「今日一日」

昨日はすでに過去のもの、明日は誰も手にできぬ未知のもの。今日を生きるしか術はなし。今日一日をどう生きる。

病気平癒を願って

2014-06-09 08:32:31 | こころの旅
2014.6.9(月)

修行の 道場 
土佐の国に
入った。

今回は

24番 最御崎寺
25番 津照寺
26番 金剛頂寺
27番 神峯寺

4カ寺の
お詣りである。

曇り空の スタート。
水平線の広がる 海が
黒く見える。

誰かが
これが 「黒潮」と
おやじ ギャグを
飛ばす。

失笑が漏れ
なごやかな
雰囲気が
車内を 包む。

27番 神峯寺を
訪ねる。

山のふもとから
タクシーで
登る。

標高 450メートル
霊気の 漂う
古木の中に 本堂が
佇む。

かって
「土佐の 関所」
「遍路 ころがし」

呼ばれた ところである。

謂れの通り
急勾配の 石段が 続く。

その石段を
年甲斐もなく
無謀にも
一気に 駆け上がる。

最後の 一段を
登ると
息は あがり
足に 力が
入らない。

へたり込んで
しまいそうだ。

眼下に 広がる
海が
いつの間にか
コバルトブルーに
輝いている。

疲れた体が
癒される。

しばし 水平線に
目を置き
呼吸が 整ったところで
本堂・大師堂へと
詣った。

気になることが あった。

先日 
病気であることを
打ち明けられた。

それ以来
ずっと
こころに 
痛みを 覚えていた。

「各自 願い事を」

お経を 唱えた後
先達が 導く。

意の一番に
仲間の
病気平癒を
祈る。

願いが
聞き届けられたことを
実感する。

願いが
成就することを
信じている。

お詣りを 終え
急坂を下る。

途中に
名水が
湧いている。

ボトルに
湧水を
頂く。

病気平穏に
霊験がある
と言う。

病気と 向き合う
仲間に
届けてあげようと 思う。

kazu