【2021年9月18日より公式ブログへ移行しました】INSpiRAL (インスパイラル) 成城眼鏡店のブログ

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アランミクリのTwist(ツイスト)サングラス!━1━ 復刻したヴィンテージサングラス!

2008-11-21 21:11:49 | alain mikli / アラン ミクリ
 こんばんは インスパイラル ブログです。まだもうちょっと続く予定の「フランス・シルモ展の眼鏡三昧レポート」!の最中ではございますが、本日はそのシルモ展にてオーダーしたアランミクリのサングラスが、先行で一本だけですが到着いたしましたので先にご紹介いたします!
★フランス・シルモ展の眼鏡三昧レポート!━アランミクリ編━
                       についてはコチラコチラをご覧くださいませ!★


[A0800-01U8(AM44)]¥71,400!
フランスの展示会(別会場)でオーダーしてきた中で私HIGE一押しのサングラス!
白と黒という超ハイコントラストカラーによるアシンメトリーデザインは、実に大胆でありながら芸術的!それでいて、実際に掛けると「なるほどっ!」と納得してしまう仕上がりです!さらには、なんとも肉厚な感じも堪りませんなっ!う~ん、実に痺れます!
実はコチラは、左右非対称デザインの「Twist(ツイスト)シリーズ」の原点とも言える1982年の作品をなるべく忠実に再現し復刻させたモデルなんです!
(他にも当時はこんな作品こんな作品がありShow的な意味合いが強かったようですが、今のTwist(ツイスト)シリーズは掛けるためのアシンメトリーデザインです!)


アシンメトリーな部分には、このような段カットが入っています!
これは、下地の白が表に見えるよう表面の黒の層を削ることでアシンメトリーデザインを表現したからなんです!

今では、フリクション加工という技術を持ってすれば、この段差を出すことなく白と黒をつなぎ合わせることも可能です!
がしかし、敢えてそうしなかったのは当時のデザインをなるべく忠実に再現することに拘ったからに他なりません!
(実際に別バージョンで、フリクション加工によるモデルも出ておりました!)


さらには、インパクト大なサイドの極太テンプルにも注目!
この左テンプルの表面は、シンプルに黒ですが、

反対の右テンプルの上部には、下地の白がライン状に表面に見えるよう斜めにカッティングが施されているんです!
正面の大胆極まりないアシンメトリーデザインとはまた一味違う、サイドのさり気ないアシンメトリーデザインにもウットリです!


そして、その忠実に復刻させることへの拘りは、こんな所にも表れています!
「AM44 creation originale 1982」という刻印!正式には「A0800-01U8」という品番なのですが、敢えて当時の品番を刻んでいるのですね~!
※ちなみに、ここ数年のアランミクリコレクションにはスプリングヒンジが搭載されておりますが、当時のデザインを再現するために、このモデルにはスプリングヒンジを搭載しておりません!

私HIGEは、日頃サングラスを掛ける機会がほとんどないため、「もし自分がサングラスをかけたら?」とか「このサングラスを掛けたい~!」と思うモノに出会えることは、メガネのそれに比べると格段に少ないのが正直なところです!(もちろん、客観的にはビシバシ見ますが!)
がしかし、久しぶりに「使うチャンスはあんまりないけど、コレは掛けてぇ~!もし、機会がなくても持っていてぇ~!」と思えるサングラスに出会えました!

聞くところによると、生産本数も決して多いわけではなく、日本に入ってくる本数となればなお少ない!とのこと!
なるべく、なるべく我慢いたしますが、万が一なかなかお客様との巡り合わせがない場合は、
              
私 Get せていただくかもしれません!
正直その可能性は低くないため、この場をお借りして先にお詫びさせていただきます。
「私がゲットしてしまっていたら、すみません!」!
がしかし、頑張って我慢いたしますので「これはっ!」と思った方は、ご一報いただければと思います!それでは、また明日お会いしましょう!おやすみなさいませ~い!

tre chic!berlin サングラスコレクション!

