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COCKPIT-19

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鶏眼(うおのめ)、胼胝(たこ)を知ってますか?

2020-07-27 12:57:22 | 健康・病気
難しい二つの漢字は、長い期間圧迫や刺激をを受けやすい足の裏などにできる「皮膚角化症」の通称。 「うおのめ」は魚の目を食べることが原因だという江戸時代の俗説から由来しており、「鶏眼」はドイツ語を直訳したもの。 「たこ」はかたくこったものを意味する「かたこ」の省略で、「胼胝」は古く中国の荘子の書の中に記載があると、某皮膚科院長が記述している。 これらは基本的に生体の防衛反応として起こるもので、病的なものではなく、ともに皮膚の下に骨を有する場合が多く、両者の違いはその骨の状態によるものと考えられている。 

「うおのめ」の場合は角化が上皮の奥に向かって成長するため、深くなるほど痛みが強くなり、僕の場合およそ1か月の頻度で歩行に支障をきたし、そのたびに皮膚科クリニックで治療を受けていた。 ドクターは足裏の固くなった部分を手の感触で探り当て、「優れモノの医療器具」で削り取るのだが、その数は両足で4~6個。 治療は5分程度で終わり医療費は1割負担の240円で済むのだが、辛いのは往復の時間と病院での待ち時間。 家を出てから帰宅するまで約2時間近くかかるので、いつも思うのは「優れモノさえ手に入れば自分で削れるのだが・・・」ということ。  

以前クローズするまでの長い間通院していたクリニックでは、通称「イボコロリ」と呼ぶ絆創膏を使っていた。 これはサルチル酸の角軟化溶解作用を利用した医薬品で、時間はかかるが角化部分を根元から取り除くので半年間は治療をせずに済む。
どちらの治療法を選ぶかはドクターの判断で決めているが、患者にも選択の機会を与えてもよいのではないかと思ったりする。 さてこの辺で本論に入ろうと思うが、最近憧れの「優れモノ」がネットで手に入ることを知り、詳細を調べてみると商品名が「タコの目カッター」、メーカーは「ドイツ・ゾーリンゲン」で価格は1550円 

ドイツのカミソリや包丁などの刃物製品は、戦前から世界的な評価が高く、とくにゾーリンゲンの名は僕が子供のころから記憶していたので、もしかしたらクリニックで使用してる製品も同じメーカーに違いない考え、すぐに発注した。 届いた現物を見ると、クリニックのものと基本的には変わらないが、サイズは二回りほど小さい。 カミソリの刃と同様のものをセットして、うおのめの盛り上がった部分に刃を当て、恐る恐る手前に引いてみたが、当て方が弱いせいか、粉状の削りカスが出るだけ。 何度か繰り返してるうちに解ったのは、かなり強く当てても深剃りで傷をつけないよう工夫されていること。 

この辺の安全構造がこのカッターのノウハウなのかもしれない。 とくに素人が使うことを考慮してクリニックのものより切り込みを若干浅くしてあり、その分削る回数は多くなるが削る量に変わりはなく、仕上がりにも差はない。 刃は両サイドが使え、新しいものに替えると切れ味が素晴らしくなる。 クリニックに行かなくなってもう2か月近くになり、足の裏に違和感を感じた段階ですぐにカッターを使うので、かって痛んでたこともすっかり忘れてしまった。 老いは続出する身体トラブルとの闘いだ、これからも知恵を絞ってしたたかに対処していきたいと思っている。




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