おしれに眠るおばあちゃんのおふとん
実は宝物かもしれません
もめん綿は日本の寝具の代名詞
昔から使われてきたおふとんです
近年、ポリエステル綿の普及により
重いふとんとして押入れの隅にいるようですが・・・
もめん綿は寝具素材としては数少ない「植物繊維」
日常使っている下着やシャツなどのもめん素材と同じです
ただ、寝具素材はほとんど原料状態に近く
洋品などのように油脂分を抜いていません
ですから弾力性と回復性が持続しているのです
もめん素材の持つ「吸湿性」と「保温性」はそのまま
アレルギー反応を起こしにくい特性も併せ持っています
もめん綿は打ち直しという作業をすることにより
ふっくら回復する特性があり
おばあさんたちは長年使って薄くなったおふとんを
工場で打ち直ししてもらい、温かいうちに作り直して
寒い冬を迎えたものでした
家族の良い眠りを守る大事なお母さんの仕事でもありました
今はただ押し入れに眠るだけのもめん布団
実は「宝物」かもしれません
続く
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