一緒に遊ぼう会

主に江東区で活動している子育てサークル♪

感想まとめ 2022年2月23日(水)映画「プリズン・サークル」上映会@江東区

2022-03-03 | 活動報告

ご覧いただいた方の感想をGoogleフォームで集めてまとめました。

①映画の感想 ②今回の企画についてのご意見 ③対話の会の感想をお聞かせください。 

(年代,職業名)は記入していただいた場合のみ掲載しています。

①感情を殺さなければ生きていけない子ども時代を過ごした彼らの姿を観て、ハグをしたくなる衝動に駈られました。 感情を氷のように冷たくし感じることを避けてきた彼らには、感情のパンドラを開くにはとても怖いだろうし辛い作業だとも想像する。 やってしまった犯罪は、取り返しはつかない現実。罪は罪である。 この罪が、連鎖しない世界になりますように。。。と、願わずにはいられなくなりました。 ありがとうございました。 (50代,看護師)

①知ることができてよかった。自分に向き合いたい。考えることをやめないでいたい。 (30代,アートに携わりたい人)

①  ❶4万人中40人しか受けられない状況を早期に変えてほしい。軍隊のような罰を与える手法はもうやめるべき。企業でも学校でもスポーツ界でもまだ残っている日本。変わる時が来ていると思う。
❷TC 対話の威力 日本社会全体にいま失われつつある人との関わり。犯罪する前に止める、予防することは今からでも出来ると思います。 日本の一番の問題は孤独と孤立だと思います。 特に、幼少期から中学あたりまでの発育発達は本当に大切ですね。。。多くの人が子供一人一人残さずに目をかけ、心配りをする社会にならないだろうか。
❸ファシリテーターのスキルが必要 コーチが素晴らしい支援をされていましたが、このレベルに達するコーチが足りないことが、4万人という数字に現れているのかもしれない。まだ実証実験レベルかもしれないが 他の刑務所と比較して、出戻りの数が半数以下というデータで十分だと思う。
❹犯罪者も被害者 やったことは同意できないが、 犯罪者に共感する。 わたしもこんな環境で育っていたら犯罪者になっていたかもしれない。だからこの失敗としっかりと向き合って償い、本当の人間らしさに戻ることが大事。今の日本の罰則はやめるべきだと思う。 しかし、、悩ましいところは、障害や殺害された被害者本人、家族の身になると、このような気持ちにはなれないかもしれない。
❺虐待、いじめ、差別は人の感情を消してしまいサイコパスになる。 これが犯罪のきっかけになるということ。 色々浮かんだ事をつらつら書いてみました。 涙なしでは見られない映画でした。 彼らの出所後に幸あれと祈り、 わたしに出来ることを考えていこうと思います。 
②貴重な上映会を開いていただきありがとうございました! (40代,NPOを立ち上げる準備をしている会社の代表です。自営業)

②パンフレットが購入できなかったので欲しかったです。  
 ⬆️少ない部数で申し訳ありませんでした。配信会社より購入することができます。上映会でお知らせするべきだったのですが,その時は知らずに失礼しました。
  http://tongpoo-films.shop-pro.jp/?pid=150679505

①映像の中で心を開いてインタビューに答える青年達は、全く悪人に見えませんでした。 でも彼らが幼少期のトラウマを抱え、懲役を受けている事実を見ると 自分が犯罪に走らなかったのは単に運が良かっただけなんのだと思い知らされます。 見終わってまず考えたのは、『自分も何らかのカウンセリングに一度は通ってみたほうが良いかもしれない』ということで、実際に地域のカウンセラーをインターネットで検索しました。 普通に生活を漫然と過ごしているだけでは、 自分の本当の気持ちにじっくり耳を傾けることはしませんし、他の人と本音を認め合う機会(ましてや集団ロールプレイなど)もありません。 受刑者の話を聞いていると、人間としての言葉の大切さ、人との関わりの大切さを終始考えさせられました。 私自身がないがしろにしてきたかもしれない、自分自身についてもっと真剣に考えてなくてはいけないと思います。 
②この作品の存在を知ったときには首都圏の映画館の上映も終わっており、 鑑賞の機会を得られて大変ありがたく思います。 途中で字幕の機材トラブルを気にされていましたが、音声が聞き取りやすい映像だったので 私は全く気になりませんでした。   (30代,システムエンジニア)

①援助者とともに、仲間とともに、自分が受けた暴力に向き合い、自分の気持ちに向き合い、自分のやってしまった事に向き合い、被害者の気持ちに向き合う過程を見て、人は、否定せずに聴いてくれる人が居れば生きて行ける、と感じて勇気をいただきました。 
②川崎市から参加させていただきました。この映画を観たいと前から思っていたので、感謝です。 ③同じ映画を見ても、ちがう角度からの視点や気持ちが伺えて、感想や感動が深まりました。映画のふりかえりができ、自分の日常に軟着陸することができました。 (60代,チャイルドラインのボランティア)

