いっせいの林道歳時記Ⅱ

いっせいの林道歳時記からの移行ブログです。
オリンパスカメラで野鳥・風景・B級グルメなどを主に撮ってます。

宝川温泉汪泉閣

2024-06-11 21:40:50 | 旅行

夜の宝川温泉汪泉閣本館

OLYMPUS OM-D E-M1 Mark Ⅲ
M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
Mマニュアルモード撮影
絞り F/2.8(開放)
シャッタースピード 1/1.3秒
ISO感度 1250

焦点距離 12mm(換算24mm)

毎年の撮影旅行なのだが去年は春に北陸(地震に遭遇しなかったのは今更ながら幸い)と初夏に北海道に行きいささか散財した。
今年は裏年(そんなのあるか?笑)なので近めの温泉巡りとなった。(秋にもう一回かな?)
宝川温泉は数年前に嫁、母、娘、姪が日帰りツアーで行っている。冬の降雪時に行って雪景色に圧倒されたと言っていた。でも露天風呂は寒くて内湯に浸かったと言っていた。
リベンジ的に季節の良い時に行きたいとリクエストもあり坤六峠の開通する時期に汪泉閣を予約した。

普通なら関越道でみなかみ温泉側からアプローチするのだが坤六峠(こんろくとうげ)超えのルートなので金精峠~尾瀬片品のルートとなる。
ちなみに自宅から宇都宮日光道路で行くと高速清滝出口、足尾分岐、華厳の滝T字路、中禅寺湖歌ヶ浜T字路、尾瀬片品T字路の5つしか信号は無い。
飛ばして行くとすぐに着いてしまう(笑)

戦場ヶ原の三本松駐車場でズミの花を愛でる
ピークは過ぎているがまだ見頃な花に間に合った。
ワタスゲも今年は当たり年と聞いているが赤沼駐車場から自然研究路の木道でアプローチしないと見れないのでスルー…

その替わりと言ってはなんだがレンゲツツジが咲き始めていた。

三本松駐車場の端っこでも野鳥は居てちょっと覗いてみたらコサメビタキが出て来てくれた。
普段は高い枝に留まって下から撮るアングルになりがちだが目線の高さの枝に留まってくれて過去最高の解像度で撮影する事が出来たのは収穫である。
コレに気を良くして金精峠のトンネル脇でルリビタキを狙ってみたが敗退…

とうもろし街道の繁栄も今は昔
やってる店は2軒だけだった。
ちょっと誘惑されたが「道の駅尾瀬かたしな」でランチ
施設は新しくて綺麗(トイレの個室は多目的仕様が嬉しい)なのだが食堂のクオリティが追いつかない感じで塩ラーメンが出て来る順番も怪しい
会計にカードを出したらやり方が良く解かってない感じで手際が悪い…
スープもぬるく麺もちょっと伸び気味…以下自粛
写真だけはきれいに撮った(笑)

口直しに「ぐんまちゃん」のスィーツをいただき道の駅を辞した。
国道120号と県道1号のT字路が最後の信号「鎌田」だ。

尾瀬戸倉までは尾瀬ヶ原に通っていた事もあり走り慣れている。
鳩待峠分岐には有人ゲートがあり規制されているのは今も同じ。
そこから県道63号線は「奥利根湯けむり街道」となる。
道幅も狭い所もありカーブミラーも明らかに少ない…
路肩にフキが出ているのが運転しながら素人でも解かる
そんな植生だから当たり前のようにフキを採取している輩がアチコチに居る(道の駅にでも出荷するんか?)
広い所に車を停めてくれれば良いがコーナーのエイペックス(レースで言えばレコードライン)に置く車もありで勘弁して欲しい

坤六峠のスペースにはマイクロバスとクロカン車が停まっていて置けないのやむなく路駐して撮影した。
たまたま大きな捕虫網を持った人が路肩を歩いているが「ヒメオオクワガタ」でも狙っているのか?…
奥只見の広沢林道にも鮎竿に網を付けた輩を多数見た事がある
ちなみに国立公園内は動植物の採取は御法度なのだ

ちょっとダメ出し発言が続いてしまったが「奥利根湯けむり街道」の良さは峠を下り始めてからが核心部となる。
豪雪地帯の雪解け水があちこちから湧きだしてくる。

奥入瀬渓流も良かったが勝るとも劣らない景勝地のグレードだ
路肩の駐車スペースや遊歩道が整備出来れば格段に人を呼べる観光商品になるのだが如何せんアクセスは最悪で観光バスは辛い…
このような秘境な感じで今のままが良いんだろうな…
4年前くらいにセローで走ったがココから水上~沼田の望郷ラインを周回しても良いツーリングコースになるね

OM SYSTEM OM-1
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO+Teleconverter MC-20
Mマニュアルモード
絞り F/8.0(開放)
シャッタースピード 1/100秒
ISO感度 640
焦点距離 600mm(換算1200mm)
被写体認識〈鳥〉
高速連写 ProCapSH1 

湧水を撮影しているとオオルリの囀りが聞こえる!

