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読書の梅雨

2015-07-10 16:59:58 | 日記
こんにちは。
前回の投稿からまた一か月も空いてしまい、
今や梅雨の真っ最中の7月です。

外にあまり出る気がしないこの時期、家で読書をする方も多いのではないかと
思い、本について投稿をしようと思います。

一般的に読書といえば「読書の秋」であり、間違っても「読書の夏」とはならないのですが、
個人的には、前述の理由から梅雨の時期は、実はなかなか読書に適した季節なのではないかと思っています。
そういう意味もあって、今回の題名は「読書の梅雨」にしてみました。

プロフィールにもある通り、私は司馬遼太郎さんの本が大好きで、中学生の頃から、司馬さんの本のファンであります。
中でも「峠」や「坂の上の雲」などは本当に面白いと思います。

「坂の上の雲」は数年前にNHKでドラマ化され、非常に好評だったこともあって、
司馬さんの作品を読んだことがなくても知っている方も多いのではないでしょうか。

一方、「峠」については個人的には大河ドラマの題材になってもいいのではないかと思う程、面白い本です。

幕末の長岡藩の河合継之助という人物の話なのですが、正直、私はこの本を読むまで河合継之助のことは知りませんでした。
幕末といえば、今年の大河の題材になっている長州、あるいは薩摩、会津、という大藩のことは
よく描かれますが、長岡藩等の小藩の動きというのはさほど描かれません。

ただ、あの幕末の激動の中で小藩ながらももがき続けた長岡藩と、
その激流の中、倒幕、佐幕、どちらにもつかず、中立という立場を決め込んだ河合継之助という人物がいた、
ということを知ることは少なからず、意味のあることだと思います。

その河合継之助の決断により、その後の長岡藩は大変な苦労を強いられ、
地元では河合継之助のことを良く思わない方もたくさんいるそうです。
その辺りも大河ドラマ等の題材になりにくい一つの要因になっているのではないかとも思われますが。

この「峠」もそうですが、司馬さんの文体は全般的に非常に固いといいますか、
はっきりと言って、慣れてない方には非常に読みにくいです。
ただ、この固さも司馬さんの本を何冊か読んでいくと、和らいできて、むしろ非常に読みやすくなってくると思います。

機会があったら是非読んでみてください。


司馬さんの文体が固くてどうしても読みにくいという方は、浅田次郎さんの本を強くおすすめします。
浅田さんは現代ものも多数書いてらっしゃるので、歴史ものも非常に読みやすい文体で書いてます。
浅田さんの「蒼穹の昴」という本があって、これもものすごく面白いです。
中国は清朝時代、西太后を中心とした時代を舞台に壮大なスケールで描かれております。
面白さを語り始めると終わらなくなってしまうので、この続きはまたの機会に書かせて頂こうと思います。

長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。