囲碁・将棋ファンの皆様こんにちは、店長の春日です。
連日の猛暑で、何をするにもテンションが下がります。
阪神タイガースの低迷で、虎党には、尚更でしょう。
ここ数年、タイガースの選手が試合後のインタビューで 「 必死のパッチでした 」 というコメントを発し、ちょっとした話題になりました。
昔から関西人には馴染みのある言葉なのですが、その他の地域にお住まいの方には、いまひとつ、意味が通じ難いようです。
いわゆる “ やぶれかぶれ ” 的な状態を指す言葉である 「 必死のパッチ 」 が、実は、将棋に由来する言葉であることは、あまり知られていません。
その昔、「 桂馬 」 の軌道 ( 一つ先の左右 ) をみた棋士の一人が、その特徴が 「 パッチ ( 男性のズボン下 ) 」 に似ていることに気付きました。
それで、桂馬のことをパッチと呼んでいたのですが、不利な形勢に追い込まれた対戦相手が、起死回生の飛び道具として桂馬を打ったときに思わず
「 お前、必死のパッチやなぁ 」
やぶれかぶれな戦術を、このように評し、そこから関西を中心に、「 必死のパッチ 」 が広まっていったようです。
次回は、「 囲碁に由来する言葉 」 を特集する予定です。
お楽しみに。