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リハビリ、苦しみの中に楽しみあり。リハビリ器具・自助具開発と歩む日常。

たくみ21・ボランティア団体・リストラウンダー・タワーリング・Qポール・リハビリ器具と自助具・みどりの癒しの紹介。

リハビリの日常

2019-01-14 14:00:33 | リハビリ中
リハビリの日常

孫娘が書いた似顔絵



2019年1月14日晴れ渡って身が引き締まる寒さがあって、気持ちよい成人の日です。

今日は朝食前散歩30分と、エアロバイク40分の自主トレーニメニューを終わりリハビリ三昧の

始まりです。



1時半、午後の散歩終わりました。

防寒用の上着とズボン、夕方また使うので、なまけ心を出して放置してはいけません。

不自由な左手を使って、両手共同作業で、エモン掛けに掛けて、かたずけます。

ちょっとしたことでも両手を使います。

健側だけの作業を続けていると、マヒ側を使う脳の分野が発達せず、停滞しマヒの状態を固定

してしまいます。

手指が使えなくとも、拳で押えるとか、前腕にかけることはできます。

ちょっとした作業が機能回復に繋がっていると思います。




iga

回復期病棟でのリハビリの評価、退院時は不満も、今は満足

2019-01-13 17:30:40 | リハビリ中
観葉植物の写真


[回復期病棟でのリハビリの評価、退院時は不満も、今はGOOD]