声はすれども姿は見えず…
木の真下に居るとまったくもって見えない
少しづつ離れて木のてっぺんを見るようにするとブルーとホワイトの色が見えるのだ。
ご覧通りずぅ~っと囀っていて枝から飛んだりしなかった。
コッチが根負けしてその場を辞した。

それとこの時期はエゾハルゼミの大合唱で野鳥の囀りも遮られてしまう(たまたま足元に居た)
今回はこのオオルリは声が大きく蝉に負けない声量だったが他の野鳥だと聞き取れないだろう…

湯けむり街道から奈良俣ダムへ寄ってみる
あいにくの曇天で県境水源地の山稜が見えない…

ダム建設の80tダンプのタイヤを撮ったりで道草をした。

宝川温泉汪泉閣のチェックインは14:00~可能
天気も怪しいので14:30チェックイン。

予約はじゃらん【禁煙】宝川沿い本館角部屋(トイレ付)夕食は食事処【竹庭】★上州牛ステーキと山里会席プラン ♪
19,400円×2名=38,800円+入湯税
本館2階の上流側角部屋の「阿弥陀」
カーテンを開けとくと露天風呂に渡るつり橋からまる見え。
着替える時は死角で…(笑)

選べる柄の浴衣
筆者は170~180の特大サイズがありがたい
部屋キーは一個

ちなみにつり橋から部屋を見るとこうなる。

逆に部屋からつり橋を見るとこうなる(笑)

16:30まで日帰り入浴客の居る露天風呂は後にして内風呂で洗髪をしてしまおう。
毎回風呂上りのビール確保に余念が無い筆者であるが今回は部屋のすぐ前に自販機が鎮座していた!
350でも良かったがラガーを呑みたくなりやむなく500をチョイスした(笑)

子宝の湯はぬるい(30.0℃)のでパス
摩耶の湯は女性専用

この案内板の脇に貴重品入れのロッカーがある
パスワード式とアナログの鍵式(ゴムで腕とか足に巻くヤツ)
部屋キーはそこに入れて露天風呂に向かう
それがよく解からないらしくインバウンド客に「ヘヤノカギワドウシテマスカ?」と日本語で聞かれたので教えてあげた。

(宝川温泉汪泉閣公式HPより)

露天風呂は4つある。テルマエ・ロマエなどのロケの画像で出るメジャーな湯舟は客室に一番近い「摩訶の湯」である。
結局夕食前、夕食後、朝風呂の三回入った♨
脱衣所を挟んで「摩訶の湯」の下流側に「般若の湯」があるが浅いので半身浴な感じだ。
男女共に“湯あみ”を着用して入浴するので夫婦カップルで入れるのが人気らしくインバウンド客が目立つ
その日はインバウンド率6割くらいな感じだ。
彼ら(彼女ら)は長湯していて筆者夫婦が後から入っても先に出るパターンだ(笑)
欧州系が多くアジア系のうるさい会話はほぼ無かった。日本人の男性団体(8名くらい)の方がうるさかったね。

夕食は部屋からすぐの竹庭
半個室で暖簾で視線を隠す感じだ
配膳は東南アジア系の女性

無理して刺身を多く出さないのに好感がもてる

上州牛と春野菜の陶板
写ってないが生ビール必須アイテム!

岩魚のから揚げで生ビールが無くなる

上州牛の焜炉
「タコハイ」を追加

レモンと塩で頂く
旨し!

赤だしが嬉しい

ごちそうさまでした。

総檜造りの本館は渋温泉の金具屋に近い雰囲気がある
そんな事もあろうかと超広角レンズも持ってきた(結局大三元全部)

階段の踊り場がイイ感じだね
ちなみに各部屋までWi-Fiは届かずこの踊り場にアンテナがある。

右が角部屋の「阿弥陀」
かろうじてWi-Fiが入るがたまに途切れる

露天風呂は24時間入れる
夕食後も入浴の為につり橋を渡る宿泊客も多い
筆者もその一人だが…

夜中から未明にかけて降り出した雨は朝まで続いた
露天風呂に行くのにも宿のビニール傘を差して歩く…

部屋からツバメが飛んでるのは解かる
たまにキセキレイも屋根とか留まるのを見る事が出来た
川の対岸に3羽くらいの野鳥が行ったり来たりしてる
重たい300mmを部屋まで持ってきた甲斐があった
そぼ降る雨の中にカケスを画角に入れる事が出来た
でもあんまり可愛くないね(笑)

朝食は夕食と同じ席の半個室
田中みなみの笑顔に誘われて夕食時にタコハイを頼んでしまったのだ(笑)

やっぱバイキングじゃないのはラクだわ
もう若くないのでご飯のおかわりはしなかった
珈琲は飲みたかったな…

その珈琲は東館3階のフロント脇で呑めた
水上駅行きの送迎バスが9:30に出るのでインバウンド客がココで待つのだ。

撮影機材が多いので駐車場から車を玄関横づけして荷物を積み込み汪泉閣を辞した。

四万温泉豊島屋編に続く…


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