2008-11-20 21:42:50 | ic!berlin / アイシーベルリン
 こんばんは インスパイラル ブログです。怒涛の「フランス・シルモ展の眼鏡三昧レポート!」の途中ではございますが、素敵なサングラスが到着いたしましたのでご紹介いたします!
tres chic!berlin コレクション』!

先月頭に開催された眼鏡の国際展示会IOFTにて発表されたアイシーベルリンの新作サングラス!
実は、100%女性スタッフによりデザイン、プロデュースされたコレクションなんですっ!超ビッグシェイプでありながら超軽量なサングラスは、「さすが!女性によるデザイン!」だけあって、実にセクシ~!(超キュートなデザイナーのクリスティーナちゃんはこの子です!)
★「tres chic!」について詳しくはコチラをご覧くださいませ!

まだすべて入荷したわけではないのですが、今回到着したモデルをご紹介いたしましょう!

[vendredi-matt gold]¥52,500!

最大の特徴は、このサイドにあしらわれた何ともラグジュアリーなデザイン!

う~~ん!実にセクシー極まりないスタイルです!


[mercredi-gun metal]¥52,500!

[mercredi-matt gold]¥52,500!

こちらも、フロント下部から突き出た上に、「~」←こんな感じのウェーブを描いたテンプルが特徴です!


一見シンプルに見えますが、ウェーブ型のアンダーテンプル!結構効きますよ!


[mardi-chrome]¥48,300!

フロント上部とブリッヂ部分の空間デザインが、「一味違った感じ」を醸し出します!

サイドも、「mercredi」同様ウェーブ型アンダーテンプルでございます!

ちょっぴりハードボイルドな雰囲気のほんのりドロップ気味のデザインとアースカラーのレンズのバランスが、実に絶妙です!


ちなみに、この「tre chic!berlinのサングラス」には、巾着・ダイアリー・ポストカード・アイマスクがもれなく付いてきます!
この付属品に関しても、どれもこれも女性がデザインしたがけあってもの凄く可愛いデザインとなっておりますよ~!

アイシーベルリンならではの構造、素材による「軽さ!」という利点を最大限に活かした、セクシーで大胆極まりない超ビッグシェイプ・サングラスtre chic!berlin』を是非ともお試しくださいませ!
それでは、また明日お会いしましょう!おやすみなさいませ~い!

眼鏡三昧!silmo2008 in Paris━フレンチ・クラフトマン編②━

2008-11-19 21:11:21 | その他
 こんばんは インスパイラル ブログです。怒涛の「フランス・シルモ展の眼鏡三昧レポート」!昨日は「フレンチ・クラフトマン①編」として、熟練の職人さんによる様々な作品をご紹介いたしましたが、本日は実際の熟練の技術(作っている姿)をお伝えしたいと思います!  
鼈甲の職人さん

昨日ご紹介したこんなにも精巧なミニチュア・ローネット(手持ち眼鏡)を実演で作っていたのです!

①まずは、板状の鼈甲素材にフレームの形を書きます!

②それを、糸ノコで勢いよく削り出します!
もの凄い小さいのにも関わらず、全くもって手元に迷いはございませんでした!

んでもって、削り出されたのがコチラ!この小ささお分かり頂けますでしょうか!?

③続いては磨きの作業!角を取ったりの大まかな磨きはバフで!(左画像)
仕上げは、布に擦り当てて光沢を出すための磨き!(右画像)
この仕上げの磨きに使っていたのは、なんと「デニム生地」!なんでも、これが一番イ~んだとかっ!驚きです!

④もの凄く小さなサイズであるため、可動する部分の金属パーツもお手製!
通常の針金を手でさらに細く削ります!本当に微妙な調整が必要らしく、少しづつ削っては何度も確認していました!

⑤仕上がった各パーツを組み上げ、バランスを整えた後、可動部分の金属をかしめて固定!

⑥そして、見事完成!枠(フレーム)の部分も2つともちゃんとコンパクトに畳めるようになっており、サイズ以外はまさに通常のローネットそのものでございました!

彫刻の職人さん

続いては、これまた昨日ご紹介した彫刻にて眼鏡にデコレーションを施す職人さんの実演です!

