飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

旧有備館と柳月食堂 (宮城県大崎市)

2020-06-03 01:57:04 | スポットなたしなみ
2019年7月。
山形への移動途中に立ち寄り先として選択したのは、宮城県岩出山にある旧有備館。
岩出山伊達家が開設した郷学(学問所)です。
残念ながら、東日本大震災で主屋や附属屋が被害にあったため、建物などは、建て替えとなりましたが、新しい建物ながら昔を思わせる落ち着いた造りで、庭園を含めて心癒される場所になっています。

国指定史跡及び名勝「旧有備館および庭園」

 仙台藩祖伊達政宗は、天正19(1591)年9月23日、米沢から岩手沢に居城を移し、岩手沢を岩出山と改めました。慶長8(1603)年には、仙台城に移り、岩出山は四男宗泰を初代とする岩出山伊達家が代々伊達一門として治めました。
 「有備館」は、仙台藩家臣である岩出山伊達家が開設した郷学(学問所)です。開校は嘉永3(1850)年頃、十代邦直が当主となった頃と考えられ、岩出山城北側の隠居所・下屋敷の敷地内に開設されました。現存する有備館の「御改所(主屋)」は二代宗敏の隠居所として延宝5(1677)年に建てられた可能性が高い建物で、下屋敷としても利用され「対影楼」と呼ばれました。
 「庭園」は、正徳5(1715)年に四代村泰によって整備されたと伝えられます。岩出山城跡の断崖を借景として、池の中に御中島、鶴ヶ島、亀子中島、兜島の四つの島を配した回遊式池泉庭園で、御中島には茶亭があり島に渡る橋が架けられています。
 明治維新後の明治2(1869)年には,有備館の御改所(主屋)と附属屋は岩出山伊達家の居宅となり、庭園とともに守り伝えられてきました。昭和45年4月1日に岩出山伊達家より岩出山町(現大崎市)に移管され、一般に公開されるようになりました。
 指定年月日 昭和8年2月28日
 追加指定  昭和47年5月26日

大崎市教育委員会 (表の立て看板より)


旧有備館および庭園
住所:〒989-6433 宮城県大崎市岩出山字上川原町6
開館時間:9:00~17:00 (最終入館 16:30まで)
休館日:毎週月曜日 (祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日
入館料:大人 350円、高校生 260円、小・中学生 180円
最寄駅:JR陸羽東線 有備館駅 徒歩すぐ



元々は、近くの座散乱木遺跡を見に行ったのですが
雑草の洗礼を浴びまくり、成果なく撤退


東北の駅百選に選定されている「有備館駅」
とはいっても、今回は車で来たのですが・・・


駅前には、伊達政宗公の騎馬像がお出迎え
・・・あれ・・・仙台駅の?
そうです、仙台駅の待ち合わせシンボルは、こちらで第二の人生(?)を歩んでおりました


こちらが全体図、池の周囲をくるりと見て回れます


こちらが御改所(主屋)
東日本大震災での建て替えのため新しくなっています


こういった細工はいいですね
他の季節にも来てみたくなります


反対側から見た御改所


樹齢300年と言われる山桜


椿も同じく古いもので樹齢300年、昔からあるままのようです


島を見ながらゆっくり


渡れる島もあります
季節が夏であったためかもしれませんが
人もそれほど多くいらっしゃいませんので、ゆっくりした時間を過ごせました


周辺の他の楽しみといえば、近くの城山公園(岩出山城跡)がありますが
その途中に「森泉」を造る森民酒造店を発見


「夏しぼり」という黄緑の文字がドーンと書かれたお酒を購入しました

日本酒バリエーションが豊富と(自分の中で)有名な道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」でも
森泉の日本酒を購入できますので、お立ち寄りの際には是非


こちらのマンホールは、旧岩出山町の町の木『モミ』と町の花『ヤマユリ』です


そして、偶然立ち寄ったのが「柳月食堂」
「名物 ざるそば風冷し中華」という不思議な看板に惹かれました


お昼時ということもあって、地元の人で満席に近い状態
地元に愛される食堂といった雰囲気は好きですね

見た目はざるラーメンのカテゴリーにも思えますが
甘めの麺つゆにつけて食べるとこれが絶品、直ぐに無くなってしまいました

冷やし中華は、季節限定のため、夏頃に行くか別のものを頼むかですが
折を見て再訪したくなる味でした


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