IPS2010

国際プラネタリウム協会(IPS)2010年総会・アレクサンドリアからの報告

国別参加人数

2010年07月05日 | 報告
名古屋市科学館 大西です。

IPS主催者側から、ベンダー各社に配布された今回の参加者の国別参加者数を報告します。
ただ、集計ミスが一部あり、最終的に参加者に配布された資料の合計人数とは総計が食い違うようです。
参考としてご覧下さい。

総計 299人

国別内訳:44カ国

アメリカ  85
日本  43
ドイツ 21
中国  17
フランス 14
イタリア  12
イギリス  11
ブラジル  8
スペイン  6
スウェーデン  6
ギリシャ  5
エジプト  5
イラク  5
オーストラリア  4
フィンランド 4
メキシコ  4
ポルトガル 4
ロシア 4
トルコ 4
南アフリカ 3
ベルギー 3
カナダ 3
ニュージーランド 3
チェコ 2
マカオ 2
ポーランド 2
アラブ首長国連邦 2
アルジェリア 1
アルゼンチン 1
オーストリア 1
コロンビア 1
デンマーク 1
香港  1
インド 1
韓国  1
クウェート 1
マレーシア 1
北アイルランド 1
オランダ  1
ナイジェリア 1
スリランカ 1
スーダン 1
チェニジア 1
ウクライナ 1

以上

研究発表~どの番組が人気?~

2010年07月05日 | 報告
IPSでは研究発表も行われています。

一人約15分の口頭発表のはずなのですが・・・
時間通りに始まらない、座長がなぜかいない、発表者がなぜかいない!、というハプニング続きで
スケジュール通りに進みません^^;

発表者は早口の人も多く、うっかりしていると聞き逃してしまいます><

Discovery Domeという移動式プラネタリウムで、どの番組が教師たちに人気があったか?
という発表が興味深かったです。

この移動式プラネでは、各学校(幼稚園~大学)で約20分の番組を流します。
どの番組を見たいか事前に先生方に選択してもらい、どのコンテンツに人気が集中したのか?

約200校(観覧者数約60,000人)、1年間(2008年~2009年)の番組投映での数字結果を
発表されていました。

一番人気があったのは
「Earth's Wild Ride」という地球科学の番組でした(32.56%の教師が選択)
勝因は、
・幅広い年齢層に対応していると明記している
・20分そこらのショーで地球科学15分野(火山や地震など)をカバーしている
という点ではないかと、言われていました。

Down of the Space Ageという宇宙旅行ものが人気かと思いきや、この番組は2.18%のみ
だったとのこと。

作り手の視点だけでなく、先生たちのニーズがどこにあるのかをデータが示してくれていました。

必要だけど、なかなかできていない、ニーズを知ることの重要性を再確認しました^^;

以下、調査結果です。(番組それぞれの詳細については以下参照
http://www.hmns.org/see_do/planetarium.asp)

・Earth's Wild Ride (32.56%)
・Zula Patrol Under Weather (13.46)
・Secret of the Cardboard Rocket (9.58)
・One world,One sky Big Bird's Adventure (6.89)
・Seacrets of Sun (5.07)
・The Body Code (4.42)
・Force5 (4.18)
・My Moon (3.05)
・Ice World (3.13)
・Dawn of the Space Age (2.18)
・Impact Earth (2.0)
・It's about time (0.76)
・Star of Bethlehem (0.67)
・Night of the Titanic (0.61)
・Black Holes (0.26)

選ばれなかったもの
・Saturn ring world
・Amazing Astronomers of Antiquity
・Lucy's Cradle
・Life in Universe
・fantasy Worlds

(伊丹市立こども文化科学館 市川 美沙)