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EOS RPについて

2019年08月15日 | 機材について
今年の3月にキヤノンのEOSRPを発売時に購入して使っています。供給不足になるのではと思ってキヤノンで購入したのですが、そんなことはまったくなくあまり売れていないようです。なぜこんなに売れないのかユーザーとしては不思議なのですが、理由を考えてみました。
まず自分が買った理由ですが、今オリンパスのEM1Ⅱと40ー150mmPROのレンズを使っていて写りにまったく不満はないのですが、持ち歩くのに重く感じることが多くなってきました。もう少しコンパクトにしたいというのが第一の理由です。
ただコンパクトだけであれば、コンデジが良い訳ですが、撮影時のコントロールしやすいさを考えるとレンズ交換式のミラーレスが有力候補です。この場合はコンパクトで写りもそこそこなレンズが揃っているかも重要なポイントです。マイクロフォーサーズはコンパクトという意味ではかなり充実したレンズ群なのですが、40-150mm PROと比べて購入したくなる望遠ズームは残念ながら見当たりません。
ソニーのEマウントも元々APSCサイズ用なのですが、最近はフルサイズ用に力を入れているせいかあまり有力なレンズがありません。フルサイズ用のGMレンズも写りは申し分ありませんが、まだコンパクトな望遠レンズがありません。
コンパクトで写りがそこそこという点ではキヤノンのEFSレンズ群が揃っていて換算16-28、28-85、85-400の望遠ズームはどれも廉価なズームレンズとしてはトップクラスです。特に望遠ズームはズーム比が高めで接写も効き、解放から安心して使える画質と相まって、EOSを使っていた時は常用レンズでした。
EOSRPはフルサイズセンサなので、EFSレンズではクロップして使うことになるわけですが、ファインダーも自動で切り替わるので使っていて意識する必要は全くありません。スポットAFのエリアがやや大きくなるのでわかるぐらいです。
またキヤノンには以前からデジタルレンズオプティマイザというレンズの収差補正をデジタル処理して高画質化する技術がありました。今まではRAWで撮った画像をPCで処理する時に使うものでしたが、このカメラでは撮影時に処理できるようになりました。このために大量のレンズ情報が必要なので、新マウントのアピールポイントでもあるのですが、実はEFレンズでも前もってレンズ情報をダウンロードしてカメラに設定しておけばこの機能を使うことができます。これはEFSレンズでも有効です。
選んだ第2のポイントは操作性です。カメラの露出モードを選択するダイヤルとシャッターと絞りの組み合わせを変更する人差し指で操作するダイヤル、露出補正を変更する親指で操作するダイヤルの組み合わせはフィルムカメラの時代からのEOSの中位クラスの伝統的な操作がRPでも健在です。(個人的な思い入れもあって)この操作性を選ぶようにしています。もっともEOSKissとEOS1Dのようなハイエンドとローエンドを除けばほとんどのカメラがこの様な操作ができますので制約になることは少ないのですが、Kissではなくより上位の機種の使い勝手だということです。もちろんタッチパネルで今どきのカメラらしい操作もできます。
結局売れない理由としては、EFSレンズを使えるというのが認知されていないため、コンパクトな安価なレンズがないためコンパクトさをアピールできず、より高性能で価格差が少ないカメラに負けているということだと思います。メーカーとしても積極的にEFSレンズの使用を勧められないようで、先程書いたデジタルレンズオプティマイザも取説やホームページ見てもやり方が分からず、ショールームでいろいろ調べてもらってどのアプリを使うか教えてもらい、やっとできました。個々の操作自体は難しくはなく、ヘルプもあるのですが、そこにたどり着かないのです。
残念ですがこのままだとEOSRPはビジネス的には失敗策となりそうで残念です。

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