この方が、その美しい彫刻を彫る職人さんです!
会場では、四角いプラスチックの塊に次々と美しき彫刻を施していました!

その彫刻に使うのは、なんとこのドリル(スクリュー)一本!
しかも、立体的な柄を彫るのには表面ではなく裏面(見る方とは反対側)から削っていくのです!

「これぞまさに熟練の職人!」たる、素晴らしき技術でございました!
いや~、本当に凄かった!

他にも

バッファローホーンを磨く作業や、

フレームを削り出す作業なんかも実演がありました!

中でも、「へぇ~~~っ!」感じたのが、スワロフスキーを埋め込む技術です!

※視聴できるかわからない上、画像も荒いですが動画を貼っておきます!
なんと、スワロフスキー自体をホットプレートで温め、それをグッと押し込んで、何の接着剤取り付けていたのです!実際に見ると、確かにしっかりと付いていて取れそうもない状態!
「なるほど!これが、一番綺麗にスワロフスキーを埋め込むやり方なのかっ!」と、関心しまくりでございました!

ということで、2日間にわたり「フランスの熟練の職人さん編」をお伝えいたしました~!
鯖江を中心とした日本の職人さん同様の熟練の技術の凄さに、我々は時を忘れてその動きに見入っておりました!素晴らしかったです!
そして、いつか鯖江の職人さん達についてもお伝えできれば!と考えていま~す!
それでは、また明日お会いしましょう!おやすみなさいませ~い!

眼鏡三昧!silmo2008 in Paris━フレンチ・クラフトマン編①━

2008-11-18 21:08:01 | その他
 こんばんは インスパイラル ブログです。さ~、またまた「フランス・シルモ展の眼鏡三昧レポート!」に戻りますよ~!今日は「フランスの職人編」でございます!
 広大なフランスのシルモ展の会場の一角にて、(皆さんメダルをしていらっしゃったので、おそらく国?から認められたと思われる)一流職人の方々が、

このように、メガネを作る工程や技術を実演されているブースがありました!
その様子を二日間にわたりお伝えしたいと思います!

それでは本日は、ブース内に展示されていた熟練の職人さん達による数々の作品を、
ズァ~っとご紹介!

まずは、鼈甲素材による(海ガメの一種タイマイの甲羅)作品!
※右上の大きな塊が加工する前の鼈甲そのものです!

           
その中には、全長約5㎝のもの凄く小さいながら精巧な造りのローネット(手持ちのメガネ)や、

「これぞ!職人技!」的作品なんかもございました!
現在ではタイマイが絶滅の危機に瀕しているため、この鼈甲素材の希少価値が高まっており、
中には車を買えちゃうくらいのモノもあるとか…!


続いては、裏面からドリルでの彫刻を施した作品!
よ~く見ると、なんと立体的な花柄となっているんです!

中でも、アバンギャルドなシルエットの中に超繊細な彫刻が施されたこの作品には、
度肝を抜かれました!


さらには、こんなにも大胆にスワロフスキーが散りばめられた作品も凄かったっ!
これは、職人さんの手により、リスタルの輝きを損なうことなく、一つ一つ丁寧に埋め込まれているんですよ~~~!

そして、職人さんによる作品!と言えば、熟練の技術で手間隙かけてハンドメイドで作られる一点物だからこその大胆なデザイン!も一つの醍醐味!

そんな作品も多数ございましたよ~!


もの凄い勢いで絞られたかのような質感の「捻りサングラス」!


針金で弦まで表現された「ギター・サングラス」!


シェル(貝)のような素材(メタル素材かもしれません)による美しいデコレーション!


針金のようなメタル素材による超ミニチュアなメガネっ!(中央)


中には、「何の素材でどうやって作ったんだろう?金かっ!?」
と考えさせられる作品なんかもございました!

