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ばりふりっと鳥羽 ~ぬくとまるバリアフリー観光地~

伊勢志摩バリアフリーツアーセンターより、鳥羽市及び伊勢志摩のバリアフリー観光情報を発信しています。

盲導犬と旅行

2010-10-17 13:27:16 | バリアフリー情報
こんにちは
NPO法人伊勢志摩バリアフリーツアーセンターです。

さて、今日はセンターを利用されて伊勢志摩観光に来られたお客様のことをお話します。

島根県からお越しのご夫婦。
奥様が簡易電動車椅子。ご主人が全盲で盲導犬を連れての旅行です。

伊勢志摩1泊旅行。伊勢志摩までは鉄道をご利用。7時間かかったそうです

午前11時48分鳥羽駅到着。


1日目はワタクシがご案内。
鳥羽一番街3階で食事の後、
鳥羽湾めぐり遊覧船と鳥羽水族館をお楽しみいただきました。

鳥羽駅に到着後、ドルフィンパークにて、盲導犬のトイレタイム。

デリケートなショットですので、写真は小さめにしました(笑)

イルカ島めぐり遊覧船 船内での様子

言うまでも無く、お仕事中の盲導犬は、気配も感じないくらい静かです。
もちろん、食事中も。。

そして鳥羽水族館へ。
事前に連絡を入れたところ、鳥羽水族館さん、盲導犬の受け入れは初めてとの事。

しかし、何のトラブルもなく、従業員の方からも暖かい声をかけられるなど、
楽しく水族館での時間を過ごす事が出来ました。


アシカショーの車椅子スペースにて。家族揃って。

鳥羽水族館では音声案内などのサービスはなく、
私の説明不足もあり、なかなかイメージを掴む事ができなかったかもしれませんが、
タッチプールでは、カワハギやタコに触る事ができて、楽しまれたご様子でした


ご主人が感心していたエピソードをご紹介。
通りすがりの親子。子供が「犬がいるよ」と手を伸ばそうとしたところ
お母さんが「お仕事中だから、ダメよ」って、優しくたしなめていました。

最近、盲導犬とユーザーさんといっしょに行動することも何回かありましたが、
このように、一般の方々の理解が深まっているのを感じます。

幼稚園や小学生の団体に出会っても、皆さん特に騒ぐことなくやり過ごしてくださいます。

また、今回のお客様は、周りの人が盲導犬にかまいたそうにしている場合、
「触りますか?」
と聞いた後、盲導犬のハーネスを外し、OFFの状態にさせてから触らせてあげていました。


盲導犬にとっても、ハーネスを外す=仕事から解放されている ということを理解しているので、
お腹を見せてゴローンという体制で、リラックスして身をゆだねることができるのですね。

そして、またハーネスを付けて、ONの状態に。


この日はかんぽの宿のバリアフリールームに宿泊。
そして翌日は、観光タクシーにて、横山展望台、賢島ローズネットファーム、伊勢神宮参拝をお楽しみいただきました。
(神宮参拝では、神宮参拝ボランティアによる介助もご利用いただきました)

おまけの写真は、盲導犬にプレゼントした浴衣を着ているシーン。

盲導犬もご満悦の表情

このゆかたは、三重県補助犬協会が制作。
補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)連れでもどんどん旅行をしてもらいたいと、
伊勢志摩に補助犬といっしょに旅行をされた方に、
伊勢志摩バリアフリーツアーセンターを通して浴衣のプレゼントを行っています。

青い浴衣がよく似合いますね!
道中でも、沢山の方に声を掛けられていました。

補助犬ゆかたプレゼントについては


NPO法人 伊勢志摩バリアフリーツアーセンター
〒517-0011 鳥羽市鳥羽1丁目2383-13 鳥羽一番街1F
TEL 0599-21-0550 FAX 0599-21-0585
URL http://www.barifuri.com
E-MAIL iseshima@barifuri.com

までお問合せください。


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