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身体の景色 (karada no keshiki)

2012.11.30 ハヤサスラヒメ観劇


過去の演出ノート、論考等、随時こちらのブログにアップしてゆきます。
以下は【笠井叡×麿赤兒 ハヤサスラヒメ 観劇】


暴れ狂う咳を抗生物質と気力で飼い馴らし、いざパブリックへ。

知人にお取り頂いたチケット。
なんと最前列。
かぶりつき。

笠井さんを初めて観たのは14年前。
麿さんを初めて観たのは19年前。
衝撃だった。
そのお二人が共演するという。
僕は本当に驚いてしまって、とても楽しみで、
畏怖と憧憬が入り交じった不可思議な少年のような感情を胸に半年も前から昨夜という日を心待ちにしていた。

きらめく肉体が、眼前に現れる。
意味を越える魂の融合。
越境する二人のカリスマ。
楽しそうに、なんとも楽しそうに、身体と呼吸、魂を交流させている。
その調和、その音色。
肉体の喜び。
すごい。

お二人が69歳とは信じられない。
劇場空間を満たすこのチカラ。
観客を楽しますこのユーモア。
子供のような無邪気さ。
足から溢れ出る暴力性、エロス。
尋常じゃない。
69歳の男二人が何故こんなにも色っぽいのだ。

僕もがんばろう。
同じことはやれない。
でも僕にしかやれないものがある。
僕にしか見えていないものがある。
それは確かだ。

昨夜。
僕は新たな勇気とチカラを授かった。
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