犬ぶよツールズ制作記録

Javaによる研究生活のためのパッケージ、犬ぶよツールズ。
その開発と保守のための備忘録

Inubuyo Natto (ver.0.0.2 release)

2012-01-04 21:25:51 | Weblog
● 概要
「納豆を食べた鶏が生んだ卵」という文があると、
言葉を入れ換えて、「卵を食べた納豆が生んだ鶏」などの文を作ることができます。
このような言葉の入れ換えを生成できるツールが、犬ぶよ納豆です。


(インストールなど)
● 動作環境
+ Java。JRE 1.4以上。
+ MeCab。単独で動くmecabを呼び出します。
(文字コードUTF-8に対応していること。将来的にこの制約は外す予定です。)

● ダウンロード
+ JARファイル
inubuyo-natto-0.0.2.jar

● 利用条件
フリーです。

(使い方)
● 設定
コマンドラインから実行します。
inubuyo-natto-0.0.2.jarがあるディレクトリで


> java -jar inubuyo-natto-0.0.2.jar


初回実行時に限り、

java.io.FileNotFoundException: ./Natto.properties (No such file or directory)

で始まるエラーメッセージが出力され、このディレクトリに「Natto.properties」というファイルが生成されます。

このファイルをテキストエディタで開いて、

mecab=/usr/local/mecab/bin/mecab

となっている行の「/usr/...」の部分を、お使いのmecabのパスに書き換えてください。

パスは、mecabが使えている状態であれば、

> which mecab

で確認できます。

例えば、mecabをUbuntuにapt-getでインストールすると、パスは「/usr/bin/mecab」になるようです。
この場合には、「Natto.properties」には

mecab=/usr/bin/mecab

と書きます。

「Natto.properties」を書き換えた後で、もう一度

> java -jar inubuyo-natto-0.0.2.jar


と実行して、何も表示されなければ設定は完了です。

● 実行
コマンドラインから実行します。
「納豆を食べた鶏が生んだ卵」という文を使う場合で説明します。

inubuyo-natto-0.0.2.jarがあるディレクトリで


> java -jar inubuyo-natto-0.0.2.jar 納豆を食べた鶏が生んだ卵


とします。
inubuyo-natto-0.0.2.jarにパスが通っていれば


> java jp.inubuyo.cell.Natto 納豆を食べた鶏が生んだ卵


でも同じです。

Mac OS X上での実行例。


結果が何通りかある場合には、ランダムで1個表示されます。

● オプション
以下のオプションを同時に複数指定できます。
+ 「-s」:入れ換える言葉を括弧にした文も表示します。


+ 「-f」:全てのあり得る入れ換えも表示します。


+ 「-i」:mecabの解析結果も表示します。


(名前の由来)
ツールの名前「納豆」は、上で使っている例文から取りました。
スーパーで納豆を食べた鶏が生んだこだわり卵を買ったときに
このツールを思いついたからです。
また、納豆を混ぜることを、言葉を混ぜることに掛けています。

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