そこに雪山があるかぎり・・・

Snow Board業界を去って行く人達の意志を継いだ
☆Snow boardアドバイザーの冒険ブログ☆

住み分け・・・

2007年08月29日 11時41分28秒 | Weblog
Snow Boardを販売している小売業を
大きく大別すると


【プロショップ・【量販】とに大別されます。


【プロショップ】
というのはご存知の如く、ドメスティックブランドを取り扱い
ライダーも複数抱え・商品知識・イベント・ユーザーへの囲い込み等に
特化しているものでしょう。


【量販】
品揃えの豊富さ・安さだけというイメージなのかも知れません。
商品知識の乏しさ・ユーザーとの距離


約8年程前から【プロショップ】と呼ばれる販売手法を
【量販】でも出来ないだろうか?という所からスタートし、取り組んできました。


【量販】がもし、それを実践出来るのであれば脅威になる事でしょう。
簡単な事の様ですが、企業となるとそうはいかないモノです。

■店が押していくブランド    ■ドメスティックの取り扱い
 
■徹底された商品知識      ■ユーザーに合わせた商品セレクト

■イベントの企画・実践     ■ショップライダーの設置

■メーカー・ライダーとのパイプ ■顧客様への通年対応
 etc・・・

数えあげればキリがありませんが

その中でも


【ドメスティックブランドの取り扱い】


これが1番難しいのかも知れません。
取り扱い制限なるモノはこの業界では当たり前の如く行われています。


メーカー自体 【プロショップ】・【量販】と同じお客では
あるもののその住み分けを行わないとエリアでの『ブランド破壊』へと
直結してしまう。


それは勿論分かります。
おまんまの食い上げです。


今から遡る事8年程前に【SBJ】という、簡単に言えば
Snow Boardのメーカー総合展示オーダー会なるモノに初めて参加しました。


その時に現実を直面する事になるのですが・・・


【量販】の人間 バイヤー・店舗販売員は
【ドメスティックブランド】から門前払いを食らわされました。


ウチに来るお客様はこの商品が欲しい。
しかしながらウチにはそのシガラミにより商品が取り扱えない・・・・
それが現実でした・・・。


その日の終了後 いくつかの取引先のメーカーの営業マンと飯を食いに
行く事になったのですが・・・


『俺は量販店は担当したくない。Snowを知らない人間とは嫌だ。』
と言っていました。


それは自分にとってのSnow業界によるこの会社の位置付けがこれだと
突き刺される事でした。

『ウチの店を見にこぃ!!俺の何を知っているんだ!!』
そんな気持ちでした・・18才からこのスポーツ業界に従事し10年・・・
そんな小さなプライドはへし折られました。


その日のホテルへの帰り道の車で 別の仲の良い営業マンの運転する
助手席で僕は泣きました・・・・


ただ悔しくて・・・

ただ空しくて・・・

ただ全てが虚像の心に見えて・・・


それは愛社精神なんて全く無い自分ではあるものの、
自分個人を否定された様な錯覚を起こしてしまっていたのかも知れません。


その涙があったからこそ今があるのかも知れない。


大きく自分の力で会社が変わったなんて事は言えないが
あの頃を振り返れば 今の自分を褒めてあげる事も出来る筈だと思います。


『それが明日への糧に繋がって 大きく羽ばたける』


プロショップで働けば自分はやり易い事もずっとずっと前から
分かっています。


それでも逆境の世界で身を置かないと、自分の能力は開花出来なかった筈です。
闘う事は逃げる事よりも難しく、何よりも自分を成長させてくれますから。


憤り・・・

2007年08月23日 20時00分08秒 | Weblog
前回 予定していたイベントですが(モニターライダー選考会)
会社の告知が決まらず、まだ告知出来ない状況です。


しかしながら既にエントリーは30人弱の方がして頂いています。
その方々の為にもイベントは必ず実施するのですが・・・


何をするにも抑制なるモノは発生しています。
まさしくその語源が適用されると思います。


SB業界に身を置く今・・・
自分に出来る事を強く願って取り組む次第ですが・・・


販売員・営業マン全ては

『サラリーマン』

サラリーを貰って生計を立てています。


出来高以外の方は何をやっても報酬は変わらないでしょう。
資本主義に基づいた報酬は民間企業では無理な事だとは分かっています。


それでは何の為に闘うのか??


自分の『プライド』だけなのかも知れませんね。
しかし『好き』という事は間違いなくプラスされています。


『好きこそ物の上手なれ・・・』


諦めるのは簡単にほんの1秒もあれば出来ます。
それでも諦めない事の方が大切だと・・・信念を貫き通す事。


仕事・友人・恋愛その他生活していく上で


               『諦めない』


という事何にでも当てはまる気がしませんか?

いざという時に必ずこの短い言葉が突きつけられているのですから。

滞りがち・・・

2007年08月20日 10時25分36秒 | Weblog

最近 仕事が忙しくて ブログも滞りがちなのですが・・・
それも仕方ない事だと思っております。


今 シーズンが終了した時点でSnow Boardメーカーの営業マンが
知っているだけで9人退職しています。(解雇なのか自主退職なのか分かりませんが)


Snow業界はそれ程難しい商売という事は間違いないのかも知れません。


ある人が言っていました・・・


『この業界の潮流は非常に早い』


その言葉を痛感する事柄が私の周りでも起きている・・・・
それはよそ事と捉えるのか、それとも何かを考える事は出来るのかも知れない。


まだ 闘える筈だろ?

