真衣歌の心~蛸壺の中で

生きているとあれやこれやあるわねえ

冬歌

2020-09-30 09:21:37 | 日記
冬歌

冬ほど歌が豊富な季節はない。
木枯らし、北(北の国の本領発揮だわ。)寒さ
先ず季節を表し、
そして、恋に破れた女が泣いて、(男もいるかも・・・)
言っとくけど、南に向かったりしないで北を目指して旅を行く。

飛行機に乗ったりしないで(空港は有るけど・・)
夜汽車に乗って(花嫁は夜汽車に乗ってもあるけど・・)
段々夜汽車も消えてゆくけど・・・
連絡船に乗って(お金が続くもんだと感心するけど・・・)
今は連絡船も消えてゆくけど・・・
出来れば最果てを目指して(最果てに行っても何もないけど・・)
襟裳は春先に行っても何もないけど・・・
上野初の夜行列車はお値段が高くて乗ったことが無い
そうこうしてたらこれも消えているかも・・・
鉄道ブームだけど 新幹線ブームかも

だから津軽海峡はいつも雲の上だ。
飛行機に乗ると冬歌はどっち吹く風か?
雪が無ければ例え冬の旅でも歌にもならないな
粉雪ぐらいは舞い散らなけりゃ

好きな冬歌はあまりに多い。

どれか一つだけ取り上げるのは嫌なものだ。
けれど、
強いて挙げれば
『終着駅』かしら。
多分、奥村チヨさんの歌だったと思う。

・・今日も一人明日も一人 過去から逃げてくる・・

人が旅をするのは
過去を振り払うためだ。
少なくとも私にはそれがはあてはまる。

歌のセリフじゃないが
流れ流れて、東京に見切りを付けて 
現在、北の国で暮らすようになってしまった。

雪降る夜は
イカをあぶって肴にして
ちょっぴり焼酎を舐めてみる(どうしようもない下戸ざんすが・・)
そして、歌いだすのさ好きな歌。
一人歌。

冬歌なら何でもいいや。
冬が迫ってきてる。


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