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つれづれ in Deutschland

ドイツに来てから行った旅行、日々のこと。

ウィーン3日目-3-

2005年03月03日 | ウィーン
そんで下宮から雪の中を歩いて、上宮へ。
この上宮からの見晴らしは素晴らしい!暖かい季節だったら庭の緑や花々も美しいことだろう。
今日はいったん帰るが、また暖かい季節にリベンジだ

上宮の中の19・20世紀絵画館に行く。
エゴン・シーレ。すごく好きだな・・
Museum Quartier Wienに行かなかったことが悔やまれる。

あと有名なクリムトの『接吻』など。クリムトの描く女性の肌と表情はなんてセクシーなのだろう・・
しばらくの間立ち尽くしてしまった。

のんびりしすぎたのでダッシュで宿に戻り、空港へ向かう。

ウィーン3日目-2-

2005年03月03日 | ウィーン
ドナウ川のあと、モーツァルトが数年間住んで『フィガロの結婚』を作曲した家、フィガロハウスへ行く。
しかし12月まで改装中だった。。

そんでベルヴェデーレ宮殿へ。開館時間まで時間があったので、歩いていってみた。
やめれば良かった。霜焼けになったし風邪ひいた。この風邪はスペインに行ってもひきずっていて馬鹿をみた。
まずは宮殿の下宮にあるゴシック美術館から見始める。
絵の展示されている一部屋一部屋が豪華

ウィーン3日目-1-

2005年03月03日 | ウィーン
朝ごはんを食べて、ドナウ川へ行ってみた。
ドナウ川へ流れ込む支流の流れが凍っていた。歩いているだけで人間までも凍りそうだ。
遠くに『第三の男』の舞台ともなったプラーター公園の観覧車が見える。
しかしロマンチックな雰囲気はなかった。

ガイドブックをみるとドナウ川じゃなくてドナウ運河と載っているように、ただの水の道といったかんじ。
ブダペストのドナウ川は雰囲気があったのに。
まわりの風景の影響も大きいかもしれないが。

学生時代の就職活動で某旅行会社を受けたときに「旅行ツアーのプランをたてなさい」という課題を出され、私は川の上流から下流まで流れていく、というプランをたててみた。
そのプランが良かったのかどうかはわからないが、そこから先の段階の面接までは進むことはできた。
旅好きだから旅行会社は向いているかと思ったんだけど、でも自分で旅行するのとは訳が違うから、やっぱり大変かな。

中学の卒業旅行に、家の近所の川を上流まで自転車で上っていこうぜ、と提案して他の子も乗り気になったのに、結局親に反対され実現できなかった。
『ドナウの旅人』のようにドナウ川の全ては無理でも、川に沿った旅行をいずれ実現してみよう。

ウィーン2日目-6-

2005年03月02日 | ウィーン
昼間、ウィーンに来たんだからオペラに行ってみよう!とチケットセンターへ行ってみた。
柱の後ろなど見づらい場所ならなんと3.5ユーロ。
街の中心にあるオペラハウスではないのだが、雰囲気だけ見たくて行ってみることにする。
美術館の後いったんホテルに戻り、少しだけおめかしして出発。
ホテルのフロントの人にオペラハウスの場所をきいたら、かなり遠いことが判明。
でもせっかくだから向かう。

席はすごく良い場所だった!確かに柱の真後ろなんだけどそんなに邪魔にならないし。前のほうだし。
不思議の国のアリスのダンス劇だった。アリスが日本の女子高生の制服のような衣装(チェックのミニスカート)で、パンツをちらちら見せたり開脚したりする。
途中で爆睡してしまい、カーテンコールで起きた。

夜はホイリゲに行きたかった。
しかしガイドブックに載っていたところは値段が高くて断念し、凍る街をさまよう。
もうマクドナルドでもいいや、と思っていたら偶然お店を発見!