今では、みどり野リハビリテーション病院での回復期のリハビリを肯定的にとらえていま
す。


1] 退院時は不満がありました。

病院の同室の人たちは手足の機能がどんどん回復して3か月くらいで退院していきました。

結果的に4か月半ほど入院していて、一番の古株になってしまいました。退院時は車いす生

活を勧められた状況でしたし、肩はまだ亜脱臼で腕は指1本半ぐらい下がっていました。腕

は動かせないし手指は開くことも握ることもできませんでした。私だけ回復できないで退院

なのかと不満がのこりました。

花の写真


2] 転院時、重度の知覚機能低下・集中力・注意力低下

私自身、重度という受け止めはしていませんでしたが、病院側の受け止め方は違っていまし
た。

a しびれがある

入院時直後の状況を振り返ってみれば、足は支えてもらってやっと立てる状況でした。

マヒ側手足はむくんで、ジンジンする感じで、正座すわりのあとのしびれみたいのがありま

した。マヒ側の左側の血の巡りが悪いので体が冷えるのです。

b 触覚がない腕・手・指の位置がわからない

手足の触覚がありませんでした。マヒ側の指が隣同士接触しているのがわからない。

ベッドに寝ていて、手腕の位置がわからないのです。起きるときにマヒ側の左腕の位置が認

識できないのです。健側の右手でマヒ側の左手を掴んで体を起こさねばなりません。

c 肩が脱臼

肩が脱臼していましたのでベッドに寝るときは腕が落ちないようタオルを当てていました。

運のよいことに立っている時、すわっているときの痛みありませんでした。

d集中力や注意力が不足

また集中力や注意力が不足していました。脳トレーニングのペーパーテストで何度見直しを

しても同じ傾向で間違えるのです。歩行訓練で、真っすぐ歩いているつもりでも自然とマヒ

側によって行き注意されないとぶつかるまでわからないのです。

観葉植物の写真



2] 作業療法・言語療法による知覚機能の再構築、集中力・注意力の向上

リハビリで取り組んだのが集中的にやったのが触覚での位置情報認識を高めることとペーパ

ーテストによるミスをなくすことと作業療法、言語療法で特に記憶に残ってることについて

述べてみます。あまり楽しくない記憶ですので偏った記憶になっているかもしれません。当

時リハビリ後のメモを取っていましたが、とても読めるような字ではありませんでした。


1 知覚機能の再構築


触覚の再開拓です。触ってものを認識するという作業です。ざらざらしたものやツルとした

ものを区別できるようにする。

手指の位置情報の認識力の再開拓。目を瞑りボードに指をあて作業療法士さんに指を移動さ

せてもらって目を瞑っていた時の移動と目を開けて移動の認識の差縮めていく。

足指でも同じようなことをやりました。

観葉植物の写真



2 集中力・注意力の向上


a ペーパーテスト

A4ペーパーぎっちりと書き込まれた一桁もしくは2桁多くの数字がある中から、2つまた

は3つの異なる数字をすべて選び出す。根気のいる脳トレーニングこれは大勢の人が出入り

するリハビリ室で行いました。ペーパーによる脳トレが大変苦手でした。当時私は強度の近

視(一番大きい記号が読めない)視力0.1以下、左右の焦点が上下にずれ、さらに水平垂

直が傾いているのです。このため文字の読み間違いや、長時間細かいものを見るのがつらか

ったのです。

ちなみに現在は斜視手術と白内障手術をやって、視力に問題はありません。

ペーパーによる脳とれは退院直前まで続きました。退院後も自主トレでやるよう勧められま

したが。気乗りせず、1週間でやめてしまいました。


b 両手で別作業

マヒ側の手でコーンの直立を維持しながら、健側の手を動かす。同時並行の行為があっても

マヒ側の腕をコントロールできるようにすること


3 記憶力、瞬間の判断力

記憶力、図形認識、を高めるテストや、認知症テストみたいなものいろいろありました。

パソコンを使って、関連する数字が出たらキーを押す、瞬間的な判断力と記憶力テストみた

いなもの、いろいろやりました。


4 言語療法は比較的早く卒業させてもらいました。



3]今思えば、回復のための土台作りの時期であった

上記の知覚機能の再構築、集中力・注意力の向上の作業を繰り返しながら、弱くなっていた

機能を改善・向上できました。このことが、退院後のリハビリで手足の機能回復の土台作り

になったと思います。

これからのリハビリで順調に上肢下肢の機能回復ができそうになった。今日、大変満足して

います。

みどりのリハビリテーション病院のセラピストの皆さん、

看護スタッフの皆さん、介護スタッフの皆さん、

大変お世話になりました。自力で外出できるようになりましたら、

是非お伺いして、お礼申し上げたいです。

どうもありがとうございました。



写真 退院後半年ぐらい、まだ独居生活でした、みずほサポートクラブの喫茶コーナーに招

待されました。


まだ左肩が落ちています。まだ病み上がりという感じです。みずほサポートクラブかたがた

には近くの海老名脳神経外科への月1回の通院時、車いすを押してもらって通院しました。

今は家族の同伴で歩いて通院しています。

山の写真  yk君撮影


iga


リハビリの、日常

2019-01-12 15:11:28 | リハビリ中
リハビリが、日常

花の写真 娘が作ってきてくれました(ちょっと前の写真です)。


2019年1月12日、

 本日の訪問リハビリは理学療法士さんの都合でお休み。

朝食前の散歩は朝起きるのが遅くて中止。

朝が寒くなってきたので起きるのが遅くなりました。

エアロバイクは毎朝起き掛けに必ず乗ります。ベッドのわきに置いてあります。


エアロバイクの写真全体 


