出張した。

１月16日

　今日は富山へ日帰り出張。今年一発目の出張である。

　去年は飛行機でビュンって富山空港まで行ったが、今回は電車。大宮で上司と合流するためだ。なので、東京駅から上越新幹線に一人で乗る。乗り込むやすぐ、中沢新一「チベットのモーツァルト」を読み出す。ずーっと「遊学」を読んでいるのでちょっと違ったものを読もうと思ったのだ。だが、読んでいて集中してきた時に大宮に到着し、上司と合流。本を閉じて、打ち合わせをする。打ち合わせを終えた後、会社の携帯も鳴らず、しばしボーっとしていると、トンネルに入った。そのトンネルを抜けたら景色が真っ白！ビックリ！！ほんと一面雪だらけ。しかもまだ雪がえらい勢いで降っている。雪が好きな僕は、こりゃ東京も降るかなあと思いながら、外をずーっと見ていたら越後湯沢に着いた。越後湯沢も雪ですごいことになっている。もう雪が何十センチか積もっていて、空からは静かに静かに雪が降り続いている。ほんと、すごく静かだ。まだお昼前なのに。これが雪国かあ。うーん、この雰囲気、しばらく味わってたいなと思う。が、そんな間もなくすぐ乗り換えの時間がくる。

　越後湯沢から富山までは２時間。やっぱり飛行機で行くのとは全然違う。長い。けど、きれいな雪景色も見えたからええかなと考えながら外を見ていると、直江津を越えたあたりで雪が止んだ。しかし景色はほとんど変わらない。積もっている雪の厚さがちょっと薄くなったくらい。時計を見ると富山までは後一時間。まだまだやな、長い、長いなあ・・・、と思っている内にウトウトしてしまい、ふと気がついたらもう魚津。外を見ると、雪は相変わらず積もっているものの、すっかり薄くなっている。そしてすぐ富山駅に到着。

　得意先までタクシーで行き、いろいろ話しをさせてもらう。はるばる来た甲斐はあった。で、商談を終えた僕は、富山空港へ。そう、帰りは飛行機なのだ。飛行機だったら東京までは一時間。電車に比べたらあっという間だ。ただ、よくよく考えたら僕が住んでいるのは越谷。なので、羽田から越谷までの時間と大宮から越谷までの時間を考慮したら、どっちもあんまり変わらない。なんのこっちゃい。ま、上司の予定に合わせたから今回はしょうがないかな。

　で、富山から無事飛行機も飛んで羽田に無事到着できた僕は、「チベットのモーツァルト」の続きを読みながら越谷に帰ったのだった。