でもやりかけた事は自分で納得いくように完結させようと思います

というわけで、南紀・白浜≪その3≫(9月29日付)からの続きです。
≪那智山≫
旅行2日目、ホテル浦島を10時頃チェックアウトした後、「那智の滝」及び、「熊野那智大社」「那智山青岸渡寺(せいがんとじ)」(同じ敷地内にあります)へ向いました。
本当はもう少し早めにホテルをチェックアウトする予定だったのですが、温泉スタンプ集め(29日付日記参照)に思ったよりも時間がかかってしまいホテル内をあたふたと奔走していた為、予定していた時刻よりも遅くなってしまったのでした。
スタンプを集めるつもりなら、やはり前日の内にやっとくべきでしたね・・。これはちょっと反省。

でも楽しかったから良いんです(笑)後悔は無し、OKです!

ホテル浦島から那智の滝方面はわりと近いので、確か車で15分ぐらいで到着したと思います。
“那智”といえば、まず思い描くのはやはり“那智の滝”でしょう。
写真などでもよく見かけるかと思いますが、朱塗りの青岸渡寺三重塔のバックに大きな滝が流れているあの景色はとても有名ですね。
参考→http://www.kumanogenki.com/osusume/nachi/index.html
★那智の滝★
那智の滝は正式名称を「飛龍神社」といい、この神々しい大滝自体がご神体なのだそうです。
神社入り口の鳥居をくぐって杉木立の参道を下って行くと、腹に響くほどの大きな威圧感のある滝の流れる音が聞こえてきます。
まず、実際に133mの高さからダイナミックに落ちてくる滝が目の前に現れた時は、
「うっわ~~~・・・大きい!思っていたよりも遥かに大きい!!」とただただ目の前のとてつもない迫力の水が流れる様に見とれるばかり。
さすがは日本一の高さを誇る大滝です。
想像を超える大きさに驚いた!というこの感覚は、美術館などで
「おお!この絵画って本物はこんなに大きい絵だったんだ!」と実際に作品の実物をみてびっくりする感じに少し似ているな・・と思いました。
やはり写真やテレビ画面などでいくら腕のいいカメラマンが撮影した映像などでも、この大きさ、迫力、水しぶきの激しさ、水が落ちてくる「ドドドドドーー!」という大きな音、滝の周りの神聖な空気などを全部伝えきるのは難しいでしょう。
まさに「百聞は一見にしかず」。
この素晴らしさはやはり、ぜひ自分の目で見て、そして感じていただきたいと思います。
滝を眺めていた時にふと横を見ると、20代前半ぐらいの若いカップルがお互い特に言葉を交わす事も無く、随分と長い間じ~~っと滝に見入っていた様子がちょっと印象的でした。
何を思いながらあの二人は滝を眺めていたのかな?(笑)どうぞお幸せに

