INSIDE INSEAD 

このブログは、INSEADのMBAプログラムに在籍している日本人学生有志が作成している非公式のブログです。

INSEADもMBA夏祭りに参加します

2008-06-28 | 7.告知
7/21に行われるアゴス・ジャパン主催ビジネススクール卒業生・在校生によるMBA夏祭りにINSEADも参加します。当日はINSEADの在校生・卒業生がブースにおりますのでぜひお立ち寄りください。

詳細はアゴス・ジャパンのサイトを確認してください。

https://www.agos.co.jp/onlineservices/modules/agendax/?op=view&id=1024&on=20080721

ブルーオーシャン戦略を学ぶ

2008-06-26 | 5.大学院授業
管理人でJuly 08のAkiroです。日本でもINSEADを一躍有名にしたブルーオーシャン戦略をチャン・キム教授に直接指導を受けながら学ぶことができました。マーケティングの授業などで”これってブルーオーシャンだよね”などと何度もコメントされるブルーオーシャン戦略ですが、ブルーオーシャン戦略そのものを教える授業はそれほどありません。コアのストラテジーのコースで1回あったのと、エレクティブではBlue Ocean Strategy Study Groupというコースがあるぐらいです。

Blue Ocean Strategy Study Groupは授業はなく、学生のグループがブルーオーシャン戦略の本を読んである製品・サービスを分析し、この結果をチャン・キム教授に報告して指導してもらいます。僕たちのグループはiPhoneを選び、ブルーオーシャンの6PathやBuyer Utilityなどのフレームワークに従ってiPhoneを分析しました。

iPhoneはスマートフォンとMP3プレイヤーに機能を追加した製品であり新たなマーケットも作り出していないので、ブルーオーシャンではなくレッドオーシャンの製品だという結論でチャン・キム教授とディスカッションしました。そこでチャン・キム教授に言われたのは”iPhoneはレッドオーシャンの製品かもしれないがウォークマンのようなブルーオーシャンになる可能性もある。iPhoneの成功・失敗をブルーオーシャンの観点で分析して、どうやったらブルーオーシャンになるかの提案をするのがブルーオーシャン戦略の使い方だ”とのことでした。チャン・キム教授はアップルのスティーブ・ジョブズにもブルーオーシャンについてアドバイスをしているそうで、僕たちにもスティーブ・ジョブズにアドバイスする立場で考えるように指示されました。その後考えてみるとiPhoneにはウォークマンのようにその時代を代表する製品にするためのアイディアが見つかり、ブルーオーシャン戦略の本来の目的を理解したのでした。

さらにブルーオーシャン戦略はキャリアにも応用でき、僕たちINSEADの学生は競争を勝ち抜いてきたレッドオーシャンの学生だと言われました。ビジネススクール卒業後のキャリアでは自分のブルーオーシャンを探すためにブルーオーシャン戦略を使おうと思いました。

INSEAD World Cup Soccer 2

2008-06-12 | 6.学生生活
先制点をあげて盛り上がる日本チームに対して、いつもはもっと冷静なコンサルタントや弁護士だったイタリア人クラスメートの怒りの声がピッチに響き、イタリアチームの目の色が変わります。その後は本気になったイタリアチームの攻撃を浴び、日本チーム自慢の組織力を次々と破られて5点をあげられて1-5の敗戦です。

気を取り直して挑んだアイルランド戦も前半は拮抗した展開で日本チームもチャンスを作るもぎりぎりのところで点が奪えず、逆に自殺点で先制を許します。フレッシュな控え選手を次々と投入して運動量で対抗することを試みますが、アイルランドは女性選手も含めた7人の動きで対抗してきます。特にこの女性選手はサッカー経験者で男子顔負けの技術と運動量でなでしこ不在の重みが日本チームにのしかかります。リスクをとって攻撃をかけてチャンスをつくるも得点に至らず、逆にカウンターで追加点を許して0-3の敗戦でした。

なんとか一勝をとの思いで挑んだ第3戦はレバノン戦です。これまでとは先発も入れ替えてフレッシュな選手中心で挑みますが動きが鈍った前半半ばで先制点を許します。相手も3戦目ということで疲れが見えますが要所ではきちっといいプレーを決めてきます。日本も何とか1点を返しましたが、最後は力尽きて1-4で敗れました。

日本チームのいたグループからは下馬評通りイタリアが1位で勝ち上がり準決勝も勝ちましたが決勝で敗れて2位で、優勝はドイツ!ワールドカップ、ユーロを彷彿とさせる熱い戦いが繰り広げられた1日でした。

残念ながらグループリーグ敗退の日本チームでしたが、控え選手も含めたプレイヤーの数、パートナー・家族の応援では他国に負けない元気さをみせました。体力・技術で負けましたが気力では負けずに戦い抜き、終了後にはビール&シャンパンにバーベキューで健闘をたたえあいました。16カ国のナショナルチームでのワールドカップが実現したINSEADのダイバーシティのすごさを実感するとともに、次回大会に向けては日本チームは男女ともに有力なプレイヤーのリクルーティングが必要です。世界の強豪相手に戦いたい方はぜひINSEADを受験してください!

INSEAD World Cup Soccer

2008-06-10 | 6.学生生活
サッカーの日本代表もワールドカップ予選を戦い、ヨーロッパでもユーロが開幕というこの時期に、INSEADでもサッカーのワールドカップが行われました。16カ国のナショナルチームが結成され、イタリア、フランス、ドイツ、ポルトガル、ブラジルなどの強豪国に混じって日本チームも出場しました。

大会が決まってからの日本チームは全体練習を経て強豪ポルトガル代表とのフレンドリーマッチを行いました。ポルトガルチームのC・ロナウドを彷彿とさせる鋭いドリブル突破に苦しめられながらもぎりぎりのところで跳ね返してカウンター攻撃をしかけます。結果は敗れたものの相手チームからは組織力が高い良いチームだっととのコメントももらい、日本らしい全員サッカーは強豪相手にも十分通用するはずと信じ、自分たちの良さを思い切って発揮しようとみなで確認しました。

今大会のルールは各国の学生が国別に7人(うち1名は女性)のチームを作ります。1試合は12分ハーフで、まずは4カ国ずつのグループリーグを戦い、各グループ1位の4カ国が決勝トーナメントに進みます。日本はイタリア、アイルランドとレバノンと同じグループに入りました。グループリーグ初戦はグループ内で最強と予想されているイタリアです。アズーリ(青色)のイタリア代表ユニフォームを着たイタリアチームに負けずに気合十分にピッチに散らばりキックオフを迎えます。しかし日本チームは女性プレイヤーの都合がつかず、イタリアチームよりも一人少ない6人の男のみで戦うことになりました。

苦戦が予想されましたが前半の5分過ぎに見事に先制点を日本が取ります!イタリアチームに押される展開の中でカウンターからキーパーとの1対1をものにして、イタリア伝統のカテナチオを日本チームがこじ開けました!

(つづく)