ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

木村まさ子さん 講演会

2008-02-06 13:51:20 | バリアフリー情報
1月23日水曜日。
鳥羽商工会議所設立45周年記念、新春講演会
鳥羽市民文化会館大ホールで行われました。
講師は 木村まさ子さん
木村さんは東京生まで、現在神奈川県川崎市にあるイタリアンレストラン「いな田」のオーナー。
こちらでは薬膳を取り入れた料理を供しているそうです。

また、SMAP木村拓哉さんのお母様でもあります。

当日は雨の中、たくさんの来場者でした。
定員700名のホールがほぼ満席。
そして、9割が女性!!

講演のタイトルは「 育み はぐくまれ 」

最初に、学校給食に関して2つのエピソードを紹介。

1つ目は、
ある父兄が、「給食費を払っているので、うちの子供にはいただきますを言わせないで下さい」と学校に申し入れた例。

2つ目は、
いただきますと手を合わせるという宗教行為を学校教育で教えるのはやめてほしい」という抗議あったそうで、その代わりにその教育委員会では、笛を吹いて食べ始めるように指導したというもの。

この唖然とするようなエピソードに異論を唱え、
食べ物に感謝する気持ちを表す「いただきます」という言葉の大切さを話されました。

肉・魚・野菜・果物。これらはすべて命あるもの。
食べ物の命を頂き、自分の命を生きながらえる
すなわち命の移し変えにより、人間は命を繫いでいくのです

また、言葉には波動があって、「いただきます」と食べ物(命)に声をかけることにより、
感謝の意を表し、その食べ物をおいしくすることができるのではないか?と語られました。

食べ物を作ってくれた人への感謝。
そして、自然に対する畏敬の念を込めて
いただきます と言いましょう!
とおっしゃっていました。

その他、自分を受け入れて、今の自分を愛そうなど、
1つ1つの言葉を選びながらの語り口に、木村さんの優しいお人柄と実直さを感じました。

会場のみんながちょっぴり期待していたご子息の話は、全くありませんでしたが、
木村さんの心に染み入る話に、みんな静かに耳を傾けていました。

木村さんもおっしゃっていましたが、
その地で育まれた物をその地で食す すなわち地産地消がもっとも自然なことであり、
その地で暮らす人の身体にも合っているそうです。


美し国 伊勢志摩 に暮らす私達は、なんて幸せなんでしょう!

これからは、時にはそんな事に思いを巡らせながら食事をしたいと思います。

今日も 美味しく いただきます



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