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田舎村・改

音楽、ケータイ、マンガ、ドラマをこよなく愛する稲稲作が送る雑記です。

キャッチコピーで振り返るSHケータイ(NTTドコモ編)

2007-01-03 00:02:54 | ケータイ
新年あけましておめでとうございます。去年は後半少しサボってしまいましたが、今年はなるべく更新していきたいと思います。といっても仕事の忙しさ次第だと思いますが…。さて、前回のボーダフォンに引き続き、今回はドコモSHケータイについて、キャッチコピーとともに振り返っていきたいと思います。

【2004年】

SH900i
「時代を映す名機(カガミ)でありたい。」

初のシャープ製FOMAという記念すべき一台。初の9シリーズこと900iシリーズは、スペックこそ大幅にアップしたものの、レスポンスが遅い、いわゆる"もっさりした"操作性だったため、端末自体の完成度はいまひとつでした。その中で一台だけ気を吐いたのが、このSH900iではないでしょうか。SymbianやLinuxなどのOSを採用していなかったため、というのもありますが、ムーバと遜色ない操作レスポンスの速さが秀逸でした。会社では2台FOMAを契約しているのですが、うち1台は、実は未だにこのSH900iだったりします。
また、それぞれが圧倒的な存在感のあるカラーリングも印象的でした。個人的には"鋼"をイメージしたというシルバーが好きでした。名機であるほど印象が深い→当時の時代背景さえも刻まれる、といった意味を込めたキャッチも深いですね。まさに、FOMA第1号機にふさわしい名機だったといえます。

SH506iC
「コンパクトに情報を見る、使いこなす
ビューアケータイ誕生」

現時点ではSHケータイ最後のムーバで、おサイフケータイに初対応した機種でもあります。ビューアスタイルにも対応しつつ、サブ液晶も備えています。ムーバであることを除けば機能面ではSH900iと遜色なく、むしろ「SH900iS」でFOMAとして出してもよかったのではないか、とも思えます。デザインはちょっと無難かなぁ、という感じではありますけど。

SH901iC
「見るというより、観るケータイ」

AQUOSでも使われている技術を盛り込んだ「モバイルASV液晶」を初採用した機種。いよいよ液晶のシャープの本領発揮か、と思われたのですが、液晶サイズは2.4インチから2.2インチにダウンしてしまい、ちょっぴり残念。これはひとえにメイン液晶の下に備えた「フロントコマンダー」と呼ばれるボタンのためで、液晶を反転させたビューアポジションでさまざまな操作ができることが特徴でした。このスタイルはなかなか斬新でしたが、今思うとちょっと中途半端だったかも。やはり"観る"ことを重視したければ、液晶サイズは大きくするべきでした。キャッチは液晶のスペックアップがストレートに伝わり、わかりやすいです。

【2005年】

SH700i
「ムービーから始める
マイ・スタイルFOMA」

キャッチではムービーが強調されていますが、結局ケータイカメラのムービーは未だに流行っていませんね。それよりも特徴的なのが、カメラレンズを10度傾けることで、液晶とレンズが並行になる機構でしょう。レンズ周りが微妙に盛り上がっているので、撮影時の指かぶりを防ぐのにも貢献します。でもやはり、カメラを強調させたかったら、液晶は回転する機構にしてほしかったなぁ。

SH901iS
「撮る、観る、魅せるリアリティ。
美しさを極めたAVケータイ。」

アルミ素材を用いたボディが光るSH901iS。液晶サイズは2.4インチに戻り、SH901iCよりもSH901iSのほうが、SH900iから正統進化した機種だといえます。150gという重いボディが難点でしたが、むしろこのズッシリ感がいい、という人もいました。カラーでレッド系の色がなくなったのは、少し意外でした。