インターネットの新中古品を購入、1万5千円ぐらい(あいまいな記憶です。1万円ぐらい

だったかもしれません)です。出来は良かったです。

回転ムラがあると困りますね。

できれば乗って確認できるとよいです。


ペダルカバー


ペダルカバーに足を差し込むのに、足首の動きが悪いので

足だけ単独では差し込みできません。

右手と右足で介助します。

エアロバイクを買って1年ほど乗らなかったのは

上記のようにペダルカバーに足を差し込め

なかったからです。


負荷アジャストノブ


最近、マヒ側の足の力がついてきたので、健側の負担が減り、

長時間ペダルを回せるようになりました。

ペダルの上死点でも、マヒ側の足でユックリなら回せるようになりました。

先ず、マヒ側の左手片手ハンドルで、親指と人差し指が触れるように力を込めて握り30

分漕ぎます。

次にマヒ側の小指・薬指・中指3本のみハンドルにかけ、手首を反らせるようにして10分

ペダルをこぎます。

ハンドルの握りの写真








昼食前の、自宅前のマンション廊下の散歩

今日は寒かったです。

オーバーズボンをはいても、上着を2枚着ても、手が凍えそうです。

雪でも降りそうです。



いきなりな話ですが、

冬山で左頬の凍傷を思い出しました。

中央アルプスの宝剣岳の10日間の私、初めて冬山でした。

凍傷の痕は暫く残りました。

凍傷の原因は、保温と防風が不十分だからでした。体の温度が下がると思考能力が落ち、低

温や横殴りの風雪への防御が不十分になってしまうのです。

今となっては懐かしい、若い時の思い出です。

今でも思い出すのは、

登山中より、下山後の宿までの日が暮れての強行軍と、翌日の天然リンクでのスケートで

す。

下山し、ふもとに降りてきて、今宵の宿を目指してやっと残った体力で夜道を叱咤激励され

ながらとぼとぼ歩きました。その道のりがなんと長かったか。

皆で風呂に入って疲れをいやしました。

翌日、駒ケ根の天然スケートリンクで、スケート靴を借りて滑りました。

貸し靴はすべて長いスピード?靴でした。

その後、むさくるしい髭面の集団で電車に乗り駒ケ根駅から辰野経由で帰京?(八王子で

す)しました。





散歩(自主トレの歩行訓練)の話に戻ります。

近いエレベーターホール前から遠いエレベーターホール前まで4往復します。

朝昼夕と3回の予定ですが、寒さと日照時間が短いのとで2回なるときがあります。

1往復400歩ぐらい、エレベーターの前まで歩くと1往復600歩ぐらいです。体調や気

候によって変えます。

健側の右足に重心を乗せて股関節を平行に移動させ、体重心は踵から、爪先(小指側)、親

指と意識しながら移動、お尻の筋肉に力が入っていると自然とマヒ側の左足も浮き上がって

股関節と移動します。左足から右足に重心が移った段階で、左足の筋肉が伸びていますの

で、右足んに重心が移り、股関節が移動するとき左足の筋肉の伸びが戻り自然と左足が前に

進みます。右足の親指に重心が移ったとき片足状態でバランスよく立てていればよいのです

が、今はまだ不十分で親指に体重が移った段階では左足が着地してしまい左腰が後ろに引け

た状態です。理屈を考えながらも実際にはうまくいきません。


それと左足がまだ弱いので着地の衝撃を受けた次の動作に移るのに時間がかかります。

「よいしょ」と、掛け声をかけないと動けないと同じですかね。一人で出歩くにはまだまだ

という感じです。

まだ一人で出かけるには時間がかかりそうです。

1


2



iga


リハビリ器具  転ばナイトの紹介

2019-01-11 11:09:57 | リハビリ中
最近調子づいています。


転ばナイトの紹介

先日、工房セラの稲住さんが「転ばナイト」を持参したので、リハビリに利用させて

もらいました。

装着は簡単で、

踏板に足首をベルトで固定して足首を曲げ伸ばして、踏板を上下すると、

ピンポン玉が飛び出し、バスケットに落下する。

この繰り返しです。

足首の単純動作にピンポン玉が飛び出すという面白みが加わって、飽きが来ないです。

膝を上げる運動など、ほかにも使い道はありそうです。



1] 以下取扱説明書を抜粋して説明します。


1 概略外観


2 概略機構













5工房セラの紹介




2]転ばナイト説明書1




2]転ばナイト説明書2







山登りの写真 ルート確認中。同行のザイルパートナーyk君の撮影です。どの様に上ったか全く覚えてないです。落石が絶え間なくあったのを覚えています。

iga


立って靴を履けるようになりました。

2019-01-10 15:39:41 | リハビリ中



最近できるようになったこと。

立ったまま、靴を履くこと脱ぐことができるようになりました。



上がり框と健側の右足で左足の靴を挟み込んでマヒ側の足をソロっと差し込みます。

以前は、玄関に長椅子を置いて、マヒ側の左足を右足に乗せて左足を浮かせてから、靴を足にか

ぶせる感じで、履いていました。

片足とお尻で体を支えているのと、お尻の筋肉が緊張するの

で、バランスをとるのが難しかったです。



今は、靴を履くのがだいぶ楽になりました。靴を脱ぐときは、健側の右足の靴を脱いでから、

上がり框に踵をひっかけて、左の靴を脱ぎます。片足立ちは不安定になるので右手で体を支え

ます。


iga



リハビリテーション病院退院後の自主トレメニュー

2019-01-09 20:10:57 | リハビリ中




リハビリテーション病院退院後の自主トレメニュー

1]「作業療法士さんからの自主トレメニュー」
ありがたいことに、退院時に写真と解説付きの自主トレメニューと脳とれのペーパーをもらいました。脳とれは1週間でやめてしまったので省きます。