滝つぼのすぐ近くまで行く事もできますので(参拝料300円)、本当に間近でご神体である滝のしぶきを存分に浴びる事もできます(当然濡れますけどね)。
この日はあいにく天気が悪く小雨も降っていたのですが、もう水しぶきだか雨だか汗だか分からないほどに、髪も服もびっしょりになってしまいました。
でも滝つぼまで行く価値は十二分にあると思います。真下に近い場所から眺める滝は、まさに“圧巻!”の一言。
水の流れというのは、当然ですが一瞬たりとも同じ様子ではないので、いつまで見ていても飽きませんね。
飛龍神社から那智大社、青岸渡寺へ行くには表参道の473段の石段を上りきる必要があります。
私達も途中まではこの石段を頑張って上がってみよう!とチャレンジはしてみたものの、残念ながら雨が土砂降り状態になってきてしまい、気温はそれほど高くなくてもかなり蒸し暑く汗の量もハンパでは無くて
「やばい!このままでは熱中症になってしまう・・・以前「あるある大○典」で気温が低くても熱中症(脱水症状)になる事がある・・と言っていたな。。。」
と危機感を覚え、上ってきた石段を降りる気力はこの時にはもうすでに無く、舗装された道路がちょうどあったのでそこを歩いて下り一旦駐車場へ戻りました。
この時初めて気付いたのですが、石段を登らなくても車で那智大社まで上がって行く事ができるのですね!(ただ、800円かかりますけど。)
今、歩いて降りてきた道が、まさにその道路(防火道路)でした。
もっと早くそのことに気付いていれば良かった・・・。
ここで車の中で半分呆然とした状態で休憩していたのですが・・・服が濡れてしまったせいか、
「さ、寒い!体の熱がどんどん奪われていく、これはヤバイ。風邪をひいてしまう!」
と思い、車の中で周りの目をチラチラと気にしつつも「よし!人がいなくなった、今だ!」とササッと着替えてひとまずホッとしました。
こういう時は迷わずすぐに乾いた服に着替えた方が正解ですね。
そしてちょうど時刻もお昼を回っていたし、「通りにある土産物屋さんで食事も出来るようだから、ここであったかいうどんでも食べながら一旦休憩しよう」という事に。
旅行に行く前から、ガイドブックに“那智黒石で作った書道で使う硯(すずり)”が載っているのを見てなぜか無性に硯が買いたい!と気になっていたのですが、お値段も結構はるよな~(大体1万円以上?)と思って実は半分買うのを諦めていたのです。
でも、土産物屋さんで実際に見てみたら案外お値打ち品もあって、これなら買える♪と思いやっぱり自分用のお土産に硯も買って来ました。
硯を買った時にお店のおじさんが、那智黒飴を片手にわしずかみ分ぐらい沢山おまけしてくれたのがちょっと嬉しい(笑)
おじさん、ありがとう。スーパーなどで売っているものと違って本場の那智黒飴はやっぱり美味しいですね♪
子供の頃は私も書道を習っていたのですが、最近は筆を持つ機会もほとんど無くなってしまったので(せいぜい筆ペンぐらいか?)またぜひ書道を始めてみたいですねぇ。
不思議ですよね。昔は半分嫌々ながら習字を習っていたのに、今また自分の意思でやってみたいと思うようになるとはね(笑)
★那智大社・青岸渡寺★
さて、お腹もふくれたことだし、気をとりなおして「那智大社」「青岸渡寺」へ向います。もちろん今度は車で。
まずは三重塔の前にある駐車場に車を止め、さあ滝をバックに写真を・・・と思ったら・・・霧が濃くて、塔の後ろには滝どころか山も何も見えない。。。
こんな事は珍しいそうなのですが、見えないものは仕方が無いですね。
とりあえず塔の前で写真だけは1~2枚撮って、那智大社の駐車場へ向いました。
「那智山青岸渡寺」は、西国三十三所めぐりの第一番札所なのだそうで、本堂は重要文化財指定の建物で、豊臣秀吉が再建したものだそうです。
せっかくなので、ここで御朱印を頂いてきました。
「那智大社」は朱塗りの美しい拝殿で、主神、イザナギノミコトはじめ12神が祀られているそうです。
拝殿の東側にそびえる大楠の根元には大きな空洞があり、ここで木の札に願い事を書いて胎内くぐりをすると叶うと言われているそうなので、「これはぜひやっておかねば!」と興味津々の私達。
(画像参照。霧が濃くて、よく分からないかもしれませんが、娘の後ろに写っている空洞がそれです。)
木の幹の空洞なので、人が1人やっと通れるぐらいの幅しかありませんし、外へ抜けるには、木の中に取り付けてあるほとんど垂直に近い階段を上ることになります。
なので写真には娘が札を持って写っていますが、実際に胎内くぐりをしたのは私1人でした(←何でもやってみたい人)
何をお願いしたかって?
そりゃあもちろん内緒ですぜ、お嬢さん(誰に言っとんじゃ・笑)

境内の隅の方に「水子供養」の祠(ほこら)があるのが目に留まったので、ここにも3人でお参りして来ました。
さあ、これで無事に熊野三山にお参りできたわけですが、少しでもご利益があるといいなぁ

そして、また今からず~~っと海岸沿いの国道を車を走らせて、白浜にある今夜の宿へと向います。。。
つづく。