「Linux」では「ユーザー」の他に「管理者権限」の有る
「root」(スーパーユーザーと言います)と言うのが存在します。
言ってみれば「root」は「監督」で「ユーザー」は「選手」みたいなものです。
(たとえが合っているかどうかは別としまして。)
「Ubuntu」あるいは「Ubuntu Studio」の場合
初期設定では「root」(スーパーユーザー)の設定がされていません。
そこで「root」の設定をしてあげる必要があります。
「Ubuntu Studio」のデスクトップ画面の左上の「◎」みたいなものを
クリックしますと、メニューが出まして、その中に
「ターミナルエミュレーター」と言うのがあると思います。
「ターミナルエミュレーター」は「Linux」を使う上で非常に頻繁に
登場しますので、必ず覚えておいてください。
「ターミナルエミュレーター」と言うのは
「キャラクターユーザーインターフェース」において
コマンドを打ち込む、ウインドウ(窓)です。
このへんは「ウインドウズOS」と違って、何でも
「グラフィカルユーザーインターフェース」で出来てしまう
ものでは無いので、初めのうちは少し戸惑うかもしれませんが
すぐに慣れると思います。
「ターミナルエミュレーター」を起動すると筆者の場合次のように
出ました。
intel@intel-desktop:~$
@マークの左側「intel」は、Linux をインストールした時に
自分で設定した「ユーザー名」です。
@マークの右側「intel-desktop」は、Linux をインストールした時に
設定した「コンピューター名」です。
ここで「ユーザー名」である「intel」を、管理者権限のある「root」に変える
設定を行います。
$ sudo passwd root
と打ち込んでください。
「root」のパスワードを聞いてきますので自分で考えたパスワードを
入力します。
すると、確認のため再入力を求めてきますので
もう一度、同じパスワードを入力します。
パスワードの設定が終わりましたら
$ su -
と打ち込んでください。
( エス ユー スペース ハイフン です )
パスワードを聞いてきますので、先ほど「root」に設定した
パスワードを打ち込みます。
すると
root@intel-desktop:~#
と言うふうに変わったと思います。
@の左側が「root」で、コマンドを打ち込む「$」マークが「#」に
変わるはずです。
これで「root」権限で各種コマンドを実行できるようになりました。
しかし「root」権限は、いわば「最高責任者」ですので、
何でも出来てしまいます。
使用にはくれぐれも注意してください。
ユーザー「intel」に戻るには
#su intel
です。