TAKASHIの釣日誌

釣と言えばイシダイだけ。
還暦を過ぎても、磯に通います。
釣り雑感を綴ります。

久々の銀ワサ

2012年06月05日 | 日記

 久しぶりに、釣りに行っても良いよと許可を頂きました。6月4日(月曜日)朝4時起床で4時30分うす暗いなか出発。月曜日で皆さんお仕事で今回は単独での山陰行です。
 私一人なので近場で無理のない釣行をと、島根県大田市の地磯、大浦港大崎鼻へ行く事にしました。7時ごろ大浦港へ到着。波止からでも良いと思っていましたが、大きなテトラが一杯で良い場所は無く、本命ポイントの大崎鼻へ歩いて行きました。ゆるやかな北東の風が気持ちよく、海はべた凪。7時半ごろ到着。鯛ネライの人が2名ばかりカゴを振っておられました。沖に向かってピトンを打って釣り開始です。
 エサはサザエを3K程用意し、竿は今回はダイコーの海王525Lガゼ振出し、18号道糸に自作テンビンで50センチ捨て糸、錘は25号、針は16号黒針37番ワイヤー25センチ首振り結びにて沖に向かって中遠投カウンターで35位か。
 潮は左から右へゆっくり流れており、エサ取りの当たりは思い出した頃のちょこっとでたいして期待が持てない感じ。3投目で少し穂先が揺れたので待っていたらホゴが付いていました。
 8時半ごろでしたか、少し沖目の砂地との境目に狙いを変えようとカウンターで50位投げ、そのまま沈めて糸ふけを取り少しづつ引いて錘が掛ったところで待つことにしました。
 ピトンに竿を置いてすぐに穂先が揺れ、クックと段を付けて抑え込みました。大事にいこうと、竿を手に持ち替えて少し送ったらそのまま道糸がスーっと引っ張られ綱引き状態と成りました。引き抜くように合せると、針が口に刺さった感触でぐっと竿へ重たさを感じます。足もとで掛けた時のようなガツンという感じではありませんが、ドンと言った重たい感じです。竿の弾力で少しづつ浮いては来ますが竿をためるとグーと引き込みます。これはかなり大物、引きの感じでイシダイに違いないと思い、逃がしたら大変と慎重にホンピングを繰り返します。大分近くに寄ったなとちょっとためたらグーンと引き込みます。大物イシダイ特有の引きです。やっと魚が見えて波打ち際で放り挙げようと試みましたが竿が柔らかく水を切れません。隣の上物の方にワイヤーハリスを持って揚げてもらいました。
 口の黒いギラっと体が光る銀ワサです。16号の針がイシダイの頬っぺたを貫いており壮観です。手尺で三つ、60センチはあるなと思いましたが実寸で58センチでした。久しぶりの大物イシダイで、気持ちは落ち着いてはいましたが頭がズキンズキンと痛みかなりの興奮状態だったのだなと思いました。
 2匹目をとカウント50前後を繰り返し狙いましたが、左から右への潮が速くなり道糸は飛び、エサ取りも当らなくなったので12時納竿とし、意気揚々の帰還と成りました。