リハビリ支援チームリーダーの作業療法士のTさんよりのメッセージ



1 左手指の筋肉のストレッチ添付写真



2 左肘関節の運動添付写真




3 左肩甲骨の運動添付写真



4 左肩関節の運動1添付写真




5 左肩関節の運動2添付写真 


はじめは、コーンを立てるだけでも難しかったです。

からだをうごかしたり、右手を動かすと左手の柔軟性がないので

すぐ倒してしまいました。真っ直ぐの状態を維持できるようになってから

前後運動を意識始めました。

このコーンはベッドであおむけに寝て、両手万歳にも使いました。


2]「回復期リハビリテーション病棟の理学療法士さんのリハビリ受け継いだ自主トレ」


1 腹筋の強化

ベッドに仰向けになり、両膝をそろえ、左右にユックリ振る。

ベッドに仰向けになり両膝をおなかに近づける。

ベッドに姿勢よく座り、お尻の右側(健側)に重心を置き、右手を水平にできるだけ遠くに

伸ばし、できるだけ右側に重心を傾けます。反対側は(マヒ側)腕が動きませんが、体をで

きるだけ重心を左になるよう傾けます。


2 足のツッパリ、マヒの改善

入院時は足がつっぱったままで、棒のようになっていました。理学療法士さんのストレッチ

やマッサージなどにより足の曲げ伸ばしがやっとできるようになりました。

ベッドに仰向けになってベッドにマヒ側の足を滑らせながら、足をゆっくり曲げ伸ばしま

す。

ベッドに仰向けになってマヒ側の足をベッドから浮かせて足をゆっくり曲げ伸ばします。伸

ばすとき、ガクガクと2段モーションになりますが、繰り返しトレーニングしていく段階で

滑らかになっていきます。滑らかになったのは退院1年後の最近です。



3]「自ら行ったもの」

以上のメニューに加え、入院時にも行っていた、リストラウンダーでと握り式リストラウン

ダーによる左肩・肘関節および、手首関節の運動、腕の曲げ伸ばしのトレーニングを継続し

ました。




現在はリストラウンダーによる前腕の内転が移転の運動以外は、おおむね中断して訪問リハ

ビリ中にアドバイスを受けた新自主トレメニューに変化しています。

長くなりましたので新自主トレメニューは次回といたします。大分疲れましたので次回はい

つになるかわかりません。

写真若いころに登った北岳バットレスです。

古いともっだちのYK君の撮影です。

中央綾と4尾根2回づつ登りました。

その時の多分中央綾登った時の写真だと思います。

トップはいつも彼でした。

北穂滝谷も彼と行きました。



iga



今まで書き込んでなかった手のリハビリの経過です。

2019-01-07 12:03:08 | リハビリ中
「今まで書き込んでなかった手のリハビリの経過です。」
退院直後から1年半(201年11月)ぐらいの間の経過です。



