視点集

さまざまな使える視点(視座、切り口など)を収集・公開・シェアしていきます。

「分と志、という視点」(NO.0022)

2007-01-31 17:41:59 | Weblog
この世界をいかに生きるか。

早稲田大学名誉教授の中村桂子さん(JT生命誌研究館館長)は
「分(ぶん)と志(こころざし)」という2つの言葉で

以下のように語っておられてインスパイアされました。

この地球において、5千万種いる生き物の一種として、
人間が生きていくためには分をわきまえなければならない。

電車でも1人が2席分を使うと誰か1人が座れない。

先進国がいわゆる第三世界の分まで使うと
「南北問題」が生じ、

現世代が搾取しすぎると将来世代との間に
「世代間不公平」がおこる。

「無限」といわれた時代は終わりを告げ、
後世を配慮しない分を過ぎた行動は
大変な負の遺産を課せることになる。

限られた地球という中で、
人間は分をわきまえながら、

かつ、天分を活かし、志高く、
地球環境問題に積極果敢にチャレンジせよ

という中村桂子さんのメッセージ。

分と志。

半農半Xの精神もきっとそれです。

ぼくはしっかり受けとめました。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.31  塩見 直紀
塩見直紀ホームページ

「give and forgot 、という視点」(NO.0021)

2007-01-30 06:04:34 | Weblog
10何年前までは
「give and take」しか、知らなかったけれど、

「give and give」という考えに出合い、
人生が少し変わり始めたように思います。

そして、さらに出合ったのが、「give and forgot」。

与えたことすら、忘れちゃう。

いつまでも覚えていなくて、いいのですね。 

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.30  塩見 直紀

「既存のものの組み合わせ、という視点」(NO.0020)

2007-01-29 18:06:57 | Weblog
アイデアとは、

既存のものと既存のものの組み合わせだと知ったとき、

なんだか救われたような気がしました。
これならみんな出せますね。

どんどん組み合わせてみましょう。

未知の組み合わせがきっとあります。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.29  塩見 直紀

「選択と集中、という視点」(NO.0019)

2007-01-27 20:33:15 | Weblog
誰が言い出したのか分からないけれど、「選択と集中」って、あたりまえになっていますね。

僕が注目したいのはその反対のことば。
それは「未選択と散逸」。

いま自分は何に愛を注ぎ、エネルギーを、時間を、限られた資金を使うべきなのか。

困っている見知らぬおばあさんを助けれる余裕を持ちつつ、ミッションに挑めたらいいなあ。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.27  塩見 直紀


「三方よし、という視点」(NO.0018)

2007-01-26 05:37:17 | Weblog
近江商人の商哲学「三方(さんぽう)よし」。

売り手よし、買い手よし、世間よし。

みんなしあわせになれるっていいですね。

「WIN-WIN」という考え方にさらに
「地球もWIN」が加わるといいなあと思います。

LOHAS企業はきっとそれをめざすんですね。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.26  塩見 直紀
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「天職、という視点」(NO.0017)

2007-01-25 06:16:17 | Weblog
「天職」をあらわす英語の「calling」。

すてきなことばですね。

同時通訳者であり、環境活動家の枝廣淳子さんは
天職発見法として以下の公式を本に紹介されています。

大好きなこと×得意なこと×大事だと思うこと

「大事だと思うこと」とは
温暖化だったり、子どもたちの未来だったり、
食育だったり、農のことだったり。

天職。

呼びかけに気づき、
なんとかそれに応えることができたらいいですね。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.25  塩見 直紀
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「“木を植えた男”に学ぶ、という視点」(NO.0016)

2007-01-24 15:06:29 | Weblog
1 役割の発見
2 木を植える
3 無私の行為
4 継続の志

これは新井満・紀子夫妻がジャン・ジオノの名作
『木を植えた男』を訪ねる本のなかであげられている

「木を植えた男」に学ぶ
よりよい人生を生きるための4条件です。

・木を植えるということ。

・役割の発見、無私の行為、そして、継続。

シンプルですね。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.24  塩見 直紀
塩見直紀ホームページ

「育てて用いる、という視点」(NO.0015)

2007-01-23 08:36:32 | Weblog
15年ほど前、日本文化について書かれた
1冊の本に出合いました。

そこに書かれていたのが

「育てて用いる」のが日本文化の本質、特質

というメッセージ。

育てるだけでは、生え放題になるけれど、

将来を見据えて、育て、
そして、時が来たら、最高の技術でものづくり。

育てるだけでは何か足りない。
使うだけでは、いつかは枯渇する。

育てて用いる。

生命の特質を熟知し、それにふさわしい舞台を与える
という思想なのですね。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.22  塩見 直紀
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「吾以外皆我師、という視点」(NO.0014)

2007-01-22 07:02:59 | Weblog
作家・吉川英治さんのことば、また座右の銘といわれています。

吾以外皆我師(われ・いがい・みな・わが・し)。

ほんとうにそうですね。

そうした視点で生きられたら、
すてきな世界になりますね。

松下幸之助さんのことばもすてきなので、ご紹介します。

学ぶ心さえあれば、
万物すべてこれわが師である。

語らぬ石、流れる雲、
つまりはこの広い宇宙、この人間の歴史、

どんなに小さなことにでも、
どんなに古いことでも、

宇宙の摂理、自然の理法が
ひそかに脈づいているのである。

そしてまた、人間の尊い知恵と体験が
にじんでいるのである。

これらのすべてに学びたい。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.21  塩見 直紀
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「天才が生まれる三条件、という視点」(NO.0013)

2007-01-21 08:00:57 | Weblog
数学者・藤原正彦さんが

『世にも美しい数学入門』や『国家の品格』で触れられている
天才が生まれる三条件。

*第一の条件

神に対してでも自然に対してでもよいから、
何かにひざまずく心を持っているということ。

*第二の条件

美の存在。
子供のころから美しいものをみていないと不可能です。

*第三の条件

精神性を尊ぶということ。

要するにお金を尊ぶという物欲ではなくて、
もっと役に立たないものを尊ぶ心

とのこと。

この三条件の視点で

子どもや未来の教育、また自分自身のことなど、
見ていったら、何か見えるかもしれませんね。

●コンセプトフォーエックス+半農半X研究所
 2007.01.20  塩見 直紀
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