なバランスで成立する時
(それは無意識レベルのアンテナも含め絶妙に成立する)
僕はそのバランスを損ねることを怖れ言葉を躊躇う

演技と言う現象は
集中しているものの数やバランスがほんの少し変わるだけで信じられないほど大きく変容する
たったひとつの集中が欠けただけでも(加わっただけでも)全く違う現象となりあらわれる
良くも悪くも

それでももっと良い舞台になるため何かを言う

その集中に「空間の変容」「静寂との交わり」
これらへの知覚を加えれば
ふうっとさらに別の場所に導く不思議なチカラを皮膚が感じる筈です
そこで見える景色はまったく違います
云々…

孤独と向き合った痕跡は佇まいの端々にあらわれる
それは存在感とか、凄みとか、美しさとか
そんな言葉で表現されるナニカとなって

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