パッと見の凄さで「単なる珍しいモノ!」として見てしまいがちですが、これらのすべてが、長きに渡り培ってきた経験と熟練された技術による作品である
ということを最後にもう一度言わせていただきます!
もちろん、日本の職人さんも凄い方が、たくさんいらっしゃいます!いつか、日本の職人さん(技術屋さん)達についても、このブログで紹介できたらと思っています!

明日は、「フレンチ・クラフトマン編②」といたしまして、実際の作業されている様子をお伝えしたいと思います!それでは、また明日お会いしましょう!おやすみなさいませ~い!

フォーナインズ2008-2009新作!「NP-61」!

2008-11-17 21:30:16 | 999.9 / フォーナインズ
 こんばんは インスパイラル ブログです。「フランス・シルモ展の眼鏡三昧レポート!」の途中ではございますが、一息ついて本日は、フォーナインズ2008-2009新作の中から、以前ご紹介いたしました「NP-60」と同シリーズの「NP-61」が全色揃いましたので、カラーバリエーション、細かなスペック等をお伝いたします!
(NP-60と被るご説明も多くございますので、どうぞよろしくお願いいたします。)
【NP-61¥33,600!

ウェリントンという、眼鏡フレームの中で最も代表的なクラシック・デザインの特徴を踏襲しつつ、それをフォーナインズが考えるサイズ・バランスに再構築したコレクション!
2型ある同シリーズの中でこの「NP-61」は、「NP-60」をベースとし、より細身でシャープな印象に仕上げたウェリントンタイプです!
基本的な構造は、前回発表された「NP-30シリーズ(他NP-31/NP-32の計3型)」をベースに組み立てられており、プロダクトとしての質感を更に高める飾りを取り付けたり!と、これからの
NPシリーズ(ネオプラスチック)」における表現の幅を広げていくシリーズと言えましょう!

カラーバリエーション・全5色

[38/イエローデミ]
落ち着いた雰囲気を醸し出す、薄っすら透明感のあるブラウン!

[88/クリスタルスモーク]
様々なシーンやスタイルに合わせやすい透明感のあるグレー!

[90/ブラック]
クラシックなスタイルには欠かすことができないのが、このブラック!

[464/グリーンデミツートン]カラー!
フロント上部とテンプルに、笹柄の入った(デミ系)の濃いグリーン!そして、フロント下部にはクリアグリーン!というツートンカラー!
そのクラシカルな雰囲気を、より際立たせるカラーリングでございます!

[465/グレーデミツートン]カラー!
先程同様に、濃淡のあるグレーを基調とした美しく情緒あふれるツートンカラー!この独特の味わいは、ツートンカラーならではの雰囲気です!

スペック
  
NP-60」同様に注目すべきは、正面サイドとテンプルに施された、クラシックなデザインの一つの特徴とも言える「鋲風の飾り」です!
なぜ鋲か?と言いますと、これは実際の鋲ではなく、プロダクトとしての質感(モノとしての良さ)を高めるための装飾だからです!

そして、その装飾の素材にはチタンを使用!
さらに、レーザーを駆使した最先端の技術による精密な取り付け方法!極めつけは、オリジナリティ溢れる「亀の甲羅」をモチーフとした精巧な立体適形状!
というように、その装飾にもフォーナインズならではの拘りや進化が、しっかりと見られる仕上がりとなっているのです!


サイドのテンプル部分も、NP-30シリーズに続き、50年程前のアメリカンスタイルの雰囲気を感じさせるようなデザインを、フォーナインズ流にアレンジ!(NP-60よりもやや細めの仕上がりです。)
機能的にも、薄く幅の広い形状に対して、弾性のある芯金(中の金属)を用いることで、型崩れしにくい構造となっています!

フォーナインズが考える「NP(シリーズ)=ネオプラスチック」ならではの
 
フレームにかかる負荷を吸収しつつ、柔らかな賭け心地を生み出す「逆Rヒンジ」!(左)
様々な方の鼻筋に面で当たるように考えられたフォーナインズ独自の形状のノーズパッド!(右)
などの機能も、しっかりと搭載されております!

ということで、フォーナインズ2008-2009新作「NP-61」でございました!それでは、また明日お会いしましょう!おやすみなさいませ~い