ときどき落ち栗拾い

クリスチャン・ベイルの好きなところを拾ってみたり映画の思い出落としたり

ある貴婦人の肖像

2009-10-18 22:56:20 | 栗拾い
22日(木)深夜1:35からNHK-BS2で放送予定。
http://tv.yahoo.co.jp/program/180261/?date=20091022&stime=2535&ch=3c66

http://www.imdb.com/title/tt0117364/
1996年のこの作品、「ピアノ・レッスン」のジェーン・カンピオン監督の次作ということで、楽しみにして劇場上映見に行ったものだが、もちろんクリスチャン・ベイル君が出ていることになど全く気づいておらなんだ。
その後ローカルTV深夜枠で放送されたとき、そういやヴィゴ・モーテンセンが出てるんだっけと録画したのが多分5年ほど前。その時も気づいてなかったな。「リベリオン」で栗落ちして、彼のフィルモグラフィに「ある貴婦人の肖像」があるってんでビデオひっぱりだしてきて・・・・えーと、誰これ。

ピンクの頬した恋に燃える青年と、子持ちお父さん第1級クラリックではことほどさようにかけ離れて見えたのじゃ。
吹替えで声も違うし。144分なのに録画したの1時間半だもん相当カットされてる。今度こそ字幕CM抜きで録画し直すのじゃ。


ヘンリー・ジェームズ原作の文芸作。19世紀後半、若くて美人で親なしのイザベル(ニコール・キッドマン)は遺産を相続し、自分の好きなように生きる自由が与えられたはずだった。しかし引く手数多の求婚者たちの中から、彼女が夫にと選んだのはイタリアの美術蒐集家(ジョン・マルコヴィッチ)。ほんとは冷淡なエゴイストなのに、若いイザベルは彼の教養だけ見て素晴らしい趣味人と思い込んでしまったのだ。
彼女が本当の愛に気づくには、手酷い裏切りにあわなければならなかった・・・・と。
なんでも持っているようでも、ほんとうの幸せを掴むのって楽じゃないわ。
「ピアノ・レッスン」同様、制約の多い時代に真実の愛を求めて生きる女性を描いていてそこに共感するもよし、旧いヨーロッパの風景を楽しむも、ニコールのドレスにうっとりするんでもよし。


クリスチャン君は前妻の娘と恋仲なのに、もっと金持ちに娘を嫁がせようとする野心家の父マルコヴィッチに邪魔されるよ。

ぴかぴかに若くて情熱的なロジエ君。そして時代がかった衣装がやはり激似合い。
脇エピソードなんだけど、ニコール姉さんに夫がどんなサイテー野郎か気づかせ、本当に自分を愛してくれているのは誰なのか、考える契機となるのだった。


ちなみにヴィゴ兄貴はアメリカの実業家でイザベルの求婚者の一人。粗野で田舎者でブサイクで~と劇中散々コキおろされて(ヴィゴ兄貴ブサイクちゃうやん、ケツアゴ目だつけどさ)、全編ちょこちょこ登場してはイザベルにウザがられ、でも最後はスゴイ役得。
指輪ブレイク前の扱いはそんな感じです。


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