ワイングラス3杯分くらいの小さなデカンタに入ったワインが3ユーロ。
適当にとった料理もまあまあ。
何より雰囲気が良くって満足。

夜はホテルで『第三の男』を最後までみる。
戦後すぐのウィーンはこんな感じだったのね・・

ウィーン2日目-5-

2005年03月02日 | ウィーン
模写している人を何人かみかけた。
この人は上手だったからか、周りには人だかりができていた。

この美術館で私はフェルメールとカラバッジョが良かった。
フェルメール見にいつかオランダの美術館も行ってみたい。

ゆっくり見ていたら閉館時間。
行けたらMuseum Quartier Wienにも行きたかったのに・・

ウィーン2日目-4-

2005年03月02日 | ウィーン
KHM(美術史博物館)へ。
館内のカフェで早速休む。すごく素敵な雰囲気だ。

昨日の夜も今朝も、テレビのニュースでウサギの絵が大写しになっていた。
このKHM所蔵のデューラー作ウサギの絵が、国外持ち出し禁止にもかかわらず現在スペインに行っているらしい。
担当大臣がうっかり国外持ち出しに許可を出してしまったそうだ。
この後プラド美術館にも行くから、ちょうどウサギに会えるかもしれない。

ウィーン2日目-3-

2005年03月02日 | ウィーン
以前、墓の写真は撮るなと人に言われていたのだが・・
墓というか棺だが、思わず撮ってしまった。
マリアテレジア夫妻の棺。棺の上には二人がみつめあうレリーフ。
夫婦の愛が強かったからこそ、マリアテレジアも存分に力を発揮できたのかもしれないね。
夫のヨーゼフ一世はしょっちゅう浮気をしていたともいうが。
手前の棺は彼らの息子であるヨーゼフ二世のもの。

このカプツィナー教会には12人の歴代皇帝やフランツ・ヨーゼフ一世、エリザベート夫妻と自殺してしまった息子ルドルフの棺なども安置されている。
一族145人の棺が勢ぞろいしているそうだ。

ウィーン2日目-2-

2005年03月02日 | ウィーン
この写真の大ギャラリーで19世紀初頭、ナポレオン戦争の事後処理のためヨーロッパ各国首脳が集まり、ウィーン会議が開かれたそうだ。
首脳達はお互いを牽制するため、大事な話を切り出さずに10ヶ月間も毎日接待を続け、その間根回しやスパイ活動を行っていたという。毎日毎日、ワルツを踊る日々・・

『会議は踊る、されど進まず』

毎日パーティって辛いだろうなぁ。しかも10ヶ月間。
1961年にはケネディ、フルシチョフもここで会談したそうだ。

そのほかにも6歳のモーツァルトがマリー・アントワネットに求婚したとされる鏡の間。
20年間で16人(成人したのはその内10人)の子供を妊娠したマリアテレジアは、ベッドに横になりながら様々な指示を出すこともあったらしいのだが、そのベッドの展示などがおもしろかった。豪華!
20年間お腹の中にはほとんど絶え間なく子供がいた・・ それでいてオーストリアを確固たるものにしたんだからすごい女性だ。

ウィーン2日目-1-

2005年03月02日 | ウィーン
宿で朝食をとり、シェーンブルン宮殿へ行く。

建物の外観の黄色はマリア・テレジア・イエローと呼ばれるらしい。
レオポルト1世がベルサイユ宮殿を凌ぐ宮殿の建設を要望し、建設が始まったらしいのだが、財政難により中断。マリア・テレジアが規模を縮小し、夏の離宮として完成させたそうだ。

入り口で日本語のオーディオガイドが無料で借りられる。
日本人のツアーの人たちと時間が重なったので、ガイドの人の解説もあわせて盗みききながら中を回る。

添乗員に連れられて団体で動くのとか、自由な時間が少ないのとかが嫌だなと思うので、ツアー旅行って行ったことがない。けど、ひとつひとつ丁寧に説明してもらいながら名所を廻るのは良いな。説明の有無でその場所の見方が全然変わるもんなー。