知るという事・・・

2007年08月12日 10時22分13秒 | Weblog
色々な挫折が人間には襲い掛かってくるのですが病気・自己⇒【死】
以外の挫折を除けば必ず這い上がっていけると思っています

みんな色々な事を悩んで人それぞれ他人には言えない幾つもの
悩みを抱えて生きている筈です。

それでも【死】を認知しているのは人間だけであり・・・
前に進んで生きていかなければらない。

ミュージシャンの若旦那(湘南乃風)が朝のTV番組でチャリティーライブ
並びに日本での薬の認可の署名運動の先頭に立っているのを知りました。

ネットで検索してみると彼の活動は幾分前に遡る事でした。

『ムコ多糖症』という小児難病なのですが日本では300人程しかいないらしいです。

体内で作られるある種の物質を酵素の働きで分解・排出することを
「代謝」といいます。

その酵素自体が生まれつき、少なかったりする事による難病であり臓器等に障害を
もたらすが結果的に徐々に衰弱していき、知能障害・運動能力・聴力の喪失と
呼吸困難などを伴い早期に亡くなられます。

番組内での彼の発言・・・

『知ることから初める』

それは素晴らしい響きでした。

どれだけ重くこの文章を書いていた所で所詮人事です。
しかしこういった難病は『知らない』だけで幾つもあります。

私は知る事から初めていきます。
知る事から自分の人生がどれだけこの子達から見れば幸福だと言う事は
間違いありません。

『五体満足』生まれくる我が子に両親が願う事はただこれだけなのでしょう。

そう思えれば【死】以外の苦悩・試練には打ち勝てる筈ですから。
その勇気を分けてもらう事
何が出来るか考える事・それが全てです
ムコネット

疑問・・・

2007年08月06日 19時32分07秒 | Weblog
『モニターライダー選考会』は1部の方ですごい
反響を呼んでいる様です。

改めてこういった企画がユーザーは望んでいたと言っても過言では
ないと思われます。

しかし疑問として・・・

この企画を突き進めて行く上で各メーカーに対する

『ライダーの存在意義』が

明確ではない様な気がします。

圧倒的なスキル・影響力を持ったライダー・・・・
今日では難しい事です。

何人ものライダーをたくさん見てきましたが
彼等は非常に頑張ってメーカーに貢献しようと様々なアイデアを盛り込み
イベントを企画したり、大会・メディアの露出を最優先に考えるライダーもいます。

しかしながら評価をするのはあくまでも会社=メーカーです。

簡単なプロセスであり、商品が売れない限りライダーも存在し得ない・・・
これがいつの時代も変わらないモノです。

そこを変える為にライダー達は色々な上記の様な活動を起こすのですが
彼等と言うよりは、契約する側が最低でも評価する基準を作って
あげなければいけない所まできてしまった感があります。

それは何よりも具体的な指標として。

『ライダー希望のユーザー』>『ライダーが欲しいメーカー』

この構図は崩れる事は無くなってしまった気がします。
確実に言える事はどんなインターナショナルな有名ライダーでさえも
元は1ユーザーです。

そこには目標を掲示する事にもっと追求する事があるのでは??


『○○○○をしたからあなたは来年も契約します』


至ってシンプルな事です。


ライダー達を生かすも殺すも全ては彼らの力量采配+αを考えて欲しい。
そうでなければ彼等の行く末が気になって仕方ありません。

それだけで済ますべきではない案件でもあるのでしょう。

シンプルな事が人を動かす原点であり、原点回帰という取り組みが
必要なのかも知れません。

目標なくして存在し得ないのが、人間だと言う事を改めて気付かされました・・。

対岸の災害ではなく、勿論 自分にも置き換えていけなければいけませんが・・。

告知・・・

2007年08月03日 19時33分35秒 | Weblog
やっと決まりました・・・
前回のブログにて書きましたが、

『モニターライダー選考会&NEWモデル試乗会・ライダーレッスン会』

を実施します。

これには多くの障害がありましたが、ご協力して頂いた
SNOVA様・メーカー様・ご関係者の皆様ありがとうございます。

室内でのライダー選考という企画自体は今まで無かった事だと思います。
色んな事を提案していく事が大事であり、中々簡単にはいかないのですが・・・


↑↑
ライダー選考会にはこれだけのブランドが参加してくれます。
(変更になる場合もあるのですが・・・)

ライダー自体は選考が難しいのですが、但し参加者が臆する事なく自分を表現
出来る様に

『いつも通りに滑って頂く』

これを1番に考慮しています。
即ちプロ野球で言うと『スカウトマン』がネット裏で見ている様な感覚ですかね・・

そこで参加者の選定を行い、1次通過者は2次の面接へと進んでいく訳です。

◆参加資格・・男女・学生・社会人でも誰でもOKです。
ショップライダーをされている方でも許可があれば良いでしょう。

ウチには一切の利害が生まれませんので
『場所(土俵)』を提供するだけです。

所定の申込書がSNOVA様にあり、申し込み受付はあさってより
SNOVA羽島様で一括して承ります。

奮って参加されてみてはいかがでしょうか???


↑↑
こちらは試乗会とライダーレッスン会になります。
選考会の後に実施しますので是非参加して下さい。

僕は『ある事』を強く思って何事も取り組む事にしています。
それは今までの考えを壊す事・・・

分母を広く持つ事だと思います。分母を小さくしてしまう事
老いからなる頑固さ・・

これ程、人の考えを小さくしてしまうモノはないのでしょうか??

そこさえ見失わなければ・・・この先も成長できると信じています。