1 退院時、先の見通しは暗かった。

今では、手足もおおむね元の機能を回復できると確信して、リハビリに取り組んでいます

が。

2年前(リハビリ病院退院直後)は、手の機能を元に戻したいという強い願いはありました

が、

リハビリテーション病院での評価は先行き期待しない方がよいでした。車いす利用を勧めら

れたし、肩は亜脱臼腕で、腕は垂れ下がって腕の屈伸もできず、手指は握りも開きもできま

せんでした。そして不自由な独居生活の始まりで戸惑っていました。



2 でもあきらめられない。

自作のリハビリ器具で腕の屈伸を1日に何百回と続けました。

この動作は何か成果を求めたものでなく、じっとしていると悲観的な思考に落ち込んでしま

いそうで、精神的に不安定だったので、何かをしてないと不安だったのです。

寝られないとき、羊の数を数えるのと似てますね。




3 腕の屈伸を続けることになったきっかけは、赤ちゃんパワー

リハビリテーション病院で精神安定剤や睡眠剤をもらい、不安な毎日を過ごしている時

知り合いの作業療法士さんが赤ちゃんと一緒に見舞いに来てくれて、赤ちゃんと握手させて

もらって元気をもらいました。赤ちゃんの笑顔と無限の可能性に触れて私も勇気を出そうと思いました。赤ちゃんありがとう。

この時、以前寄付した、握り式リストラウンダーを持参してくれました。それからは余計な

ことを考えないためひたすら握り式リストラウンダーを両手で握りひたすらに、頭の中を空

っぽにして、腕の屈伸を続けました。




4 幸いにも効果あり

赤ちゃんパワーをもらってから4か月くらい、腕の屈伸継続した年明(2017年1月ご

ろ)けには、

自作の握り式リストラウンダーをマヒ側の腕だけで、往復運動(上腕・前腕の屈伸)ができ
るようになっていました。腕のリハビリの可能性を感じるようになっていました。



5 手のリハビリ始まる。週1回1時間。

ゆい訪問看護ステーション綾北による、手の訪問リハビリが本格的に始まりました。

ヘルパーさんに食事の用意や入浴の介助や洗濯を依頼する居宅サービスを受けるため、介護

保険の枠内では、当初手のリハビリは週1回1時間しか設定できませんでした。足のリハビリ

を優先し、足のリハビリは1回1時間の週2時間を確保しました。

ちなみに当時、私は要介護2でした。後日医師の診断で肢体障害1級と診断されました。



6リハビリ開始、先ずはおだてられる。

私は作業療法士さんに、「元のように手を自由に動かしたいです。」と希望を伝えると、

「できるだけのことやってみて、結果を見てまた考えましょう」と言われました。

初めてリハビリは、拳を外側と内側に回転させることでした。

これは、自作のリストラウンダーで、手首、肘の内転外転の訓練をしていたので内心、自信

があったのですが、半回転ぐらいしかできず、作業療法士さんの腕の筋肉ストレッチや、介

助でおおむね1回転させることができました。

「すごいねと、ほめられ」しっかり、その気になり良いスタートを切りました。




7 かなり痛いです。

次のステップはにぎりこぶしの指を開くことでした。1本ずつ曲がった指を指関節が真っ直

ぐに伸びるよう、ぐいぐい力加えながらストレッチしていきます。真っ直ぐにというよりぎ

ゃくに反らせ感じで、かなり痛いです。

そのうえで、人差し指を開くリハビリです。両端の指、親指と中指を、作業療法士さんが思

いっきり開くと人差し指もある程度開いてきて、「動かせるじゃないですかと」、またおだ

てられてその気になってしまいます。

指のストレッチもかなり痛いです。口では痛いといいませんが、我慢していても顔に出るの

で、作業療法士さんは、私が痛がっているのはわかっていると思います。でも遠慮はしてく

れません。



8 ミカンを食べました。

次のステップは厚めのすべり止めマットの上に肘を乗せ、手を口元まで持っていくリハビリ

です。前腕の旋回運動になりますが、肩、腕が出来上がっていませんので(この時点ではま

だ亜脱臼でした。)作業療法士さんに肘を固定してもらうと同時に拳が口元に届くよう力添

えしてもらい、繰り返し

ある時は、作業療法士さんがミカンをもってきて、マヒ側の指を広げてミカンを持たせ健側

の右側で皮をむき、人房ずつ分けました。

マヒ側の親指と人差し指に無理やり挟んで、肘が滑らないように抑えてもらってミカンを口

まで運び食べました。ミカンを持たないと親指の付け根までを口元まで運ぶのがやっとでし

たが、ミカンを食べたいという意欲が加わったせいか指先まで口元に運べ、ミカンを食べる

ことができました。意思以外に本能のようなものが、リハビリを助けるのだと感じました。





9 筋膜を膝頭でしごく、激痛です。

つぎは、上腕の動きです。

まずは肩回り、拘縮して動かさないので硬くなっている筋肉、無意識でも働いて働く強い筋

肉の陰で働かなくなっている繊細な動きをする筋肉もみほぐし、ストレッチします。

例えば、腕を頭に巻き付け脇の筋肉が十分に伸びた状態で硬くなってる筋肉を手のひらで伸

ばしてほぐしたり、指先で押したりつまんで刺激を与えてくれました。