ウィーン1日目-6-

2005年03月01日 | ウィーン
寒さのあまり頭が痛くなった。
足もくたくたなので、途中、サラダやこんがり焼かれた美味しそうな豚のばら肉などを買って宿に帰る。

ウィーンに行く前に観た方が良いよ、と貸していただいた『第三の男』のDVDをPCで観ながら食事。ウィーンに来る前には観られなかったので。
淀川長治の解説が最初に収録されていて「映画美術の算術」と評価している。
ウィーンが舞台。キャロル・リード監督。ジョゼフ・コットン、オーソン・ウェルズ。
話に引き込まれて観ている最中、電話。

今日はなかなか人気者なのだ。普段はそんなことないのに。こういうときに限って魅力的なお誘いがあったりする・・残念。
とても嬉しいのだけれど私の携帯はプリペイド式なので、ドイツの国外で受信すると受信側も電話代がかかる。かかるのはいいんだけど、来る前にチャージしてきた30ユーロなんてあっという間になくなってしまうくらい高い。チャージがなくなってしまうと受信不可になってしまうのでとても不便なのだ。なくならないか心配。
前にフランスで受信不可になって人にものすごく心配をかけたことがある。
そしてこの後のマドリードでも・・受信不可になり、またしても人に心配をかけてしまったのだった。
自分がかける分には調節できるけど、かかってくる電話は予測不可能なんだもん・・そんなにかかってくるとも思わなかったし。。

電話の後眠くなり、映画の続きは明日観ることにして寝た。

写真はKLM(美術史博物館)前の像。

ウィーン1日目-5-

2005年03月01日 | ウィーン
王宮(Hofburg)へ。

皇帝の部屋(Kaiserappartements)、エリザベート博物館を見る。
エリザベートは本来彼女の姉のお見合い相手だったフランツ・ヨーゼフ1世に見初められて15歳で結婚する。ヨーロッパ宮廷一と謳われた美貌に50cm(!!)のウエストというスタイルを持つ彼女の生い立ちの紹介や、彼女が着たドレス類、肖像画などが展示されている。
エリザベートの肖像画を基にスワロフスキーが再現したアクセサリーが素敵だ!

それから宮廷銀食器等コレクション展示室(Silberkammer)へ。
宮廷で使用された15世紀からの食器類が展示されている。
銀食器やガラス器の細工が素晴らしいし、数もすごい。陶器も・・欲しいなぁこれ。
見るからに高価そうだけど・・ ガラス食器や陶器類は良いものかどうか判断しやすいし、毎日使うものだから、どうせなら良いものを使いたいなぁ。数はちょびっとでいいから。
それと銀のスプーンにフォーク!磨くのも大変そうだけれど欲しいものだ。

・・当分無理だけど。
これから馬車馬のように働くんだ、私!!

ウィーン1日目-4-

2005年03月01日 | ウィーン
王宮へ向かう。
途中ザッハートルテを扱っているデーメルへ立ち寄ってみた。

エリザベートの大好物だったという菫の砂糖漬けが置いてある。
ここのパッケージはものすごくカワイイ!!
菫の砂糖漬けも素敵な容器に入っている。欲しいものがたくさん。
けど結局板チョコ2つだけ買う。だって高いんだもん・・

頼んだわけではないんだけど、写真のようにリボンを巻いてくれた。
嬉しい~
次来ることがあったら、ここでお土産いっぱい買いたいな。

ウィーン1日目-3-

2005年03月01日 | ウィーン
ザッハートルテを食べてご機嫌になり、ケルントナー通りを散歩する。
しかし、寒い・・寒くて頭がキンキンする。

通りの先にはどーんとシュテファン寺院が聳え立っている。
ここのカテドラルでは歴代皇帝の葬儀が営まれたらしい。東側の屋根にはハプスブルク家の紋章である相当の鷲がでっかく描かれている。
地下のカタコンベには2000人近いペスト被害者の骨と、ハプスブルク一族の心臓以外の内臓が入った壺を安置しているらしい。

