お休み前のBLOG。

息抜きの海外旅行にも行けず、特急ひたちで東京と浜通りを行き来する平凡な日々を描くブログです。

田舎町にて

2005-02-19 | ソウルな日々
 まずは中心街に向かうが、郡庁があるといっても小さな漁師町、30分も歩けば町外れだ。ロンリープラネットには「何もない街」と書かれているぐらい。載っているだけ偉い。
 歩いていくと小学校があり、その傍らに公共図書館が。何か当時のヒントはないかと思い、図書館に入る。母が生まれたのは、日本人学校の敷地内にあった、校長官舎なのだ。「郡史」はあるが、どうやら日本領時代のことはあまり書かれていないようだ。ここの小学校の敷地なのだろうか?母や祖母は当時の住所を「江原道●●郡●●面邑内里」と言っていたが、いまは慶尚北道に編入されている。それにそこらじゅうが邑内里なのだ。●●南部初等学校を過ぎると、川があり、いよいよ中心街だ。ここには中等学校と郡庁がある。こっちかもしれないなぁ。写真を撮っておく。

 

 市場があるのでそちらにも寄ってみる。野菜や山菜に混じって、魚が多く売られている。店の軒先にたこが干してあったりする。祖母や母姉妹が酒も飲めないのに珍味が好きだったり、蟹が好きだったりするのがわかるような気がする。当時はものすごく安かったそうだ。

 

 市場を見終わったあと、公園へ。結局、母の生まれた場所まではわからなかったが、戦前にこんなところ(と言っては今住んでいる人に失礼だが)まで、祖父が足跡を残していたことが良くわかった。昔の日本人のほうが、よっぽどグローバルだったかもしれない。父方の祖母は満州生まれらしいし。



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