椅子張りのこと

お店でソファを見ただけではわからない、中身の作りの事や、手がけた仕事のことなどを紹介していきます

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続き

2010-10-06 00:18:26 | 日記
バネの張りの作業が終わったら、
現在の量産品で言うなら、ウレタンの部分に当たる作業です。

麻布をはり、その上にココス(ヤシの実を繊維状に加工したの)もを詰めていきます。





説明をかなり端折りますが、こんな風になります。




周りから詰めていって後でちゃんと真ん中も入れます。
このココスの量を平らになるように詰めるのに私は時間がかかってしまいます。少しずつ解かってきましたが、未だ量の感覚がつかめず。


また上に、麻布を張り、ひたすら縫う作業。
周りはきつく締めて固い土手をつくります。
土手がしっかりしていないのは形が崩れる原因になります。
河でも土手が崩壊したら大変な事になりますよね?それと同じことです。
ウレタンでも同じ、しっかりつくってあるウレタンのクッションは固いウレタンで四方を囲み真中は何層かにして一番下は固く上に行くほど柔らかいウレタンを使います。




四方の土手をつくり終えました。




更に座の前の土手。
座の前は後ろより高く土手をつくり、クッションが前に落ちて来ないようにします。
この上に馬毛を詰めます。
土手を縫って、凹凸が出来ているのがフラットになる程度に。









写真撮り忘れましたが、この白い布の下に馬毛が詰まってます。
馬毛は馬のシッポの毛。でも100%じゃなくってミックスだって言ってました。
角の丸いのは、針で仮止めしてあって、麻布と、白い布を手縫いしていきます
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ウィーンでの仕事その1

2010-08-01 22:05:28 | 日記
ここ最近、よその椅子張りの会社に助っ人として呼んで頂き、仕事をさせてもらっています。

そこでの仕事は載せられないので、過去の写真を整理しながら仕事を紹介していきます。



ウィーンの会社でやった仕事です。

新規のソファです。
ゼロから作るので(木部は木工の職人さんが)中身のバネやらの詰物の仕事も全部出来ます!

この会社で作る椅子に使うバネはコイルスプリング。

長椅子でコイルスプリングの仕事は初めてなので嬉しいこれをやりたくて此方にきたのです!


これから作るソファのフレーム



木のフレームに麻のテープを張って、バネの位置を決め、麻の糸でバネの下部を固定。




その後、こんな感じに押えつけて紐で固定。




此方のスプリングは日本のに比べるととても強くて、硬くて、この作業がとても大変。

このスプリング1つだけでも、私は手だけでは潰せないくらい。
膝の間に挟んで、手と足を使ってやっと潰れるくらいの強さです。

でも、この作業で、高さや、椅子の持ちが決まるので大事な作業です。

スプリングの高さがバラバラだと駄目なのは勿論。

真っ直ぐに並んでなかったり、バネを真っ直ぐ下につ潰せなかったりで、場所によってテンションのかかり方が変わると、硬さも変わったり、どこかが先に壊れるなんてことも出てくると思います


私は、こんな風に肘から先の腕全体を使って、体重をかけて押えつけてやりましたが、、




結局今回は自力では出来ず。



何回かやるうちに少しずつわかってきたので、次こそは!!




で大分飛びますが、縦横やって、外側は鋼線で枠を作って固定







続く
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