この中に歯痛で悩んでいる『歯痛のキリスト』の像があるという。しかしどれなのかよくわからない。
中の清掃をしていた人に、歯痛のキリストは何処?ときいてみたら笑われた。通じていないのかと思って、ジェスチャーまで加えてみたのだが余計に笑われてしまった。
そして寺院の外にあるものがそうかもしれない、などと言われる。
ガイドブックには寺院内部と書いてあるので、もう一度内部を回ってみたが。
よくわからなかった。

あとで調べてみたら、北塔への入り口のそばにあったそうだ。
昔、ある学生が痛そうな表情を浮かべるキリスト像を馬鹿にしたところ、後になって歯が痛くなったので『歯痛のキリスト』と呼ばれることになったらしい。

一般的にも『歯痛のキリスト』と呼ばれているらしいので、私の表現が悪かったか演技力不足かな。

ウィーン1日目-2-

2005年03月01日 | ウィーン
駅の外へ。さむ・・!!キリキリと寒い。
適当にペンションに入って、値段をきく。高かったので帰ろうとしたら安い金額を提示してきた。Mitte駅から近くて便利だし、ここに決定する。2泊。
荷物をおいて何か食べに行く。

迷った末、ホテルザッハーへ。
『ホテルザッハー』か『デーメル』のどちらかでザッハートルテを食べてみよう、と決めていた。
以前、両店のどっちが正統派のザッハートルテかを決める裁判があり、結局どっちもザッハーを名乗ってよいということになったそうだ。
だからどっちでも良かったんだけど、最近読んだ宮本輝の『ドナウの旅人』に出てきたからホテルザッハーにしよう。
並ぶ時もあるそうだけど、お昼に近い時間だったにも関わらずすぐに入れた。入り口でコートを預けなくてはいけない。
そしてカフェへ。

うっ・・
コートを預けていなかったら思わず帰ったかも。

中は日本人しかいない。ツアー客ではないんだけど。
すでに席についている人も「また日本人かよ・・」という表情。すいません。
ちょっぴし居心地が悪い。人のいない窓際に座る。
メニューが新聞のような体裁になっていて面白い。
ザッハートルテとコーヒー(Einspaenner)を頼む。
コーヒーはホットなんだけどグラスで出てきた。
そしてザッハートルテを食べる。
う~ん、ジャムがはさんであるんだけどこれ、なしの方が私はいいな・・
私にはザッハーのチョコトルテじゃなくて、ただのチョコトルテで良さそうだ。

ウェイターの男の子は気が利いてカッコいいし雰囲気も悪くないし、内装は豪華だし。
素敵なところでした。
入った時はびっくりしたけれど。

ウィーン1日目-1-

2005年03月01日 | ウィーン
昨日は部屋の退去日だった。
キッチンは小さかったけど見晴らしは良いし大好きだった、思い出の詰まった部屋ともお別れ・・
荷物を全部整理して、大家さんに部屋の明け渡しをして、電気料金の精算や役所に転出通知に行って。忙しかった~もうくたくた。
ウィーン行の飛行機が朝早いので、この日はケルン泊。

早朝、友達が心配をして電話をくれた。大丈夫ちゃんと起きれたよ!

7時前の飛行機でケルン・ボン空港からウィーンに向かう。
機内で「ウィーンの現在の気温-9度」というアナウンス。寒いのやだな・・。
ちょうどヨーロッパに大寒波が襲来しているのだ。

到着してSバーンでWien Mitte駅まで行く。宿が決まっていないからとりあえず探さなくちゃ!
駅に着いて早々、構内でいきなり日本人の男の人から、電車の路線とオペラのチケット購入について質問される。そんなの自分でしらべておくれよと思って不機嫌に応対をしてしまった。

後で考えたら、あれはオペラに誘いたかったんだな。
でもいきなりそんなこと言われたって一緒に行くわけないし、回りくどい言い方されたら私は気づかないよーだ。

写真はメトロのオペラ駅にあったオペラの流れるトイレ。
その名もオペラトイレ!!