機織りをはじめた一時期 アブリルの糸に魅せられたころがありました。
問屋では手に入らない、凝った糸
それに伴うテキストは織り手の心をくすぐる物ばかりでした。
写真は13年ほど前に織ったリネン水撚りでシボを浮かせたストールです。
アヴリルの水撚り糸は、水の中に通した後に撚りをかけてつくられています。
織り上がってから洗いをかけ、揉んでやると揉めば揉むほど「しぼ」が立ってきます。
「”暮らすように織りを楽しむ” 著者 福井雅己」 から
織布は着尺、着物という先入観を持っていた私にとって、アヴリルの糸での体験は画期的でした。
しばらくはアヴリルの糸での作品続きました。
ただ、最近はすっかり足が遠のいていたのですが、「廃業」を知ったときは残念でした。
水撚りの糸を自分で作ることは難しいですが、
強撚糸は紡ぎ車や卓上管巻き(ボビンワインダー)を使って作ることができます。
夏のストール 参照