飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

埼玉県名勝指定100周年記念:特別展天覧山 (埼玉県飯能市)

2022-11-14 02:25:47 | 山登りのたしなみ
山に登る機会がめっきり減りました。
2年前からの自粛期間で行く機会を失してから、体力的な衰えと運動不足、この体力で行っても大丈夫かな? という疑心暗鬼も重なり、山に行こうという気持ちが後ろ向きな感じになっています。恐らく、同じように山に行かなくなってしまった方も多いと思いますので、再びの山登りのきっかけにでもなればということで書いてみました。

実は、この日の目的地は、飯能市にある能仁寺(のうにんじ)でした。




東飯能駅からバスで「天覧山下」下車
そこから歩いていく途中にあったのが「飯能市立博物館 きっとす」 でした



埼玉県名勝指定100周年記念 特別展「天覧山」
期間:2022年10月16日(日) ~ 12月11日(日) 9:00-17:00
場所:飯能市立博物館 きっとす (〒357-0063 埼玉県飯能市飯能 258番地の1)
休館日:月曜日
入場料:無料



天覧山のことを知ることが出来て入場料無料となれば、行かない理由はありません。奇しくも本日が初日とは、不思議な縁のようなものを感じます。




あたご山 → 羅漢山 → 天覧山 となった経緯の詳細説明や山頂付近が何故あんな岩だらけなのかなど
知っていると面白いような情報が満載です
特に興味深かったのは、「公園の父」とも言える本多静六が計画をしていた「飯能遊覧地」
多峯主山が奈良の吉野山のような桜の名所になっていたかもしれないというのはちょっと驚きです

※ 本多静六さん、埼玉の菖蒲生まれとは聞いていましたが、武蔵嵐山の由来にもかかわっていたとは知りませんでした




通常でも近隣のハイキングコースの情報発信を行っているようです




本来の目的地は、天覧山の南側にあるこちらの能仁寺




1501年から続くお寺ですが、 明治維新時の「飯能戦争」で本陣となっていたため焼失してしまいました




庭園拝観は、300円。
知る人ぞ知るという場所のため、静かに観賞することが可能です
拝観場所も二段になっていて座りやすいです
埼玉県では、数少ない本格庭園となりますので、ここは特におすすめです




池泉鑑賞式庭園、天覧山も含めた大きな景観が魅力




右手に敷石などもあり全体を見るともっと美しいのですが・・・自分の写真センスのなさに愕然




メインの庭園以外も美しいところが多くみられます




この石の並びもモダンな感じでいいです




特別展を見たため、気になるため天覧山に登ってみることにしました
羅漢山の由来になった羅漢様・・・ではなく、如来様と地蔵菩薩様ですね
説明書きを毎回読んでいたはずですが、頭に入っていなかったようです




確かに中腹を超えたあたりから石が増えてきますね




そして山頂。こういった気楽に登れる山が近くに欲しいものです
山頂標識の右にあるのが「行幸記念碑」ですが、何故こんな見辛いところにあるのか不思議です




やはりいい景色です
これを機会に無理のない低山ハイクから始めてみようかなと思ったのでした


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