さらに肩の筋肉の付け根の部分をほぐすため、脇腹の筋膜も含めて膝頭でゴリゴリしごかれ

ました。この時は肉が裂けるのではというぐらい激痛がありました。やっと我慢できたとい

うところです。

肩を十分ほぐしてから、ベッドに仰向けになった状態で、腕を体に沿わせた状態から天井に

向けて真上まで持ち上げ、万歳の状態で頭の後方まで腕を下げ、次に真上まで戻してから斜

め左45度の降ろし、また、真上にあげ、頭後方まで腕を下げます。同じようにさらに斜め右

45度、最後に左いっぱいに伸ばします。これを数回繰り返します。最初は腕がベッドから持

ち上がりませんでしたが現在ではしっかりできています。

自主トレでも片手万歳は余裕をもってできるようになりましたが、筋肉の付き方に偏りがで

きるので、現在は両手万歳か、健側の手でマヒ側の親指が上を向くようにして万歳していま

す。




10 次はモノをつかむリハビリです。

床に置いた缶を掴んで低い台まで持ち上げる練習です。

手首が反らないとうまくつかめないので、手首のストレッチです。

作業療法士さんに手首を反らせたもらった状態で肘をまげて後ろに下げた状態から、肘が真

っすぐなるよう前に伸ばします。結構手首が痛いです。数回繰り返すと手首が柔らかくなり

ます。

あと手首を返す運動です。作業療法士さんの手首の曲げ、反らしの介助の動きに合わせ。自

分も手首を動かすよう意識を集中しますが、動きはまだわずかです。

作業療法士さんは「手首の返しができるのは最後になりますね」、と言われました。

マヒ側の親指を外側に健側の手で強く開くと、残りの指も開きやすくなります。

床に置いた缶にできるだけ開いたマヒ側の手で掴み、25cmぐらいの高さの台に置き、話

します。手の開きが不十分なので、まだ連続2回までしかできません。

以上が手のリハビリの大雑把な説明です。全部が完了形でなく、状況に応じて繰り返し行わ

れています。



11 筋膜のほぐしがターニングポイント

後日、作業療法士さんから筋膜のほぐしがリハビリ野ターニングポイントだったねといわれ
ました。私は痛かったですと答えました。



12 ポツリヌス治療を選択

肩の筋肉の動きがよくなり、肩がよく動くと自然と腕の筋肉をやわらげ、腕の筋肉が動くよ

うになると、手首、手指の動きも良くなってきました。このあたりが昨年の6月頃です。こ

のころ、工房セラの稲住さんからポツリヌス治療の情報を教えてもらいました。作業療法士

さんと相談の結果通院している海老名脳神経外科でポツリヌス注射をすることにしました。



13 既に7月と11月に注射しました。

長くなるので今回はここまでとさせていただきます。



古い友達にもらった山の写真です。槍ヶ岳への途中です




握り式リストラウンダーの写真




iga



小さな出来事でも喜びを感じよう。

2019-01-06 12:00:24 | リハビリ中
2019年1月6日
昨日は今年初めての足のリハビリでした。

主にはストレッチと筋トレです。それとマンション内敷地の歩行訓練です。

筋トレは

股関節周りの強化、お尻の筋肉、脇腹の腹筋の強化です。メニューはベッドの上で両膝た

ち、左右に重心移動です。足はベッドから出しておきます。

あとはスクワット。そして、床に両足立ちで左右に重心移動です。


筋トレが終わるとマンション敷地内を歩きます。

部屋を出てから戻ってくるまで、ざっと50mぐらいですね。

途中で20mぐらい、理学療法士さんの介助で、杖なしで歩きます。


歩行後、

健側の足に体重が乗り切っていないので、マヒ側の足が前に出てない、体が斜めになって歩

いていると指摘されました。健側の足に体重を十分乗せれば改善されるとアドバイスされま

した。


ちなみに私の受けている訪問リハビリは、

一つは湘陽かしわ台病院の理学療法士さんによる1回1時間、週2回の足のリハビリ

他の1つはゆい訪問看護ステーション綾北の作業療法士さんによる1回1時間、週2回の手

のリハビリです。

て及び足のリハビリの自主トレーニングは毎日行っています。家族のおかげでリハビリに専

念できています。ありがたいことです。



朝のエアロバイクに乗っている時嬉しいことを見つけました。

マヒ側の手の片手握りで乗っているのですが、

親指と人差し指を合わせることができたのです。

ポツリヌス注射の影響か、親指が反ってしまって、人差し指と合わせが難しかったのです。

ここ1か月くらいの間ハンドルを握るとき、

親指と人差し指が合わさるように意識していたのが成功したのです。

リハビリは小さな回復の積み重ねです。ちいさな変化も見逃さずに喜びましょう。


気分転換に花の写真をどうぞ




昔飼っていた犬の写真です。


名前はランですがランボーと呼んでいました県の保護センターから生後半年ぐらいでもらっ

てきました狭いマンションの部屋を駆け回り、あちこち噛みつき引っかきまわしました。顔

つきのわりに気が弱く、散歩中に花火に驚いて逃げ出してしまい。2日ほど近所を懸命に探
しました。幸い再会できました。


iga