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〓★猫舌番外地★〓

主に自分用の備忘録=【私が気になること】だけを記録しています。

呆れて言葉も出ないニュース

2011年08月05日 00時08分01秒 | スクラップブック




中日新聞記事

東海テレビが不適切テロップ 岩手産米の当選者に「セシウムさん」
2011年8月4日 23時57分
 東海テレビ放送は4日、午前中に生放送した情報番組「ぴーかんテレビ」で視聴者にプレゼントする「岩手県産ひとめぼれ」の当選者を「怪しいお米 セシウムさん」などと不適切に表記したテロップを放送したと発表した。
番組は愛知、岐阜、三重の3県で放送された。
 同社によると、3人分の当選者欄に「怪しいお米 セシウムさん」、「汚染されたお米 セシウムさん」と記載したコンピューターグラフィックス(CG)のテロップが午前11時3分35秒から23秒間誤って放送された。
番組中に謝罪したが、同日午後6時までに約300件の苦情や問い合わせが同局に寄せられた。
 テロップは、外部スタッフの50代男性が作製。
キャスターが当選者の氏名や住所をペンで書き込むボードの元データを作成した後、コンピューター上で不適切な文言を書き込んだ。
このデータが放送用の機材に残っており、通販コーナーの途中に男性の操作ミスで映像が差し替わったという。
男性が問題のテロップを作った経緯やミスの原因を調査している。
 東海テレビは「番組のプロデューサー、ディレクターのチェック、管理体制が甘かった。福島県をはじめ原発事故による被害を受けた方々や岩手県の農業、畜産業に携わる方々にご迷惑をおかけし、視聴者に大変不快な思いを抱かせた。深くおわびする」とのコメントを出した。



RBB TODAY記事

東海テレビ、「ぴーかんテレビ」を休止!改めて検証番組
2011年8月7日(日) 23時32分
 東海テレビ放送は4日放送の「ぴーかんテレビ」において、岩手県産ひとめぼれ10kg当選者として「怪しいお米」「汚染されたお米」「セシウムさん」等の不適切な表現が表示された字幕テロップを放送した件について、改めてお詫びを掲載している。
 同社では、5日(金)午前10時に岩手県庁、全国農業協同組合連合会岩手県本部に、同社のコンプライアンス担当常務取締役・祖父江氏が訪問し、直接お詫びし事情を説明。
また、社長の浅野氏が、5日18時36分から約15分間放送された特番の中でお詫びした。
 サイトでは、なぜ今回の事態が起きたかについて経緯を説明ている。
それによると、問題のテロップはCG制作担当者が「ふざけた気持ち」で作成。放送前日にテロップ画面をタイムキーパーが確認し、その場で訂正を依頼したが、CG制作担当者はそれを訂正の依頼と認識せず、そのまま放置。
放送当日にタイムキーパーが問題のテロップを再度確認して訂正を依頼したが、CG制作担当者はこの時点でも「訂正の依頼と認識せず」放置したという。
同社では「訂正」を巡るスタッフ間の理解に食い違いがあり、ディレクターにも問題のテロップの存在が伝わらなかったことで、チェック機能が働かなかったとしている。
 また、そのテロップが何故23秒間も流れてしまったかについては、次のように説明。
不謹慎なテロップがでたのは通販コーナーのVTR O.A中だったが、スタッフはその後に予定されていたスタジオコーナーのリハーサルを行っていた、不謹慎なテロップが画面に出た際、制作スタッフは放送画面ではなくリハーサル用の画面を見ながら作業をしていたため、放送画面のチェックが遅れ、その後慌ててテロップを外したなどとしている。
 今後は、「ぴーかんテレビ」は当面放送を休止。後日、改めて検証番組を放送する予定としている。



日刊サイゾー記事

「セシウムさん」はまだ甘い? テレビ局で横行する「悪質ダミーテロップ遊び」の現実
 東海テレビの不適切テロップ問題に対する抗議の輪が広がる一方だ。
同局に寄せられた抗議の電話とメールは既に計1万件を突破。
農林中央金庫、ミキハウス、フジパンらが番組やCM提供を取りやめるなど、スポンサーが次々と降板している。
 問題が起こったのは4日放送の情報番組『ぴーかんテレビ』で、岩手県産米のプレゼント当選者を「怪しいお米 セシウムさん」とするテロップが20秒以上に渡って流れた。
これは「当選者が決定される前に作成したリハーサル用のダミーテロップが、操作ミスで送出された」(東海テレビ)もので、番組中に慌てて出演者が謝罪。
東海テレビは翌日から同番組の放送を休止したが、東北の被災者を馬鹿にするようなひどい内容に視聴者の怒りは収まっていない。
 ただ、一方では「いつか問題になると思っていた」という声が東海テレビのみならず、民放各局の制作スタッフから聞こえている。
「ダミーのテロップはどこでも制作していますが、画面に映ることはない前提なのでふざけた内容で作ることが多い。先日、ウチの局でも菅直人首相の出すコメントを前もってテロップにしたとき、セリフの欄に"日本は韓国にあげます。まずは孫社長に"なんて書いたものがありました。もし間違って放送されていたら、少なくともソフトバンクはCM撤退したでしょう」(在京キー局関係者)
 別の局のディレクターも「先月、視聴者プレゼントの商品欄に"核燃料棒チーズ味"と書かれたテロップを見た」と話す。
 悪質な内容のダミーテロップは東海テレビだけでなく、民放各局に横行しているようだ。
同ディレクターはその背景を「テロップを作るスタッフが毎日同じ作業の繰り返しで退屈している。ダミーテロップにジョークを書いて周囲の笑いをとるうちに、調子に乗ってしまう」と語ったが、とても他の業種では考えられないようなテレビ界のモラルの低さではある。
「正直、テレビのスタッフというのは下請けや関連業者など人の出入りが多く、局内で財布が盗まれただの便所の落書きがひどいだのと民度が低いところがある」と同ディレクター。
 東海テレビの関係者によると「今回、テロップを作成した者と、画面を間違って切り替えた者、あとは現場の責任者が厳しく処分されることになる」というが、一方で現場からは「関与しているのは大半が下請けの人間なので、トカゲの尻尾切りで終わるのがこの業界の通例」という声もある。
 この騒動が続くうちはダミーテロップに悪質な文言を書くスタッフもいないだろうが、だからといってテレビ業界のモラルが急に高まるわけもなく「いずれはまた元のふざけた雰囲気に戻ると思う」と前出ディレクターは話している。
(文=鈴木雅久)

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