①盗人にも三分の理とあるように、犯罪する人にも犯罪を犯す理由があると思いました。 その理由に耳を傾けることが大切だと感じました。

①映画の中で最も印象に残ったのは、受刑者達の涙でした。受刑者が本当の意味で更正するには、この心からの涙が必要なのではないかと思いました。例え単純に長年の刑期を終えたとしても、それは「こなした」だけに過ぎないからです。 また、加害者=被害者でもあるとも感じました。幼少期に辛い経験をした方、親からの愛情に不足を感じていた方が多く、善悪の判断もつかず、価値観そのものが異なることに驚きました。そのことを踏まえると、罪を犯してしまった後のフォローと同じくらい、幼少期の心のケアが大切なのではないかと思いました。 人間には、健やかな心身の成長、温かい愛情、信頼して安心できる周りの環境が大切であると改めて感じました。そのために、今、何ができるのか、、、、、。 
②貴重な機会をありがとうございました。 
③感想をシェアすることにより、更なる学びが深まりました。  (40代)

①出所者を社会で受け入れる姿勢が必要だと常々思っていますが、TCはその為に必要なプログラムであると感じました。支援員の方や受刑者の方との繋がりが、出所後ももてているということは非常に大切なことだと感じました。    (20代)

①観たかった映画です。 同時に、観る勇気もなかった作品です。 私には劇中の拓也さんと 同じ刑期を持つ一人子がいます。 子育てをどこで間違えたのか 自問自答する毎日です。 「親としては不合格」です。 映画を観て、選ばれた40名が羨ましい。 映画の中に出てきた酷い体験に驚き でも、その親と私はさほど変わらない。
②この企画は、通常行われている企画とは違ったのでしょうか。 (50代)
 ⬆️ご回答ありがとうございます。一緒に遊ぼう会ではいろいろな企画をしていますが,今後の参考にさせていただけたらと運営側へのご意見を伺いました。

①1番印象に残っているのは、TC参加者の方々(出所者の方も含めて)が、自分の感情や意見を臆することなく全て伝えていた姿です。 何を言っても受け入れてくれる信頼関係、つまり心理的安全性が担保された環境があるからこそ、できることだと思います。 その環境の中で、自分の思いや考えをしっかりと深掘りし、曝け出す。それによって被害者に対しても向き合う心のスペースが生まれ、結果として再犯率の低下にも繋がっている。 受刑者を受刑者として扱うのではなく、1人の人間として諦めずに向き合う「対話」。普段、自分が過ごしている環境の中で、対話がどこまでできているだろうか。心理的安全性がどこまであるだろうか。そんなことも考えさせられました。 
②貴重な機会をご提供いただき、本当にありがとうございました。 (30代,会社員)

①二年前に映画館で上映された時から、観に行きたいと思っていた映画でした。2年前であれば単に援助者としての立ち位置でこの映画を見たと思うのですが、コロナ禍の日々の中で生きることや人の幸福について考える機会が多く、今回は自分の中にある彼らと同じ思いや、息子を持つ母としての思い、そして援助者としての思いの3つを重ねながら見ていました。過酷な生育環境のなかで生き延びるために自分の感情を感じられなくなっていた彼らが、何らか希望の光を感じてこのプログラムへの参加を決め、真摯に言葉を尽くし、時に慟哭しながらも自分と向き合い続ける姿に圧倒されました。そして過酷な過去と向き合う彼らの真のニーズをともに探索していくスタッフの、彼らの力を信じて待つ姿勢にも深く感動しました。  
②ずっと観たかった映画の上映会を企画してくださり、本当にありがとうございました。対話会があったことで、映画を見るだけで終わらせず、自分の問題として落とし込む時間にできました。 
③対話会に出て、参加された方達とともに思いを言葉にできたことは、主催の方が言っておられた「自分の軸と繋がる」時間だったと感じました。皆さんがシェアのときに語っておられた「被害者と加害者の境界がなくなる」感覚を私もずっと感じていました。映画の中で対話を通して語られていく彼らの心の奥底にあるニーズは、私自身のなかにもあるものでした。それは恐らく私達みんなの中にあるものであり、そのニーズを安心して語れる場、受け止めてもらえる場が小さな頃から当たり前にある、そんな世界を目指していくことが自分にできることだろうか。そんな思いをもって帰宅しました。  (50代,臨床心理士・公認心理師)

