いつもアニマル出会い隊

出会ったかわいい動物達を紹介します

阿寒国際鶴センター 闘い終わって

2009年03月02日 | 北海道(網走 釧路 根室)
遠くには、こんもりと小さい雪山2つのてっぺんにそれぞれ北キツネが1匹ずつ
丸くなって寝ていた。
14:30なのに辺りは薄暗く、大分雨雲が多くなってきたな~。と思っていたら雪が
降り出してきた。
あんなに大砲が並んでいた場所もすっかり潮が引いた様に寂しくなり、私達を含め4,5人
しか残っていなかった。



ランチ劇場の隣の広場ではファミリーの鶴が一カ所に集まっていた。
何か話し合ってるように見える。と、先頭に出てきた1羽が助走をつけて飛び出した。
その後に別の1羽が続き、もう1羽が後へ続いて、次々とランチ劇場へ飛んでいく。
これは面白い。ちゃんと順番に飛んで行くんだ。それも最初に飛んだのは父親かな。



この様子を暫く眺めていると、センターのお兄さんが来て「朝早くに鶴たちが一斉に
餌をもらいにこの場所へやって来る時のその姿が圧巻だよ!」と教えてくれた。
残念ながらこれから東京へ帰らなきゃならない。次回は是非その光景を観ることを目標
にまた再びここへ戻ってこよう。
2泊3日道東の旅は盛り沢山で終えることができた。
が、この後ちょっとしたハプニングが・・・ハプニングorてんねん?編へ続く。


阿寒国際鶴センター ランチ争奪戦(その2)

2009年03月02日 | 北海道(知床)
一方、オジロワシの若鳥は狩がまだ下手だからそれを知っている鶴が攻撃している。
ウグイは一見凍っているように見えたが、新鮮のピチピチだった

センター内に大きく展示された写真には、鶴vsオジロワシのシーンやオジロワシが
すっ転んでるシーンがあったりして大爆笑
正にその通りの場面が見られた。このランチ劇は30分位で終幕。
バケツいっぱいのウグイだけでおよそ300羽の鶴すべてに行きわたったとはとても思えない。
食いっぱぐれた鶴たちは大丈夫かな

≪こちらも隙を見て・・・≫


≪鶴に威嚇される≫


阿寒国際鶴センター ランチ争奪戦(その1)

2009年03月02日 | 北海道(網走 釧路 根室)

鶴見台よりも広いこともあり、沢山の丹頂鶴や白鳥が寛いでいた。
このセンターでは14時に餌を捲くので、その<争奪戦>を撮りに、多くのカメラマン
が大砲を並べていた。
上空を見上げるといつの間にかオジロワシ達が群がっている。鶴に視線を移すと落ち着き
なくワヤワヤし、カメラマン達もワヤワヤ。もうすぐお食事タイムが始まるのだ

特に始まりのアナウンスも無く、いつの間にかバケツを持った給仕スタッフが出て来ていた。
鶴たちが餌のウグイをもらおうとパタパタし出した。そこへ上空からオジロワシが突入。
両者が争っている間にちゃっかり北キツネが大きなウグイを銜えてすたすた持ち逃げ

≪隙を見て・・・≫


≪お魚GET!≫


鶴見台 丹頂鶴

2009年03月02日 | 北海道(網走 釧路 根室)

噂の通り、小さなパーキングで鶴がいる場所はグラウンドくらいの広さ。
既に沢山鶴が集まっていた。数羽ごとに道路を挟んだ反対側からこちらへ飛んでくる。

私有地を開放しこの鶴見台で数十年間も鶴の世話をされている渡部トメさんの話によると
、鶴は向こう側の湿原から餌を食べにこちらに飛んでくるが、あまり高く飛ばないので、
お土産屋が道路脇にできてから、鶴がその家へ衝突して何羽も死んだ事故があったと
語った。
「家くらい避けられるだろう」と思う人がいるかもしれない。しかし鳥には鳥の事情があり
そういう人間の勝手な思い込みが、この不幸な事故を引き起こしているのだ。

飛来コースの障害はここだけではない。風力発電の風車も渡り鳥のコースに建てられている為
、それに巻き込まれる鳥たちの事故が起きている。人間はもっと自然界の実態を調査し、
影響が出ないことを慎重に検討した上で建設すべきと思った。

それからここはボランティアの支援で成り立っているのでせめてジュースでも勝って支援費に
当てて欲しいとの事だった。私達やその場にいた観光客の人達は心良くジュースを買い、
優雅に飛ぶ鶴が元気でいられるよう願った。


≪鶴見台≫



養老牛 エゾリス

2009年03月02日 | 北海道(網走 釧路 根室)
4時前には目が覚めて外を見たが、やはりシマフクロウの姿はどこにもなかった。
5時頃からを散歩の為外へ出ると、ちょうど10名位でバードウォッチングをしていて、
ガイドさんが「あの木にいるのはミヤマカケス」、「あの群れは○○マシコだよ」と
聞こえてきた。
(昨日部屋から見たあのオレンジ色の鳥は、ミヤマカケスって鳥か
この頃はまだ野鳥について殆ど知らなかったので、こんなに色々な野鳥が日本で見れる
とは思わず驚いた。

私達が朝食中、同じく鳥たちも窓の外の餌代で朝食を取っていた。
鳥よりも早く食べ終わらきゃと急いでお腹に詰め込み、窓の外をじっくり観察。
ミヤマカケスが5,6羽、他にはシメ、ゴジュウカラ、ヒガラ来ていたが、大体はデカい
ミヤマカケスに蹴散らされていた。
≪ミヤマカケス≫


団体さんもいなくなり、そろそろ引上げようとしたところ、私達以外に残っていた老夫婦の
おばあさんが「あれ?あの動いてるのは何かしら?」と指を差した。
最初はよく分からなかったが、子猫?ほどの大きさの生き物がかなり速いスピードで移動
している。動作からしてエゾリスらしい。あっという間に川の向こうの林の右側へ消えて
しまった。
私達は残念に思いながら、もう一度エゾリスが出てくれないかな。と願っていたら
部屋に戻ってから再びエゾリスを発見した。
しかもこっち側に向かって走ってきている!
急に止まったり走ったり、あっという間に木に登ったり飛び移ったりして、ホントに
予測不可能な動きでうまく撮れない。食堂からよく見える木の方へ移動して行ったので
すぐさま降りて、女将さんに話をすると女将さんもリスを見にきた。ちょうど食堂の前の
カシの木の一番下にいて穴蔵に入ろうとしていた。

女将さんの話しによれば、以前はこの餌代に鳥よりもよく来ていたのに道路ができてから
すっかり姿を見せなくなったそうだ。
この後宿のご主人とたまたま会って、シマフクロウが見れなくて残念だったからと、
シマフクロウのdvdを頂いた。
結局シマフクロウは見れなかったけど、最終日の出発前にエゾリスに会え、思わぬ
ご褒美を頂けて非常に嬉しい。心に残る旅となった。

≪エゾリス≫