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織の記録

棉から綿へ

2023-09-02 12:52:05 | 手紡ぎ糸

時計回りに 白綿(洋)、赤綿、緑綿、茶綿です。

アオイ科に属する棉は、花はアオイに似ていて早朝咲いて夕方にはしおれています。

種は外気温が25℃を過ぎないと発芽しないので、

ゴールデンウィークを過ぎたころにまきます。

(移植を嫌うので、直接畑にまきます)

梅雨開けごろから、少しづつコットンボールが弾けて

猛暑の中で畑は収穫時を迎えます。

写真は 備中茶綿と言われている和綿です。

収穫は晩秋まで続きますが、

冷え込みが強くなってくるにつれてコットンボールの弾けが弱くなってきます。

 

外で少し乾燥させたのち、繊維と種を分ける「綿繰り」の作業を始めます。

余談ですが

ワタという文字は「棉」、「綿」の二つが使われます。

私はまだ大地に根を張って種を有している植物であるときを「棉」

茎からも種も外され繊維だけになったときから「綿」になると考えています。

木へんの「棉」と糸へんの「綿」

これから糸になって布等に生まれ変わる「棉」へ

敬意をこめてのこだわりです。

晩秋のころの棉

 

 

 

 

 



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