①なぜ彼らだけが受刑しているのだろう… そこに行くまでに、誰かがどこかであたたかなサポートが出来なかったのだろうか… 彼らの幼少期の、孤独、不安、寒さや痛み、空腹…想像すると、やるせない思いでいっぱいになりました。 回復の過程に、TCの様な 支援者や仲間に包まれる様な体験ができて、幼少期を取り戻せる時間が沢山の受刑者において持てることを願います。 そして、 彼らの様な壮絶な体験をしていても、どんな親だとしても、子どもが親を求める思いの強さというものを改めて感じました。 だからこそ私たちも日常を送っている中で、(特に子育て中は)幼少期の記憶や体験に引き戻されることがあるのだなと。 受刑者だけではなく、誰しもが小さな頃の思いを取り戻しにいける術があるといいなぁ…と感じました。
②観れて、本当に良かった!! すごく有意義な時間になりました。
③とても良かったです 全く違う環境にいる方と、お話ができて。 もっと時間があれば、グループメンバーの話をより掘り下げて聴けたなとも思いました (すごく興味深かったので)  (30代,助産師)

①対話重視という取り組み自体は目新しいものではないように受け止めたのですが、それが刑務所で行われたということがすごいのかなと思っていました。 それぞれが自分に向き合って出てきた言葉には他のどこにもないリアリティがあり、やはり胸を打たれ、鑑賞後も印象が残っています。 
②見逃してしまって、機会があれば見たいと思っていたのでとてもありがたかったです。 (30代,児童養護施設職員)

①映画に出ている方と昨年からご縁があり、紹介されていたのですが、なかなか観る勇気が出ず、観てみようと思えるようになった時には関東圏での上映がなく、やっと映画を観ることができました。TCが犯罪者になってから出会うのではなく、例えば学校等より日常的な場面で触れる機会があると、色々な課題が早期に発見でき、対処できるようになるのではないかと思いました。とは言え、まずは島根の取組みがより多くの刑務所で取り入れてもらえるようになることが先でしょうか。安心と安全の元の対話が必要不可欠であることの大事さを再確認することができ、彼が今私たちと繋がっている理由もわかる気がしました。ありがとうございました。 
②上映会、うちの法人でもできたら嬉しいです。   (40代,精神保健福祉士)

①受刑者の方々の幼少期があまりにも過酷で、同じ状況なら自分も同様な事をしていたかもしれないと思った。まず、心の蓋を開けて悲しみや苦しみを外に出し、辛かった自分を受け止めてから、自分が他の人に与えた悲しみに気付く。その上でより良く生きていこうとする姿に心が震えた。改めて自分自身をかえりみて、蓋を開けてマイナス感情を受け止めて、次に進むことが出来つつあることに感謝。刑務所が全て更生重視となってもらいたい。そして、親が虐待をしなくてすむような支援をする団体に少額でも寄付したい。まず自分自身を幸せにして、周りの人に優しくしたい。 心に沁みる映画を見せて下さりありがとうございます。 
②全ての人に繋がるいい映画で、企画してくれた事に感謝しています。 
③話すことにより、自分では気付かなかった事が見えて内容理解と、これから自分に出来ることが見えてきました。  (50代,税理士補助)

①服役中の人たちがなぜ罪を犯してしまったのかを知ると、その責任は本人だけでなくて家庭環境や生い立ちと深く関わっていることが多いことを知るとともに、本人たちは加害者でありながら被害者でもあることがとても辛く苦しく、罪を犯す前に周りの関わりでなんとかならなかったのか…と深く考えさせられました。 TCを通じてゆっくりと本来の自分を取り戻していく様子は素晴らしいと思いました。もっと多くの人がTCに参加できるようになることを願います。 
②貴重な機会をいただけたので良かったです。 
③映画を鑑賞して様々な思いが湧き上がる中、感想をシェアしあえる時間を取れたのはとっても良かったです。 同じ映画を観ても印象に残るところ、受け取る物事の違いも感じられて良かったです。 (40代)

①自分の中のテーマのひとつとしてなぜ世の中に犯罪に手を染めたりD
Vしたり虐待をする人がいるのか・・・というのがあったのですが,この映画をみて,困ってこまって困り果てて環境的にそう生きてこざるを得なかったということを知りました。生まれる前からの先祖代々の遺伝的記憶の影響もあると思います。しかしとても希望が持てる映画でした。家族だけでなく,苦労をしてきた人々と一緒に心を開いて対話を重ねていくと,感情や,人間らしさを取り戻していく。このような対話が小さな子供の頃から,若者にも,年をとって大人になっても,ふんだんにあればいいのになと思いました。今クールのドラマ「ミステリという勿れ」では,犯人と対話する主人公の姿が見られます。〜あなたはどうしてそう思うんですか。僕はこういう風に思うんですが。〜(50代,保育士)

 

ご感想やご意見をありがとうございました。
おかげさまでとてもいい上映会になりました。
この映画をみて感じたことや気づきが、あなたとあなたの大切な人たちの幸せへと繋がっていきますように…

 

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