SH700iS
「アクティブに楽しむ、マイ・エブリデイFOMA」

さり気なくリリースされたSH700iの後継機。スポーティブルーはけっこう派手な色ですが、個人的には好き。キャッチの通り、FOMA入門機としてオススメできます。

DOLCE
「上質な使い心地。本物を愛する大人たちへ。」

ドコモの簡単ケータイ=らくらくホンという風潮に風穴を開けた革新的な一台。簡単操作のみならず、レザーデザイン、ベイルビューモバイルASV液晶などの新しい要素も積極的に採用。「簡単ケータイはデザインがダサい」というイメージを払拭しただけでも、この機種の功績は大きいといえます。隠れた名機です。

SH902i
「"ファーストクラスの使い心地"を追求した
洗練の高機能ケータイ。」

SH901iSの課題だった大振りなボディをシェイプアップしつつ、機能はブラッシュアップしたという渾身のモデル。アルミ素材は使っていませんが、そこはかとない高級感が演出されています。フルブラウザやSDオーディオにも初対応しました。
また、この機種では初めてOSにSymbianが採用されました。やや操作レスポンスが遅くなった感もありましたが、ソフトキーの操作が2倍に増えるなど、操作性の向上も見受けられました。

【2006年】

SH702iD
「普遍的な美しさ、
それは大人の品格を備えた「佇まい」

グラフィックデザイナーの松永真氏がデザインをされ、当時では"FOMA最軽量"となるボディを実現していました。ただしそれ(最軽量)をアピールするのではなく、「結果としてそうなった」というのがまた心憎い。閉じた状態はツルツルしたシンプルな外観なのに、本体を開くとインパクトのある円形のダイヤルキーが姿を現す…そんなギャップもまたこの機種の魅力。SHの使いやすさ×デザイン×コンパクト性を兼ね備えた、まさに大人が持つにふさわしい一台といえます。キャッチでもその点がうまくアピールされています。

SH902iS
「ゆとりの音楽再生機能を、
オーディオライクなメタルパネルに包んで」

この機種の魅力は、なんといっても"本物の"アルミを採用していること。その質感といったらもう、半端じゃありません。個人的には「魔性の質感だよ!」と思えるほど何度も触りたくなってしまいます。それでいて、うまく携帯電話としても溶け込んでいる。よくぞここまでのクオリティを実現したものだと思います。その代わりかはわかりませんが、液晶が回転する仕様はなくなってしまいました。しかしそれを差し置いても、アルミの魅力に勝るものはないと思います。私なら、SH903iよりもSH902iSを選びます。

DOLCE SL
「ラグジュアリーレザーデザイン」

DOLCEはどことなく野暮ったい印象がありましたが、後継機となるDOLCE SLは正式に9シリーズとなって、機能もデザインも大幅にブラッシュアップ。「ラグジュアリーレザーデザイン」というのはキャッチなのかなんなのかわかりませんが、この機種の特徴をまさに一言で表した言葉だといえます。でもやっぱり、らくらくホンのほうが売れてるみたいですね…。

SH702iS
「スタイルも液晶も、美しさで選ぶ。」

ミドルクラスの7シリーズながら、機能も充実しているというコストパフォーマンスの高いモデル。ボーダフォンやソフトバンクの705SHと同じ位置付けの端末ですね。デザインや質感はけっこう好きですが、初めて見たとき、「ウィルコムの京ぽん2(WX310K)?」と思いました。

SH903i
「ワイド大画面から広がる
マルチエンターテインメント」

903iシリーズでも売れに売れまくっている大ヒットモデル。2.8インチの大画面ながら20mmという薄型ボディを実現したのが圧巻でした。たしかにこれは売れますわ。ただ、SHケータイにしては操作レスポンスが下がった気がするのですが、どうでしょう。実際SH902iSと比べたことがあったのですが、たしかに少しもっさりしています。シャープケータイは常にキビキビした操作性をウリにしていたことを考えると、残念な点でもあります。
液晶の美しさ、特に輝度の高さと鮮やかさは凄い。これはソフトバンクのSHケータイにはない美しさだなぁ。これでVGA液晶になったら、と考えると楽しみで仕方ありません。

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